S.W.A.T ★★★★☆
2003年 アメリカ 
監督: クラーク・ジョンソン
出演: サミュエル・L・ジャクソン
    コリン・ファレル
    ミッシェル・ロドリゲス
    オリヴィエ・マルティネス               他
ロス市警のS.W.A.T隊員のストリート(コリン・ファレル)は、ある立てこもり事件の人質救出の際に相棒ギャンブルの暴走が元で、銃器保管庫に追いやられてしまう。(ギャンブルはクビに)
一人ひそかに訓練を続けて半年後、ホンド巡査部長(S.L.ジャクソン)に見出されて、S.W.A.T隊員として復帰することに。
そんなある時、麻薬王アレックスがひょんなことで市警に拘束されている事がわかった。彼の護送にS.W.A.T隊員があたることになったのだが…。


か・・・・っこイイ〜〜〜〜!!!
オリヴィエ君!!!
ストーリーがダメでも、麻薬王として迫力がなくても情けなくても、何でもいいの!!
「運命の女」で、彼に「萌え」たらぜひとも見ましょう。
「運命の女」は、何度も見返すにはあまりにエロく、家族の視線も気になるので(苦笑)残念ながらくり返し見ることができないが、これなら堂々と何度でも見られます。オススメです!!
いい男指数=オリヴィエくんに(活躍が少なかったので)90%♪

で、終わってしまったら感想にならないんで多少感想らしきものも書きます。

コリンファレルが主人公かと思ったら、サミュエルだったのかな?名前が先頭に来てるし。でも内容的には断然コリンが主役。彼は本当に真面目で誠実なイメージがありこういう役はよく合ってる。 ロッキーのように黙々とトレーニングをこなす姿は見応えあり。こういうの好き。
コリンに対しても今のところは良いイメージ先行なので、サスペンスチックな盛り上がりさえ期待しなければそこそこ楽しめると思うのだけど。
…普通は期待するよね。サスペンスチックな盛り上がり(苦笑)
セマナ −血の7日間− ★★★★☆
2002年 ドイツ/イギリス/フランス/
    イタリア/スペイン/デンマーク 
監督: ペペ・ダンカート
出演: ミラ・ソルヴィノ
    オリヴィエ・マルティネス
    アリダ・ヴァリ
    フェオドール・アトキン        他
ミラ・ソルヴィノの演じる女性刑事がスペインはセビージャにやってきた。そこで、セマナ・サンタ(スペインの宗教行事で、復活祭のことらしい)の間に起きる凄惨な連続殺人事件にかかわる。死体発見者の老婆の話から、事件の発端がスペインの内乱に起きた悲しい事件にあることに行き着く。そして、連続殺人はなおも続くのだが…。

ストーリーはちょっと分かりづらくて、正直面白いとは思えなかった。内乱と言う過去が心に大きな傷を残していたりするのをもうちょっと分かりやすく描いてあれば、ミステリーとしてつまらなくても見応えがあったと思うけど、結局あの犯人が犯行に至ったまでの過程がよくわからんかった、しっかり内容を見ていなかったのかしらんけど。
というのも、やはり、オリヴィエくんですよ!めちゃくちゃかっこよかったです。彼に見とれてて、ぼーっとなってしまったかも(笑)
このオリヴァーくん、最初はミラソルヴィノ演じるマリアに、すっごく反抗的なのだ。マリアもいったいナニがしたいの?というようなおしゃれな感じなのでどう考えてもアクティブな刑事には見えない。やはり犯人と真剣に対峙するつもりがあるのならスニーカーにジーパンじゃないでしょうか?ジーンズじゃなくってジーパン。(あ、関係ないけど、太陽にほえろ!のジーパン刑事、あれがジーンズ刑事だったら印象が違わないでしょうか。言わずと知れた松田優作だけど彼をジーンズとは呼べませんな〜)あのミニスカは何のため??
なので、オリヴィエくんの戸惑いも分かるのだ。あの「イジワル」は惹かれていく自分にストップをかけていたのだよね(笑)。嫌い嫌いもすきのうち…ってやつ。こっちも見ていて、マリア刑事の上目遣いの目線がうっとおしかった。色目のつもり??髪ぐらい結っとけ!
さて、肝心のオリヴィエ君は今回はビシっとスーツで決めて、あまりにもキマってるんでこちらもとても刑事には見えないです(笑)。
でも、年上のコンビの刑事に見せる信頼などが、母性本能をくすぐりやはり胸キュン!!マリアに対してあまりにもいじわるなのも、クールでかなりイケてたと思うけど、ラストのほう「お!意外にもホットじゃないの??」と思わせるところもぐ〜〜〜っど♪

