ヴィレッジ
2004年 アメリカ
監督:M・ナイト・シャラマン
音楽:ジェームズ・ニュートン・ハワード
出演:ブライス・ダラス・ハワード
   ホアキン・フェニックス
   エイドリアン・ブレディ  他
1800年代の古きよき時代、得体の知れぬ「魔物」が住む森に、周囲を囲まれた村。寄り添うように生きている村人は、魔物を恐れて森を抜けて町へ行く事はなかった。そんな村の中で暮らす盲目の女性アイヴィーは寡黙な男性ルシアスと、密かに思い合っていた。が、それが表面化したとき思わぬ事件が起きる。

想像していたのとは全く違う雰囲気でした。「ホラー」かと思っていたので。
主人公二人のラブストーリーだと思えば、なかなか良かったように思うけど、ホラーとしては怖くなさ過ぎる。あまりにも「オチ」がお粗末に感じる。
だけど、音楽と映像がきれいなので、雰囲気には引き込まれるものを感じた。
正直言えば「雰囲気だけの映画」と言う感じ。
以下ネタばれで…↓
村人の暮らしや服装から見て、1800年代ぐらいの話かと思いましたが、ラストにはそれが覆されてびっくり(でもないけど)させられるわけです。「現代」だったのか〜…と。それが「どんでん返し」なのか。正直言って「…あ。そう」ぐらいの感慨しかなかった。ただ、あの警備員の男性がアイヴィーに親切だったのでホッとした。上空を撮影する事を禁じたとか…。ということは、知る人は知ってる存在なのね、あの村は。
事実を知ったアイヴィーが「茶番だったのね」というシーンがあるが、映画そのものが茶番になってるような気もする。

くり返しますが、雰囲気は悪くはなかった。
音楽担当は、「コラテラル」と同じ人。この人の音楽は好きだなぁ!
面白かった度=★★★…つまらなくもなかったです。
リクルート
2003年 アメリカ
監督:ロジャー・ドナルドソン
出演:アル・パチーノ
   コリン・ファレル
   ブリジッド・モイナハン
MITのエリート学生クレイトンは、どんな末端にも即座に情報を送ることができるソフトを開発するなどして、IT会社からも注目を浴びていた。そこに近づくバークと言う名の男は、CIAのリクルート担当だったのだが、クレイトンの心理を巧みに操作してCIAに誘い込む。その情報員の養成施設「ファーム」での出来事は、「テスト」か「真実」かわからない。翻弄されるクレイトンだったが・・。

おおもとの「事件」そのものが「CIA」と言う割に小粒な感じがして、拍子抜けした気がする。
アル・パチーノの存在感だけが光っていて…っていうか、アル・パチーノの役柄からしてオチが想像できて、想像の通りのオチだったのです。こういう役が良く似合うというか、こういう役しかないのでは?と思う、アル・パチーノ。
クレイトン役のコリン・ファレルは、見た目が誠実そうなので訓練の時の様子がちょっと痛々しいし、その後の展開も「彼女を摘発すると言う役をやってるように見せかけて、ふたりで逃亡するつもりか」と思ったし、またその彼女がしていたことが「テスト」だったなんて、緊迫感がない。
しかしコリン・ファレルはとってもかっこよくって、彼をを見直したので(元々悪い印象もなかったんだけど)それだけが収穫だったかな。

いい男指数=コリン・ファレル80%
オススメ度=★★★
ホワイト・ライズ
2004年 アメリカ
監督:ポール・マクギカン
出演:ジョシュ・ハートネット
   ローズ・バーン
   マシュー・リラード
   ダイアン・クルーガー  他
マシューは2年前の恋人リサへの失恋の痛みを抱えながらも、新しい仕事、新しい恋人とともに人生をやり直していた。そんなマシューがある時、偶然レストランでリサらしき人物に出会う。仕事も何もかも放り出して、リサに近づこうと試みるのだが、なぜかなかなかリサに会うことは出来ない。それどころか、やっと突き止めた彼女のアパートに行ってみれば、そこにいたのは…。
ここまで「身悶えするほど、じれったい!」と言う作品もそうはないのではないだろうか?エピソードが過去と現在を混ぜてあるので、最初はちょっと混乱したのだが、謎が明らかになっていくにつれ、そのじれったさに悶絶、床を転げまわりたいぐらいでした。最後には唸るほどとっても巧い設定だと思う。ラブロマンスで、殺人や事件など一切出てこない、なのにちゃんとサスペンスしてるのが凄い!
主演のジョシュ君はもちろんのこと、トロイの美女二人、見応えがありました。とくにアレックス。あの変身振りは見ものだ。
突っ込むとすれば↓
2年前の別れの時に、「一緒に暮らそう」と言われてあんなに意味深に分かれることはなかったのでは?もっとあっさり、喜べばこんな事にならなかったと思うし、アレックスが告げ口したガセにしても、なんであっさり信用するのかな?自分の目でちゃんと確かめないとダメです。ああ言う大事なことは特にね。
しかし、アレックスの恋心はあまりにも救いがないね。マシューを好きになったのはアレックスのほうが先で、結局知らぬ間に「取り持ち」になってしまったんだよね。した事はひどいと思うけど、同情を禁じ得ませんね。

