子とともに


●○●はじめに●○●

●赤毛のアン●
 L・M・モンゴメリ
 ポプラ社文庫
アンのマシンガントークに娘も大笑い!とっても楽しみながら読むことができる。
このポプラ社文庫は原作と比べても、うまく子供向けにエピソードも選んであり、短くしてありつつ魅力は充分伝わってきて、子供向けにはオススメだと思う。
マシュウが死ぬところから後は、涙無くしては読めず、泣きながら読んだのだが、娘もマシュウの死の場面では泣いていた。
一度は読んで欲しい本のひとつ。まだの方は読まれてはいかが?
●赤いろうそくと人魚●
 小川未明
人間の住む世界にあこがれて、我が子を人間に託した人魚。
託された子どもは最初のうちこそ幸せに暮らしたけれど、人間のエゴのために悲しい思いをする。
寂しいお話だなぁと思います。
子供のころは怖かったけど、日本語の表現が美しくって、ぜひともこどもに読んで聞かせたかった。
人を信じてくれたのに、裏切られた人魚の親子がかわいそう。
●ふたりのロッテ●
 ケストナー
 岩波少年文庫
夏休みの林間学校(のような所)で、そうとは知らずに出会った双子の二人が、休みが終わり家に帰るとき、入れ替わる…と言う話。
岩波少年文庫のものを読んだのだけど、ちょっと訳が読みづらかった。自分で文字を追いながら読むのと、耳で物語を聞くだけなのでは、向き不向きがあるように思う。
物語は面白いです。まだ未読の方はオススメ。
●若草物語●
 オルコット
 ポプラ社
原作はかなり長いもの。
子供向けにはしょう紅熱で臥せっていたベスが治って、両親が戦地から帰ってくるところで終わっている。ベスが病床で母親を恋う場面は涙無くしては読めません!!
我が家では長女は長女メグに、末っ子は末っ子エイミーに肩入れして読みました。
この二人のケンカの部分はひょっとして、一番盛り上がる??(笑)ケンカの場面なら、臨場感たっぷりに読んで聞かせるよ!
ちなみに、姉妹の名前を娘が把握できるようになるまで、何日もかかりました。たった4人なのに、ニックネームが違っていたりして混乱したみたい…。やれやれ。

ちなみに、冒頭「南北戦争」の記述があるけど私はこれで南北戦争とリンカーンを知りました。「ベルばら」もそうだけど、取っ掛かりって大切だよね。
●家なき子●
 エクトール マロ
 偕成社
少年レミが、旅芸人の親方と共に旅暮らし。その中で苦難を乗り越えて母親に出会うまで。
「世界少年少女文学全集」系では定番ですが、大人も楽しめる内容。
ともかく、レミと親方の関係がよい。親方の人物像が、物語の鍵を握りますな。旅の一座が動物たちなのだが、ヘタな人間よりもよほどかわいくて愛しい。これも見もの!

ちなみに、むすめは毎回毎回、登場人物たちの名前をいちいち確認しないとならなかった。カタカナ苦手なの…。読み終わったときの一言…「主人公の名前って何やった?」。母→「がくっ…!」
●トム・ソーヤーの冒険●
 マーク・トゥエイン
 偕成社
主人公のペンネームは「水深二ひろ」という意味だとか聞いたことがある。
子供の気持ちを知ってる人だよね。とにかく冒険が楽しい。
インジャン・ジョーとの対決は手に汗握りますよ。
●小公女●
 バーネット
 偕成社
お金持ちだったセーラが父の死と共に貧乏のどん底になりますが、それでも、気の持ちようによっては、気高くいられるのだと頑張る話。
今読むと、セーラがまたお金持ちに戻った時に、女中のベッキーをどうして「友達」としてではなく「女中」として扱うのか?(たとえ大事にしているにしても、使用人は使用人のままなのよ)。私がセーラだったら女中として引き取るのではなく、友達、あるいは姉妹として引き取り同じ境遇に置くと思う。だって、めっちゃくちゃお金持ちなんだもん。それぐらい何でも無いことなのに。

ちなみに、ベッキーって名前は、かなり多く登場。「トムソーヤー」でも、トムのGFがベッキーだし。
●小さい魔女●
 プロイスラー
 
小さい魔女は127歳。ワルプルギスの夜(魔女のおまつり)に自分も出席したいがために「良い魔女」になろうと、カラスのアブラクサスと一緒に頑張る。困ってる人たちを見たら、アイデアを出して助けるのだ。
この本は、長男長女にも読んでやりました。私自身が大好きなお話なので。
今読んでもちっとも古臭く感じない!イラストもオシャレでかわいくって楽しい!!
誰でも一度は魔女になりたいって思うのではないでしょうか?そんな気持ちをますます膨らませるような、小さい魔女の冒険を皆さんもぜひ読んでみてください。
●くもの糸●
 芥川龍之介
極楽の蓮池から地獄を眺めていたお釈迦様が、カンダタを見つける。極悪非道のはてに地獄に落ちたこの男が、生前たった一度行った「良い事」を思い出し、お釈迦様は助ける事に…。
短いし、結構ハラハラして読み聞かせには向いています。
説教臭いけどね(笑)。たまには説教も良いと思うので。文豪作品だし。
うちの本では同時収録に「杜子春」「3人のどろぼう」含む。
「鼻」も面白いよね。
●モモ●
 ミヒャエル・エンデ
 岩波書店 
モモは不思議な女の子、モモは何も言わないけれど、人はモモに何かを話すうちにそれだけで解決したり癒されたりする。
そんなモモが時間どろぼうに盗まれた時間を取り戻すお話し。
これは、長男と長女が小学生の時読みました。とっても長いので時間がかかったけれど、子供たちも、そして私自身もすごく楽しめた。オススメです。
●魔法のカクテル●
 ミヒャエル・エンデ
 岩波書店 
●岩窟王●
 
●ヘレン・ケラー●
 
●秘密の花園●
 
●リア王●
 
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