TEDUKA MANGA MUSEUM
REPORT

2004/8/5 THU



                              

**mokuji**











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前日まで

去年は、子どもの受験もあったので家族旅行どころの話でなかった夏やすみ。
今年はどこかに行きたいなー…と、思っていた。
候補は、多少あったけど、この漫画↓

がきっかけで、長女もんぶらんと2人で
「手塚治虫記念館に行こう!!」と盛り上がってしまった。
いちごはついて来るかな?と、心配だったけど、「行く行く♪」と、大乗り気。
かくして(父親抜きの)女三人、手塚ランドへの夢の旅決行!!

そして、できれば関西方面のお友達にも会いたいな〜…
なんて思って、あざとく水を向けたら
優しいお友達は「行きましょう!」と、乗ってくださり、プチオフの嬉しいおまけ付きとなった。
この詳細は後ほど…(笑)

しかし!台風11号が接近していて、寝るころにはすっごい雨と風!!
明日、だいじょうぶかな〜〜〜…
心配で眠れないわ〜…

…ごごごぉぉ〜(←私のいびき)


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当日

昨日と同じ、台風の影響は残ってて…
だけど、行くもんね!
子どもたちも自発的に起きてきて(こういうときだけね(爆))6時過ぎに家を出た。
雨も風も強い!
駅についたら、そこで当日の切符を買う。
前もって買ってないあたり…たはは^^;
どこまで買えばよいのかさえ、しっかり決めてないあたり…たはははは…
新大阪?
大阪?
宝塚?
ま、その場で「宝塚でいいか〜」って感じで決めました。
決断力を誉めて〜〜♪(あほ)

名古屋駅からは、こだまに乗ると決めていた。自由席でも座れそうだったから。
果たして7時14分発のこだまに座って、朝ご飯のサンドイッチなど♪
 いちご、この時点ですでに大喜び
        ↓
8時44分の宝塚行きの「普通」(新三田方面)
 通勤時間なので、女性専門車両と言うのに乗ってみた。
 いちお、女性ですから…3人とも(笑)
        ↓
大阪で殆どの人が降りたので、車内はガラ空き。
快適に宝塚まで行けた。
宝塚で降りたが、そこからどう行くのかわからない。
ふらふら歩いて、その辺の人に道をきいたりして、ようやく到着。
なんちゅう頼りなさ…(苦笑)
このとき、9時40分ぐらいだったろうか?
玄関に入るまでに、キャラたちの足跡や、モニュメントたちがお出迎え。
 

↑あこがれのブラック・ジャックとツーショット♪と大好きなどろろと百鬼丸の手形足型。

館内に入ると、手塚治虫先生の息吹がそこかしこに…


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記念館レポ

記念館の詳しい事は、このサイトの「記念館ツアー」というボタンをクリックしてきだされ。 とっても、綺麗に魔とまってます(あたりまえか)

ここでは、わたしが特に感じた事を書いていきたいと思うので、お付き合いの程をよろしく♪

「宝塚市立手塚治虫記念館ツアー」 にも書いてあるけど、中に入ると大きなサファイアの顔が床一面に描いてあり、天井を見るとアトムたちが、そして、そこかしこに懐かしくて愛しい手塚キャラたちがいて、出迎えてくれる。


オルゴール調の「リボンの騎士」のテーマなどが懐かしくて嬉しくて、私は「やっと来たよ!みんな!」と言う気持ちだった。
手塚先生の子供のころの絵や、思い出の品々が「火の鳥・未来編」で人造生物が入っていたカプセルに入ってる。
それらを見ていて、じわーんと涙が浮かんでくるのだった。

そして、ミニシアターで15分ほどの短編アニメの上映があったので、即、見る事に。
このアニメは、セリフがなく映像と音楽だけでストーリー展開していく。
イジメられっ子で、内向的なオサム少年が、夢の中で「オサムシ」に出会い、漫画のヒントを得て、それまでには描き得なかった人の心を掴む漫画を描くようになるというストーリーだ。
映像の美しさと、オサム少年の心理描写が見事に描かれていて、すごく感動的だった。
戦時中の子供時代、言論の自由はなかっただろうし、漫画などを描いていてはきっと責められただろう。でも、さいごに「きっとみんなが自由に漫画を楽しめる平和な時代が来る。でも、その平和は人間にとっての平和だ。全ての生き物がみんな平和になるような世界を作らなければならない」というメッセージに心打たれた。
子どもが呆れるぐらい泣いてしまった(苦笑)