大好きなジョシュ君が久しぶりに見られてよかった♪いい男ぶりは健在!好き好き!
いい男指数=100%
息も凍りそうな寒い中で、こんな風に私を探してくれる男が、こんなにかっこよかったら言う事なし。まぁ、トロイのヘレンだからこそ、絵になるんだけどね。
満足度=★★★★☆

ちなみに「アパートメント」(1996年、仏・伊・西製作)と言う映画のリメイクだそうです。
運命の女
2002年製作2003年公開 アメリカ映画
監督:エイドリアン・ライン
出演:ダイアン・レイン
   リチャード・ギア
   オリヴィエ・マルティネス  他
ダンアン・レインが各賞にノミネートされたり、受賞したりして話題を読んだ作品。幸せな主婦がはまり込んだ不倫の果てに…待っている物は何か?

しかし、生々しかった…。
ぐったりするほど生々しくて、すべてがエロかったです。
そして、あのフランス人青年のかっこ良いこと。
セクシーーでフェロモン全開、あんな男にかかったらオバサンはひとたまりもなかろうと思う。
生活や夫に不満もなく、必要性?もないのにヤッてしまう、「デザートは別腹」的不倫。しかし、そう言う不倫は見ていてあまり気分の良い物ではなく、生々しさと相まって「やめて〜!」という感じだった。
が、展開が飽きさせないのと、「この先を見届けてやる!」って意気込みではまり込んでみてしまった。
ああ疲れた。
ともかくリチャード・ギア演ずる夫が不憫だった。不憫な夫としては「男が女を愛する時」のアンディ・ガルシアと同じくらい不憫だった。子供の「おねしょ」も痛々しい。
後半安っぽいサスペンスか?と、がっかりしたが、その後の盛り返しに拍手。リチャ夫の「メッセージ」には泣かされました。
しかし、一番印象に残ったのは、リチャ夫がフランス青年に言う「何歳だ?」という台詞ですよ。これ、昔の作品のリメイクらしいけどオリジナルにもこの台詞があるんだろうか?忘れ難い名シーンです。

いい男指数 不倫相手のオリーくんに98%!
  リチャード・ギアにも85%
面白かった度=★★★★☆
シークレット・ウインドウ
2004年公開 アメリカ映画
監督:デヴィッド・コープ
原作:スチーブン・キング
出演:ジョニー・デップ
   ジョン・タトッゥーロ  他
妻と別れ(離婚進行中)森の中で独り暮らす作家のモート・レイニー。そこに正体不明の男が現れ、霊ニーに向かって「自分の小説を盗作した」と、迫る。それ以後、レイニーにその男は付きまとい…。

あとで、特典映像の監督の解説を見たら、「ああそう言うことだったのか」と思う場面があり、それなりに考えて作ってあったんだなぁと思ったけど、面白いかどうかといわれれば、残念ながらおもしろくなし。
ただ、風景がきれいなのです。山小屋の感じもとってもいい。そしてなにより、ジョニデは相変わらずかっこ良いです!!
やつれた姿、ボロボロの家着、それでもなお、かっこ良い!!
ジョニデファンは見ましょう!!

