オールドボーイ
2004年韓国映画
監督:パク・チュヌク
出演:チェ・ミンシク
   ウ・ジテ
   カン・ヘジョン

原作は日本のコミック…土屋ガロン(原作)嶺岸信明(絵)

怖かったなー。
映画の冒頭、お酒に酔っ払ってハイになって警察にお世話になり、ぐだをまいて迷惑かけてる主人公。それが、唐突に失踪。そして次の場面では、わけもわからずに監禁されてるのだ。なぜ?誰が何のために??
そして、その監禁の先にあるものは…。

おぞましく恐ろしい展開だった。
我々も「何故」が知りたいのだ。その「真実」が上手く小出しになっているので、凄く引き込まれた。一つのことが分かったとしても、また次にビックリすることが待っている。どんでん返しと言うのとはちょっと違う、次は何?という期待…しかし、知りたくなかった…かも…。正視に耐えない真実だった。あくまで私としては…ですけど。
そして、対照的に音楽がとっても綺麗でした。 エンドロールでも流れるワルツは耳に残る、サントラが欲しいくらい美しかった。
カメラアングルとかカメラワークとかも凄く目を引いた。
自分が陥った不条理に怒り、復讐を誓った主人公がラストには…。

あー。怖い。「ソウ」も怖かったけど、これは私としてはもっと怖かった。オススメしたいけど、見終えた後の観後感(と言うのか)は保証しません。

いい男指数=ん〜〜…いい男と言うよりも、主人公の迫真の演技に89%
面白かった度=★★★★☆
スウィングガールズ
2004年日本映画
監督:矢口史靖
出演:上野樹里
   貫地谷しほり
   本仮屋ユイカ
   豊島由佳梨
   平岡裕太
   
あー。おもしろかった♪
ウォーターボーイズの女子版、バンド版。もう、誰もがご存知だろうとおもう。そして、ストーリーもご想像どおりだろうと思う。だけど、それでも面白い!!次はこう来て、その次はこうなって…丸で分かってる辺りは吉本新喜劇でも見ているようだが(笑)それでも笑ってしまう吉本と同じ、この映画もそれでも感動してしまう。それは作品からひたむきで前向きなメッセージがストレートに伝わってくるから!
「ウォーターボーイズ」では最後にシンクロの演技で観客を魅了したが同じように今回も。
それがまた凄い。本人たちが演奏してるんでしょ。すごいね!特にトランペットの子が良かったなぁ〜!かっこよかったし上手かった!
それだけではない、笑いのツボは「ウォーターボーイズ」よりも向上してるんではないかい?爆笑の連続でした!特にお気に入りは「失恋してもラヴィン・ユー」だな(笑)。
女子高生特有のキャピキャピした感じも実によく出ていて、普段は顔をしかめたくなるような子達もかわいく見えてきたりして。方言もかわいかったな〜。方言丸出しの私としてはとっても親近感!今、うちらのような田舎でも、年頃の子供たちは、結構標準語モドキの言葉でしゃべったりするのよね。方言を守ろう!
ウォーターボーイズに比べると、練習に対する姿勢とかは男の子たちのほうが真面目だったし、細かいところでは言いたいことも多少あるけど、何も言わずに笑いましょう!感動しましょう!爽やかです♪

いい男指数=気の弱いキーボード少年、75%
オススメ度=★★★★
ツイステッド
監督:フィリップ・カウフマン
出演:アシュレイ・ジャッド
   サミュエル・L・ジャクソン
   アンディ・ガルシア

子供のころに、両親が惨死したトラウマをもつ女性捜査官シェパード。彼女は夜毎バーで男を拾い一夜をともにすると言う二面性のある生活をしていた。
殺人課の捜査官に昇進して初めての事件は、猟奇連続殺人事件。その被害者は今までシェパードが関係を持ったことのある男たちばかりだった。次第にシェパードは自分の無実にも自信がなくなり…。

さいしょから、「こいつが怪しい!」と思ったらそのまま終わりまで行ってしまった。
あんまり、特筆する事もなく…。
キャストは豪華なのにね〜。もったいないような気がするわ。
オススメ度=★★
いい男指数=アンディがちょっと気持ち悪かった…
コラテラル
監督:マイケル・マン
出演:トム・クルーズ
   ジェイミー・フォックス

タクシー運転手のマックス(ジェイミー・フォックス)は、とある夜二人の客を拾う。一人は女性検事。彼女とは短い時間だったが名刺をもらうまでの会話が出来てお互いに何らかの印象を残して別れるが、彼女をおろした直後、今度はビジネスマン風の男を拾う。彼はヴィンセント。正体は…。

面白かったです!!
何も知らずにそれほど期待もしなかったからか…。
サスペンスにして★×5個。オススメしたいです。予想がつかないというよりも、予想する間も与えないような、スピーディーでテンポ良いストーリー展開に魅せられた!!