わたしが一番感動したのは、なんと言っても「直筆の原稿」
ここにはたくさんの原稿が展示してあり、いつまで見ても飽きる事がなかった。
私の持っている本の原稿もあり、感無量。 これを手塚先生が描いたんだ!と思うと、いつまでも見つめていたかった。


生原稿の迫力は違う!
ああ、実際には、ここはベタベタとホワイトが塗りたくってあるのだな…
ここは、失敗したから切り取って別の原稿を切り貼りしてあるんだな…
などなど…。



そして手塚先生のカラー原稿は最高!
カラー原稿をはじめてみたのは、高校のとき、とある本屋さんが手塚治虫展を開催して、見に行った時、その生原稿の美しさに心奪われたのだ。
今回は、そのときのカラー原稿は残念ながら展示されていなかった。
というか、カラー原稿は少なかった。
ちょっと…すごく、残念。
もっともっと生原稿が見たかった。

子どもたちは、漫画をよんだり、ビデオやパソコンゲームで遊んだりしたが、いちごは地下階のアニメ工房でのアニメ体験にはまってしまい、3回もさせてもらっていた。



私も一度した。
たった2枚の絵だけど、ちゃんと動くのだ。面白かった。

そして、写真をとるのを忘れたけど、小さなアトムの人形を使って、コマ撮りでデジカメで写した絵をつなげて作る「映画もどき」の製作も体験した。
20コマぐらいの写真を写すのだ。
出来上がってみれば、ぎこちないながらもちゃんとアトムが動いてる!!
面白い!!これも、いちごは3回させてもらった(笑)

そして、いつの間にか閉館の5時になってしまった。
ほぼ、丸一日、手塚治虫記念館の中にいた!!
ところが、この、手塚治虫記念館というやつは!!
あろうことか「飲食禁止」!!!
そう、こだまの中でサンドイッチを食べてからわたしたちはお昼ご飯も食べずにずっと、館内にいたのだ。
これはどう言うことだ!
何にも飲まず食わずで7時間いろと言うのですか!!
…って、いろと強制されてる訳ではないけどね(苦笑)
ともかく、おなか空いたよ〜…。

見てこれ、閉館になったのでステンドグラスの照明が落ちちゃったの。
なんせ、宝塚市立なので、お役所仕事だもんね(笑)

じつは、ほぼ開館時間から閉館時間まで、ずっといたのに、私は物足りなかった。
もんぶらんもそれは思ったようで、ふたりで「また来たいね!」と、つぶやきあったのであった。


  

1、アトムといちご 2、いちごinカプセル(エレベーター) 3、チンクといちご


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プチオフ

今回は、先ほど書いたように、やさしいお友達が乗ってくださって、おふたりのかたとプチオフする事ができた。
ひとりはmocoちゃん、2回目です。
前回はmocoちゃんが我が県に来てくださったので、つぎは是非とも関西方面に私が行く!と言っていたんだけど、今回その約束を果たす事ができた。
一年ぶりの再会だったけど、前回お会いしてから、やはりずっとネットを通してやり取りさせていただいたが、一度じかにお会いした事によりそれまで以上の親近感を持って、この一年お付き合いさせていただいた。
なので、一年ぶりといっても、とっても身近な、親しみやすいmocoちゃんなのだった。
みぃちゃんを連れてきてくださったんだけど、(小さいお子さん連れということで、とってもタイヘンだったご様子、そこまでしてきてくださってありがとう〜〜。詳細はmocoちゃんの日記でどうぞ♪)みぃちゃんはすっごく大きくなっていた!
あたりまえだけどね…。
でも、前回はおしゃべりも殆どしなかったし、バギーだった。
今回は「こんにちは」とか「みぃちゃんの」とか「かずくんの」とか「おねえちゃん」とかたくさんお話してくれて…。
何よりも可愛かったのは、ウィンクだ(笑)
カメラを向けると、すかさずウィンクをしてくれるのだ!
なんてサービス精神が旺盛でかわいいの〜〜♪
一方私たちは、本の話しをたくさんした。
漫画の話、こんど貸していただく本の話、最近読んだ本の話…。
こういう話は尽きる事がないのだ。
後で思うと、もっとあんな事もこんな事も話したかった…なんて思う。
お別れの時間は寂しかったよ。
今度いつまた会えるかわからないもんね。
何度も何度も振り返って「ばいばい」と手を振ってくれるみぃちゃんが(もちろんmocoちゃんも(笑))目に焼きついてはなれない。
その後も、じつはmoco親子は大変な道のりだったらしいが、それはまたみぃちゃんの日記を参照にどうぞ♪
わざわざ、お付き合いいただいてありがとう。mocoちゃんと実佳ちゃん。またお会いできる日を楽しみにしています♪