オススメ度 ファンでなければ★★★
いい男指数 ジョニデ=98%
2001年公開 イギリス映画
監督:ニック・ハム
出演:ソーラ・バーチ
   キーナ・ライトレー
   デズモンド・ハリントン
   ダニエル・ブロックルバング  他
行方不明の高校生の男女4人のうち、ひとりリズ発見された。行方不明の間に何が起きたのか。落ち着きを取り戻した彼女が、サイコセラピーに語りだした真実とは…。

穴、というと、ディズニーの「穴<HOLES>」という作品もあり、それはオススメできる作品だけど、コチラは…うーん、正直言ってつまらんかった。借りてまで見るほどのものじゃなし。
ソーラ・バーチやキーナ・ライトレーあるいは他の役者が見たくて見る以外には収穫はないと思う。
ただ、キーナがチラッと脱いでます。だからなんだって話ですが。そんだけ。

オススメ度=★★
ボーン・スプレマシー
THE BOURNE SUPREMACY
2004年 アメリカ
監督: ポール・グリーングラス
出演: マット・デイモン
   フランカ・ポテンテ
   ジョーン・アレン
   ブライアン・コックス
   ジュリア・スタイルズ
   カール・アーバン     他
「ボーン・アイデンティティー」から2年。ジェイソンは恋人マリーとインドのゴアで幸せに暮らしながらも、なくした記憶が断片的に蘇る悪夢にうなされる日々。
そんなある時、ジェイソンとマリーを何者かが襲う。
そして、時を同じくしてベルリンで起きたCIAがらみの殺人爆破事件、そこに残された指紋はジェイソンのものだった。
辣腕諜報員パメラは、「トレッド・ストーン」と言うプロジェクトに行き着く。そして、そのプロジェクトの果てに行方不明となったジェイソンを捜すのだが…。


相変わらず、世を拗ねた暗い瞳が似合いますね!マット・デイモン。母性本能が反応してしまう(笑)。
ともかく、顔はともかく(ゴメン)かっこ良いのですよ。マット・デイモン!
ただ肉体的に強いだけでなく、計算され尽くした、訓練された強さ、スマートな強さ、かっこ良いです!!
走ってよし、逃げてよし、運転してよし、追ってよし、追われてよし、ともかく迫力ある男であることよ。
前作は、あのまま終わっていても良かったと思うほど完成されていたように思うけど、続編は続編でまた完成度が高かったと思う。
初っ端から「マリーが死んでしまった」のはびっくりしたけど、だからその後躍起になって真実に迫ろうとするジェイソンの行動にも説得力があった。
それと、特筆モノはCIA女性諜報員のパメラだね。いい役どころです!!
ストーリー的には前作のほうが面白かったと思うけど、こちらもかなりオススメ度高し。
いい男指数98% マット・デイモン♪
オススメ度 ★★★★☆
プルーフ・オブ・ライフ
2000年 アメリカ ワーナー
監督: テイラー・ハックフォード
出演: メグ・ライアン
    ラッセル・クロウ
    デビッド・モース 
    パメラ・リード
    デヴィッド・カルーソー    他
南米のテカラ(と言う国)でダムの建設に携わるピーター・ボーマン(デビッド・モース)。しかし、会社は経営難で知らないうちにダムの工事は打ち切りに。
追い討ちをかけるように、現地の過激派に誘拐されてしまった。
妻のアリス(メグ・ライアン)は会社の「誘拐保険」が受けられない事を知り愕然。それどころか、保険会社の人質交渉人のプロまでが、ボーマンのケースからはずされてしまう。
かわりにボーマンの会社の警備員が交渉に当たろうとするが「人質の生存の証明をするための前払いを」と犯人側に要求される。


こう言う国では誘拐事件は頻発していて、誘拐されるかもしれないからそのための「保険」なんてのがあるんですね。ちょっとびっくり。
誘拐されたボーマーの状況など、なかなか緊迫感があり見応えがあったし、また、交渉人のラッセル・クロウ(告白するといまだにケビン・スペイシーと間違う)が渋くてカッコ良い!男臭プンプンです。
ランボーみたいに、「ちから」で人質を救出するのではなく、「交渉」で救出するって言うのが結構好みの展開で面白いなぁと思っていたんだけどね…(苦笑)結局は、ああなったので…それはそれで面白かったけど。

