泣ける本たち

ハプスブルグの宝剣
  藤本ひとみ
BOOKのページでも紹介した藤本さんの一番好きな本です。 マリー・アントワネットの両親の時代に、ドイツで生きるユダヤ青年の物語。 この作品からは当時からいかにユダヤ人が迫害されていたかがうかがわれます。 たとえば道ひとつ歩こうにも、普通のところは歩けないのです。 うまが交通手段であったから、馬糞が落ちていたりするどろどろの道路しか 歩けなかったのだそうです。普通のドイツ人たちは汚れないように今で言う 歩道のようなところあってそこを歩いたみたいです。 冒険あり、野心あり恋愛あり家族愛あり宗教心ありと、盛り込まれている中で 私が一番心打たれたのは、アントワネットの父に当たるフランツと、主人公エドアルドとの 友情です。歴史ものが好きな人には是非おすすめ!
アルジャーノンに花束を
  ダニエル・キイス
泣ける一冊を選んでもらったら上位に入ること間違いなしの傑作。 とにかく読んでって。。。。。。まだの人!!!(笑) 最後にこのタイトルの意味がわかるころ、きっと涙がほほをぬらすでしょう。 映画にもなったらしいんだけど、VIDEOはみてないです。どうかな? 見たことあるひと、感想かきこして下さい。

  村山由佳
アメリカの広大な大地を舞台に、繰り広げられる人間模様。 パンチと言う名前の犬が出てくるのですが、その名前を聞いただけで 涙が出そうになるほど、人と犬のかかわりが大きく位置をしめてるお話です。 読み終わったらきっと、生きることに前向きになろう!!と言う気持ちが起きてくるはずです。 読んでそんはない一冊!!
赤毛のアン
  モンゴメリ
あまりにも有名な名作ですが、アンと、マシュウの愛情に涙。 と言うことでここに書いて見ました。 アンには続編がたくさんあるのですが、一番最後の「アンの娘リラ」では 背景に第一次世界大戦があるために、哀しい場面も出てきます。 このときも犬がキーワードの涙がありますよね。 アンをめぐる人たちという本の中でも、泣ける話があるので アンシリーズの中のこの一冊!と言うわけには行かないので、 読んでない人、是非一度読んでみましょう!
アンクルトムの小屋
  ストウ夫人
南北戦争前の奴隷制度が廃止される前のお話ですね。 苛酷な労働に耐え切れず奴隷として連れてこられたアフリカ人たちは 皆40歳まで生きられなかったとか。 このはなしはわたしが10歳か、9歳のころ読んで初めて泣いた物語です。 テレビで、みなしごハッチを見て泣いたことはあっても(歳がばれる!!) 本を読んで泣いたのはこれが初めてだったと思います。