富む〜〜♪結構かっこ良いではないか!
実はトム・クルーズは元々苦手な俳優さん。どうも「7月4日に生れて」の印象がぬぐえず…(苦笑)
しかし、この映画ではなかなかによかった!走ってる姿はサマになってて、ちょっとカッコいいと思いました。悪役のほうがよいね。この人。「マイノリティ・リポート」よりも、こっちのほうが断然面白かったですね!
しかし、それよりもやっぱ、ジェイミー・フォックス。自分の意志とは裏腹に巻き込まれていく運転手が見せる、様々な表情が印象的。なんで俺がこんな目に合わねばならないんだ…という、戸惑いとか、ヴィンセントに対する怒りや様々な気持ち。引き込まれました。そして彼の持つ「善」。映画の持つメッセージ性も彼を通して伝わって、なにもかもgoodでした!
ラストがまた良いのです。物悲しく美しい音楽が、彼の気持ちを代弁しているようで、私まで涙が出ました。
オススメ度=★★★★★
いい男指数=富むには80%
   ジェイミー・フォックスに95%
ドッグヴィル
監督:ラース・フォン・トリアー
出演:ニコール・キッドマン
   ポール・ベタニー

斬新な映画だと思う。
まるで、「舞台」みたいでした。
しかし、まず、ハンディカメラ風の映像がダメ。
斬新なのは分かるけど、映画のよさがなくなってるようにも思えました。
想像で風景を補えと言うなら、小説読んでればいいのではと言う気もしなくも無い。それでも、各方面で絶賛なのだから、良い映画なのかもしれないけど、私にはダメだったな〜。
最後まで見たら面白かったのかな?
ボーン・アイデンティティー
2002年アメリカ作品
監督:ダグ・リーマン
出演:マット・デイモン
   フランカ・ポテンテ

マット・デイモンがいまだかつて、これほどかっこよく見えたことがあったろうか??
いいえ、申し訳ないけど、断じてありません!

頭は記憶を失っているけれど、体に染み付いた習性は失っておらず、その体の持つ記憶に「自分は何者なんだ」とおびえる男を、マットデイモンが演じてるんだけど、ひじょーに面白かったです!
こう言うときって、たいていパートナーとなる女性が登場するよね。いつも。
今回は「ラン・ローラ・ラン」「アナトミー」などのフランかが競演。今までドイツ映画だったけど今回は英語なのでびっくりしましたが。綺麗で素敵な女優さんです。
二人のコンビはとってもよかったね。一種「ストックホルム症候群」?って感じ。私でも惚れちゃうわ。マット。マッチョで素敵♪♪

いい男指数=マット・デイモンに95%
オススメ度=★★★★☆
誰も知らない
2004年日本映画
監督:是枝裕和
出演:柳樂優弥
   北浦愛
   YOU

カンヌ映画祭で男優賞を、日本人初、史上最年少で受賞。
映画そのものは淡々とした風合い。でも、母親にされてることは凄まじい。
淡々と描いてあるために、却って凄まじさが際立つように思う。
悪気がぜんぜんないんだよね。そこがまた、たちが悪い。
悪気がなければ、何をしても罪にならないのか?そんなはずはない。
母「今夜は遅くなるから」
子「ご飯どうするの」
母「晩ご飯何?」
子「カレー」
母「カレー?食べる〜♪残しておいて〜」
なんて、これが小学生との会話ですか?
どっちが親だという話。
子「いつになったら学校に行かせてくれるの?」
母「学校なんて行かなくてもいいじゃん」
あのね、義務があるんですよ。教育を受けさせる義務が。

なんと言っても子供たちの表情が良いのよね。
カンヌ男優賞をとった柳樂君はもちろん、他の子どもたちもずごく自然な表情で。YOUの母親としては絶対に許せん部分も、YOUだからこそ出せた雰囲気かなと思った。

見終えてエンドロール。ゴンチチの優しい音楽に涙がほろほろっとこぼれるようなそんな映画。
オススメ。

いい男指数=柳樂君、98%
オススメ度=★★★★☆
ハイド・アンド・シーク/暗闇のかくれんぼ 
2005年アメリカ映画
監督:ジョン・ポルソン
出演:ロバート・デ・ニーロ    ダコタ・ファニング

これは…ホラーなのでしょうか?
デ・ニーロが出てるので期待したけれど、ホラーにしてもサスペンスにしてもどっちとも中途半端。
思わせぶりが空振りって感じです。
ダコタちゃんはかわいかったけどね。それだけですよ。

ただ、隣の席の女性は怖がっていたなぁ。娘はこう言う映画に免疫がないので怖かったみたい。
オススメ度=★★☆
ターミナル
2004年 アメリカ映画
監督:スチーブン・スピルバーグ
出演:トム・ハンクス
   キャサリン・ゼダ・ジョーンズ

予告で見たのとはずいぶん印象が違い、結構笑えるコメディタッチの、ユーモアあふれる作品だった。
空港に降り立った男が、アメリカへの入国を拒否される。
旅行中に祖国でクーデターが起きて政府が転覆してしまっており、パスポートが無効になったためだ。
そして、当局の出した答えでは、空港から一歩も出られないと言う…そこまでは、予告やCMで見たけれど映画はそこから始まるのだ。
で、空港にてトム・ハンクス演じるビクターが「サバイバル」を実行するのだ。空港版「キャスト・アウェイ」?。サバイバルの方法もなかなかユニークで面白かったし、空港内での人間関係も良かった。
色んな意外性があり、飽きることなく見られてなかなか面白かった。
前回「レディ・キラーズ」で、トムの役柄に?だったが、今回はトム・ハンクスならでは、と言えるように感じた。
何にしろ、それほど「深く感動」って言う事もなかったが、期待しないで見た分とても楽しめた。

いい男指数=トム・ハンクス70%
オススメ度=★★★★
タイトル
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