しかし、ひとこと言うならメグ・ライアンはいただけません。
可愛い。キュート。好きです。ほっそりしてて美人で。
でも、夫を何ヶ月もゲリラなんかに拘束されてて、生死も定かじゃないっちゅうのにあんなに小ギレイ、じゃなくてめっちゃキレイでいられるわけがない。
もっとやつれて当然でしょう。「ハイド・アンド・シーク」のダコタちゃん(現在11歳)の「やつれ」を見て女優魂のなんたるかを勉強してもらいたい。(ま、この映画は「ハイドアンドシーク」よりも5年も前の映画だからムリですけど) 正直言って客を馬鹿にしてるのか?とさえ思いました。
で、なんであの2人が「LOVE」になるの??メグライアンが交渉人苦労に惚れるのは分かる。カッコいいもん。でもなんで苦労がメグに惚れるんだ。顔さえよけりゃいいのか!と、ちょっと僻んでしまった私です。

でも、ラッセル・苦労にいい男指数89%
オススメ度=★★★
宇宙戦争
2005年 アメリカ 
監督: スチーブン・スピルバーグ
出演: トム・クルーズ
    ダコタ・ファニング
    ティム・ロビンス
    ジャスティン・チャットウィン
    ミランダ・オットー    他
H・G・ウェルズの原作を映画化したもの(らしい)。
主人公のレイ・フェリエー(トム・クルーズ)は腕利きの重機操縦者。そんな彼のもとに離婚した妻(ミランダ・オットー)が一時子供を預けにくる。
そして、町に変化が…。まずは大きな黒い異様な雲が天を覆い、そして前代未聞の鋭い雷が…。町は大パニックに…。


苦手な手ブレ映像だったので引いてしまった(スピルバーグよお前もか〜〜)のと、 物語があまりにも唐突に展開して行くので、最初はついてゆけずちょっと茶番?ッぽく感じたのだけど、しばらくしたらそんなこと思ったことも忘れるぐらいのめりこんでしまった。
ともかく映像の迫力!大画面の勝利。
平たく言えば、ダコタ・ファニングを命がけで守ろうとするトムのお話。
原作は読んでないので分からないけど、 ストーリーとしては多分どうってことないと思う。でも、トムがなかなかに父親を好演していて好ましかった。思わずかっこよく見えたりして…。
ダコタちゃんはやはり凄い!11歳ですよ。彼女を見るだけでも価値ありの映画かも。
イカ、ネタばれ↓反転してね。
あの「トライポッド」ですか?宇宙人の乗り物?あれがやはりイカ系なんだね。宇宙人もなんか間抜けなデザイン。指が「ET」でした。
しかし、何のためにあそこまで地球を破壊するのか良く分かりません。
人間の事も、肥料にするのなら一瞬で消滅させては意味がないのでは?なんて思ったり。その点やはり原作を読まないとダメなのかも。
それにしても100万年前から…って、どんな昔やねん。
それに、飛行機が落ちて家もワヤクチャになってるのに、なんで車は無事なのか?とか、周囲の人がボコボコ死んでいくのになんで、トムは無事なのか?とか…そんな技術のある宇宙人なら、隠れていてもすぐに見つける技術を持ってるでしょ〜〜(熱感知のセンサーとかなんとか)とか…。
「インデペンデンスデイ」とよく似ていると思う。あっちのほうが「分かりやすい」よね。いちぶの隙もないはずの宇宙人にしては、あまりにもあっさりやられすぎ!と思うところは同じですが。でも、人間の力で宇宙人を「駆除」したのではないというところに「インデペンデンスデイ」よりも奥深さを感じてよかった!

ともかく、突っ込みたいところだらけだったのよ。それでも、面白かったからよし!!しかし、このタイトルはどうかと思うけど。

いい男指数 トム=80%(ほんとは好きなんじゃないの〜?)
オススメ度 ★★★★
自分の満足度は★★★★☆ね。期待し過ぎないで見てね。
ニュースの天才
2003年 アメリカ ギャガ=ヒュ―マックス
監督: ビリー・レイ
出演: ヘイデン・クリステンセン
    ピーター・サースガード
    クロエ・セヴィニー
    スティーブ・ザーン
    ハンク・アザリア    他
製作総指揮:トム・クルーズ
アメリカの権威ある雑誌「THE NEW REPUBLIC」に勤める最年少(25歳)ジャーナリストのスティーブン・グラス。明るく、よく人に気を使い、面白い記事を書くので人気者だが、彼の書いた「ハッカー天国」というスクープ記事が、他の雑誌に捏造疑惑を指摘される。
アメリカで実際にあった事件を映画化したもの。