もう一方は、翔ママさんとその息子ちゃんのしょぼちゃん。
午前中はご自分の用事があったにも関わらず、それが済んで大急ぎで駆けつけてくださったのだ。
しょぼちゃんは、午前中からママにお付き合い…きっと疲れていただろうね。
来てくれてありがとう♪
翔ママさんともずっとネットを通してお話させていただいていて、写真の交換もしていたので、初めてお会いした気がしなかった。
着いたよ(記念館に)という、メールも前触れもなく、翔ママさんとしょぼちゃんは目の前にイキナリ現れた!
でも、すぐにわかった。
あ、翔ママさんとしょぼちゃんだ♪って。
写真のまんまの、かわいい親子連れが目の前でにっこり笑ってるんだもん!
しょぼちゃんってきっと、将来ハンサムになりそうな整った顔立ち♪
いい男指数高いかもよ〜〜♪(笑)
初めてお話するなんて、嘘のように親しげにお話できた。
しょぼちゃんは、記念館は初めてではなかったので「クイズしたい」とか、やりたい事がわかってて、いちごといっしょにテレビ画面でゲームやクイズやビデオを楽しんでいた。
その間、わたしたち親のほうはネットのことや畑の事(笑)など、話に花咲かせた。
そうするうちに、閉館の時間となった。
わたしは、調べたページがちょっと古かったので、今年から夏休みも5時閉館というのを知らなかった。
去年までは夏休み中は、8時閉館だったらしいのだ。
ちょっとショックであった。
もうちょっといるつもりだったので(マジ?)

そこで、翔ママさんと名残惜しかったが記念館に別れを告げた。
外で記念撮影などして、(しょぼちゃんは写真に写りたがらないの。そういう年頃なんだね。それもかわいいね♪)来る時はわけがわからずに変な道を通ってきたけど、帰りは翔ママさんの案内で「花の道」というのを通って帰ることができた。
その名のとおりなかなかしゃれた道だった。
ご飯をどうしても、宝塚で食べたくて(おなか減っていた)食べる所を教えていただいてそこでお別れ。
本当にどうもありがとう!!
いつの日かまたお会いできるのを楽しみにしています♪

ということで、プチオフも無事終わったのだった。
mocoちゃんみぃちゃん翔ママさんしょぼちゃん、本当にありがとう♪


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思い出

わたしには、14,5歳年上の叔父がいた。
この叔父が私は大好きで、あこがれており、たくさん影響を受けた。
わたしが小学校6年生の冬に、若くして突然亡くなってしまったんだけど、それまでにすでにいろんな手塚漫画を読ませてもらっていた。
「火の鳥」なども、単行本になるずいぶん前から読ませてもらっていたと思う。
ちなみに、叔父の漫画で少年漫画もちょっと読んだ。
「子連れ狼」は、単行本をそろえていたし当時のマガジンかサンデーか覚えてないけど少年雑誌も読ませてもらった。
推理小説に目ざめたのも叔父の影響が大きく、ホームズシリーズやルパンシリーズを教えてくれたり、ジャック・ロンドンなどを教えてくれたのも叔父だった。
手塚漫画をみると、そんな叔父を思い出す。
ひょっとして、叔父がいなかったらいまこのサイトを立ち上げるまでの「本好きのわたし」は、いなかったかも…なんて思う。


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