私の耳はでかい。 あまつさえ、顔の横に垂直に立っている。 横に張り出していると言ったら分かっていただけるだろうか? 人生の半分(以上?)を生きてきた今、ようやく 「この耳が私の耳」「これがなかったら私ではない」と、いとおしく思えるようになってきたが、若かりしころは、このでかい耳をとっても持て余したものだ。 さて、耳が大きくて、張り出していると、いったいどんな点が良かったり悪かったりするのか、ちょっとご説明したいと思う。 え?聞きたくないって? そんなつれないことをおっしゃらずに、お付き合いくだされ^^ まずは、長所から・・。 長所その1! 私は耳がよい。いわゆる地獄耳だ。人よりも救急車の音とかが速く聞こえる。 これを長所と言うなら・・だけど・・。(中には「そんなの大して長所じゃないやい!」と思われる方もいらっしゃるかも知れないが) 聞こえにくい時、人はよく、手を耳の後ろにかざすしぐさをするよね。 あれはやはり、音を良く拾うようにということだと思うのだけど、私の場合、わざわざ手をかざさなくても、最初から大きな耳たぶに、性能の良い収音作用があると言えるのではないだろうか? さて、長所その2! ・・・・ん? ・・・・・・・・ ・・・・・ん〜〜・・・・・・(汗!!) ・・長所はこれぐらいにして・・・・っと・・・(どうやらこれっきりらしい・・)次は短所に行ってみたいと思う。(はやっ!!) 短所その1 まずは「痛い」ということ。 @寒い時期になると、風が耳にかかると痛くなる事は、誰しもあるのではないだろうか? え?ひょっとしてあんまり感じなかったりする? 話逸れるけど、からーいモノを食べると、耳の中って痒くならない? これ、私だけ? たまにこういう感覚が、他の人と違う事ってあるように思う今日この頃・・・。 で、話を元に戻して・・。 私の場合、耳が大きいだけ、風の冷たさを食らう面積も大きいわけで、その分早く痛くなるのだ。と信じている。 Aこれは「大きい」からというより「立っている」からこその痛みなのだが 長電話で耳が痛くなるのだ。 受話器を耳に押し付けていると、耳を無理に倒してしまう事になるのだ。 それが、長い間になると耳がつれて痛くなるのだ。 まぁ30分もしゃべると、痛みが出てくるだろうか。 1時間2時間ともなると、その痛みは相当なものだ。 私はそんなにしゃべったりしませんが・・・(信じて?) Bこれも「立っている」故の痛み。 横向きに寝ると、枕に耳を押し付ける事になり、痛い。 耳を後ろ側へ倒して寝てしまうが、長い間そうして寝ていると、耳が痛くなる。 そこで、耳を前側へ倒すのだが、これを私は「耳餃子」と呼んでいる。 前に倒れた耳が、耳の穴をふさぐ形になったまま、たまにくっついてしまう事があるんだけど、それがちょっと餃子に似ているからこういう風に、友達がネーミングしてくれたのだ。あぁ、ありがたい。 さて、「痛い」に続く次の悩みこそは、この私を四半世紀以上にわたって悩ませてきた事なのだが、それはやはり「見栄えが悪い」と言うことに尽きる。(お仲間の方いらっしゃったらごめんね) しかし、あまりにも長くなるので、この続きはまた次回に続くと言う事で・・・。 乞うご期待!!なのである。 え?聞きたくないって? そんなつれないことをおっしゃらずに、お付き合いくだされ^^(笑) ちなみにこのイラストは、妹が描いてくれた日記用のイラストだが、「耳隠しています」と言う風情がこのテーマにぴったりとマッチしているようなので、使わせてもらっている。 ちなみにイラストのテーマ自体は「想い」だそうだけど・・・。
****続・耳に寄せて****
さて、今日はなぜ耳が大きいと見栄えが悪い・・・と私が思っているか、それからご説明したい・・・と思ったんだけど、まずはちょっと本や映画で見た「世界の耳観」?を書いてみたいと思う。 まずは、本。 たとえば「赤毛のアン」 アンがはじめて赤ちゃんを産むシーンの事。 アンの家にはスーザン・ベイカーという、女中さんが住んでいる。 彼女が生まれた赤ちゃんを見て、褒め称えるのだけど、その言葉の中に「耳がぴたりと頭に張り付いて」と言うのがあった。 そうか、カナダでは耳が横に張り出していると、みっともないのか・・と、衝撃を受けた覚えがある。 次にあげたいのは、映画「インデペンデンスデイ」 主人公のウィル・スミスが恋人に「ダンボちゃん」と呼ばれるシーンがある。 ウィル・スミスの耳は確かに横に張り出している。 しかーし、さほど「大きい」とは思えない。まぁ、バランスから言って目立つのかも知れないけど。 それで「ダンボ」と、からかわれなければならないとは、アメリカで生きていくのも楽じゃないかもしれない。 ダンボと言えば大きな耳ゆえに、他の象たちから苛められるし、同じくディズニーアニメの「イカボード先生と首なし騎士」では、イカボード先生は映画版のジョニデとは似ても似つかぬブ男なのだが、そのブ男の条件の一つに「大きな耳」がある。 このように、私は「耳」と聞くと耳をそば立てずに入られない。 今でもテレビを見ていて、ちょっと目立つ耳の人物は、さっと目をつけて「みて!この人、耳が大きい!!」などと、指摘しては家族を辟易させている。 不思議な事に、私以外の家人は、人の耳が立っていようと寝ていようと、ぜーんぜん気にならず、私が指摘するまで、気が付かないらしいのだ。 わたしも何もわざと耳をじっと見るわけじゃないのだよ。 耳のほうから私の目に飛び込んで来るのだ。 仕方ない事なのだ。 ちなみに芸能人でも、耳が大きくたっている人がいる。 今は佐藤藍子(以下敬称略ごめん)などが、突出した存在だろう。 昔は松本伊予だった。 伊予ちゃんも実は耳には悩んでいたらしい。 着物のグラビア撮りの時には、両面テープで耳を後ろ側に貼り付けたと言うのだ。 これは、「ぴったしカンカン」と言うクイズで知ったのだが、これを、しつこくしつこく覚えているあたり、私の耳へのコンプレックスがいかに強いか、分かっていただく物差しになるのではないだろうか? |