またしても、富む・クルーズ!!(製作総指揮…って何?)
と言うのは置いておいて。
ヘイデン・クリステンセンの意欲作です。わたしは結構おもしろかった!
ヘイデン、とってもきれいな顔なのにこんな役を演じるなんて、かなり好感度アップ。役者って感じだよね♪
最初は、トロトロと展開して眠くなったのだけど、話の方向が分かってくるにつれのめりこんでいきました。
ようするに「やらせ」の話。このジャーナリストは「記事を捏造して読者をだましていた」わけなのだが、こいつがイライラするぐらい嫌なやつなんだよね。その辺を、ヘイデンが熱演していました!ハンサム!ヘイデン!主人公!なのに嫌なやつ。(笑)
イカねたばれ。反転してね↓
最初はコイツは「いい人」を演じてるんだけど、それも、しつこいぐらいにおべっか使いでいやらしいのがミエミエ!記事の捏造がばれそうになってからは保身のためにプライドも捨ててる感じで…。「部下を(ライターを)守れよ、編集長なら」みたいな。開き直りが醜いのなんの。
私としては、「やらせ」からは「クイズショウ」を思い出したし、「騙す」ってことからは「キャッチ・ミー・イフ・ユー・キャン」を思い出したのだけど、なんてったってフランクのほうが断然良いわよ!
で、このピーター・サースガード演じる編集長チャック・レーンが、部下と会社と世間の色々のしがらみの中で苦悩するのだけど、これまた熱演、というか静かな熱演と言うか、よかった〜。
結局はグラスを突き放すのだけど、小気味がよかったくらい。それほど、主人公には制裁を加えたくって見進めたってところです。
また、特典映像に、ほんもののグラスが出てきているし、編集長や元同僚が出てきてインタヴューに答えてるんだけど、本人がインタヴューに答える様子はあっけに取られた。
インタヴュアーが「これをしましたか?」と言う問いにことごとく平然と「しました。」「しました。」と答えていくのを見て「あんた、ほんとに反省してるの?」って感じがしたのは私だけでしょうか?
ヘイデンが語るには映画を通して言いたいことは、情報をすべて鵜呑みにするなってことだったらしいが、確かにそれは真理でしょうが、寒々しい事でありますなぁ。

いい男指数=チャック・レーン編集長に85%
オススメ度=★★★★
スター・ウォーズ Episode3/シスの復讐
2005年 アメリカ FOX
監督: ジョージ・ルーカス
出演: ユアン・マクレガー
    ナタリー・ポートマン
    ヘイデン・クリステンセン
    サミュエル・L・ジャクソン
    クリストファー・リー     他
音楽: ジョン・ウィリアムズ
SWシリーズはやはり、エピソード4.5.6のシリーズが一番面白いと思う。
もちろんCGなどは、今回のエピソード1〜3のほうが断然凄いとは思う。映像はきれいだったし、乗り物や出てくる生物など、いちいち「目を瞠る」って表現がピッタリの、突拍子もないのがたくさん出てきた。確かに面白かった。アクションシーンもすごかった。ついでに言うとヨーダもやっぱりすごかった(笑)。
でも、ワクワク感とかキャラクターに対する思い入れなどは、どうやっても前回のシリーズ(4〜6)にはかないません。映像のすごさだけがすべてじゃない、と思う所以です。
ただ、1〜3まで見て、その中ではこの3が一番面白かった。
「あれ〜!お前が“ヤツ”だったのか!!」とか
「だから、そんな風体になったのか!!」とか
何もかも一気にいわくが分かるラストは必見!「なるほど、なるほど〜〜」の連続だった。楽しかった〜。
アナキンが「ダースベイダー」(←隠し文字にしなくても皆さん御存知だよね??)になっていくストーリーがこのエピソード1〜3で描かれるのだけど、だんだんと「ダークフォースに飲まれていく」変貌が見応えあった!最後はものすごい迫力だった。エピ2の時、正直言って顔がきれいなだけのにーちゃんだと、ヘイデンのことを思っていたんだけど、そうじゃなかった。すっごく良かった!!一番良かったのは→「アナキンが“ダースベイダー”になってしまって、最初のヒト吹き、例のダースベイダーの『フゥゥゥァァ』みたいなあの息遣いですよ。あれが出たとき背中がゾクゾクっとしました!!(笑)
終わりは「あーもう!!そこで終わる??もっと見せてくれ〜!!」って感じ。見てるッちゅうの(笑)。なので、これ見た人は絶対に、エピソード4にあたる「スターウォーズ」を見たい!と思うはず。
わたしも、見たいよー!!

