面白かった〜。
ピエールがとっても魅力的に描かれていて、惚れそうになった。
荒くれたち傭兵を率いていく魅力あるカリスマ性。
その行動力と大胆な決断力。
「ついていくぜ!シェフ!!(団長のこと)」と、皆に慕われるのもうなづける。
それなのに、女にはちょっとだらしないあたりが物語をますます面白いものにしているだろう。
個人的にはもっと、ストイックな方が好きだけど・・。
傭兵部隊の個人個人や、関わった女性たちもみんなリアリティ豊かに描かれていて、好感を持てた。
特にストーリーでも大きなヤマとなるのが、弟分のジャンとのくだり。
ピエールを兄と慕うジャンとの絡みは、時にはほろりとさせられた。私が一番好きな部分だ。
なんとなく、「プライベート・ライアン」のミラー大尉を彷彿とさせられたけど、こちらは部下を思うほかにも、自分が今まで人を殺してきた事を悔いる気持ち「おのれの罪に胸いためる」様が良い。
肝心のジャンヌだけど、割りと陰が薄かったかな?
でも、新説ジャンヌ・ダルク・・という感じの斬新な結末で、ビックリさせられた。
この本は、PAGEONE の管理人ラムちゃんから貸していただきました。ありがとう^^
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