いい男指数=ヘイデンに95%
      ユアン・マクレガーに89%
      ヨーダに80%(笑)
私の満足度=★★★★☆
ヴァージン・スーサイズ
1999年 アメリカ 
監督: ソフィア・コッポラ
出演: キルスティン・ダンスト
    ジョシュ・ハートネット
    ジェームズ・ウッズ
    キャサリーン・ターナー
    ダニー・デビート
    マイケル・パレ
    ヘイデン・クリステンセン     他
厳格な両親を持つリズボン家には5人の美人姉妹がいた。
へびとんぼが街を覆う季節、姉妹の末娘セシリアがバスタブで手首を切って自殺を図る。
命に別状はなかったものの、数日後、母親がセシリアのために開いたホームパーティーの最中、2階のベランダから飛び降り自殺を図る。
そして、その後残された姉妹たちの生活は…。


ジョシュくん!!こんなところにでてたんですか!なぜにもっと早く見なかったんだろうか。
原作は「へびとんぼの季節に自殺した5人姉妹」と言う長ったらしいタイトルの小説。(ジェフェリー・ユージェニデス著)
原作に今挑戦中だけど、挫折しそう…。でも、最初の方に関して言えばかなり、原作に忠実みたいだ。
ジョシュ君は原作のほうがその立場が分かりやすいんだけど、女生徒だけではなくその母親たちをも虜にするぐらいのイケメンだったそうで…。さもありなんって感じのかっちょ良さ。ヨダレ出そう!しかし、役柄としてはサイテーですな。今まで見た作品の中で、かなり悪いやつの位置になるね。でも、カッコいいけど。
キルスティンも、こうやって見るとやはり綺麗だよね。
内容はタイトルからわかりますよね。
でも、「それ」があまりにもあっけない。両親の束縛しすぎる愛情は、子供たちを愛する表現手段としては間違ってると思うが、こういうカタチの結末を迎えるのを「自業自得」と、あざける気持ちにはなれない。
あまりにも切ない余韻が涙を誘う作品です。

いい男指数=ジョシュ100%
オススメ度=★★★☆

ねー、で、どこ?誰?アナキン(ヘイデン)は…。
知らなすぎた男
1998年 アメリカ ワーナー
監督: ジョン・アミエル
出演: ビル・マーレイ
    ピーター・ギャラガー
    アルフレッド・モリナ          他
アメリカ人ウォレス・リッチー(ビル・マーレイ)は、自分の誕生日にイギリス在住の弟を訪ねる。
が、ドイツ人の取引相手と商談をかねたホームパーティーを予定していた弟は、兄のいい加減な性格から晩餐に同席させる事をヨシとせず、その間、とある企画に兄を送り込むことにした。
それは、ちまたで人気上昇中の「参加型演劇体験」の「ライブ劇場」。つまり、本人が主人公としてその「劇」に参加して、生のドラマを実体験すると言うもの。
始まりは一本の電話から…。しかし、ウォレスが受けたその電話は、本物の「陰謀」の電話だったのだ。そうとは「知らずに」巻き込まれていくウォレスなのだった。


ひたすら、何も知らずに巻き込まれていくビル・マーレイのとぼけた演技が笑いを誘うのです。たとえば、強盗に襲われたら普通は焦るもんだと思うけど、この場合「ドラマ」だと思ってるから、平気なんですよ。で、強盗の方がこの超然とした態度に戸惑ったり…全編そのちぐはぐさに笑わせてもらうのです!
終盤にみせるロシアのダンスが、ま〜たかなり笑える。最後まで「知らない」もんなぁ…。とぼけた感じがとってもよく似合うよ、マーレイさん!!
私は子どもと一緒に見たので吹き替えで見たんだけど、DVDの吹き替えは、ビル・マーレイに江原正士さん、弟のピーター・ギャラガーに野原ヒロシの藤原啓治さんで、楽しめました♪二人ともうまい!

いい男指数 ビル・マーレイ=85%
オススメ度 ★★★★