いい男指数はもちろん、オリヴィエ君に99%!ですね。
ふたりにクギづけ★★★★
2003年 アメリカ 
監督: ボビー・ファレリー
    ピーター・ファレリー

出演: マット・デイモン
    グレッグ・ギニア
    エヴァ・メンデス
    シェール
    シーモア・カッセル
    メリル・ストリープ
                   他

私は「リプリー」のときのマットがどうにも気持ち悪くって(ゴメンナサイ!)それ以来結構苦手な俳優さんになってしまったのだけど、「ボーン」シリーズでかなりファン度があがってきた。めちゃくちゃかっこよかったのだ!!で、この作品も見たのだけど、多分、ボーンシリーズを見ていなかったらこの内気なマットもちょっとビミョーだったかも。あの顔で恥らわれてもちょっとねぇ…とひどいことを考えてしまう、ゴメンナサイ(笑)
結合性双生児と言う特殊な双子を、明るく描いてあるその映画の意義は、ほかのサイトでもいろいろと前向きですばらしい意見があるのでここでは割愛するとして、その「特徴」を生かした「けんかシーン」が断然面白かった!!たった二人で、10人ぐらいのチンピラをのしちゃうところはもう見ていて爽快!!あのシーンが一番すきだなぁ。
オチは落ち着くところに落ち着いた感じだけど、そこに至るまでの切ない描写にも涙が出てきた。お互いに求め合うと言う部分は、映画であれ小説であれマンガであれ、見てていいもんです。人は一人では生きられないと、弱い部分を抱えてると言うのを弱点としてではなく人間として当然なんだよという肯定的なやさしいメッセージに思えて心が楽になります。
そして、この映画で一番おいしい役どころはメリル・ストリープだよね。ひょっとしてメリルのための映画?と思うぐらい。否が応でも好感度があがります(笑)
ファレリー兄弟って「いとしのローズマリー」のときもそうだったけど、障害のあるひとをごく普通に登場させるのがうまい、さりげない感じで日常的に。これにいちいち驚かずに、これが本当に「普通」にならねば…。と、思います。なので、最後の演説?あれは却って私としてはなくてもよかったような気がしなくもない。←暴言だったらゴメンナサイ。
ブルース・オールマイティ★★★☆
2003年 アメリカ 
監督: トム・ジャドック
出演: ジム・キャリー
    モーガン・フリーマン
    ジェニファー・アニストン
    フィリップ・ベイカー・ホール
                   他
アンカーマンになりたいテレビレポーターのブルース。同僚に先を越されて ショックでレポート中にドジをしてしまい、テレビ局を首に…。
そのうえ、恋人に八つ当たりなどしてギクシャク…。
神にまでやつあたりをしたブルースの前に現れたのは、まさに「神」。
そして、ブルースは神の力を手に入れたのだが…。


やまちゃんファンの子供たちと、吹き替え版を借りてきて見た。このジム・ キャリーと山寺宏一という「濃いもの」同士の組み合わせが最高です。
あ、別にやまちゃんは濃すぎるわけじゃなくて、濃いも薄いも変幻自在なんですよ。 念のため。
神になったブルースのやることがちょっとばかばかしすぎて、 コメディだからそれでいいのかも知れないけど、 もうちょっと「すごい」状況にまで追い込んで欲しかったかも。
ラストの、恋人を思うブルースの健気さにはほろっときたけどね。
同じ監督なら…というか、ジム・キャリーならと言ってもいいけど「ライヤー・ライヤー」 が、断然おすすめ。あのころはスリムでかっこいい人だなぁと思って いたんだけど、今回ちょっと膨れてないか?最近の作品を見てないから 分からないんだけど、「ベンチュラ」のころはもっと やせてたような気がするな〜。
でも、この人の全体のバランスが好きなのよ。
なので、いい男指数は89%くらいかな。
特に強くおすすめする気にはなれないけど、ジムすき、あるいはやまちゃん好きなら見てね。
ジェニファーの声は安達忍さんだったけど、どう聞いても「ドナちゃん」ですね(笑)
シュレック2 ★★★★
2003年 アメリカ 
監督: アンドリュー・アダムソン
    ケリー・アズベリー
    コンラッド・ヴァーノン
出演: 濱田雅功
    藤原紀香
    山寺宏一
    竹中直人
                   他
前作ではめでたく結ばれたシュレックとフィオナ姫だったが、フィオナのふるさとに帰ってみれば実は歓迎されない結婚であったことが解り二人は傷つき、その結果二人の仲に一時危機が…。
そこに追い討ちをかけるように妖精ゴッドマザーのたくらみが…。
はたして二人は幸せになれるのか??


もちろん!吹き替えで。お目当てはこれも、やっぱりやまちゃんこと山寺宏一さま!

「続編」は得てしてオリジナルよりも完成度が下がることが多いけど、今回は「続編」のほうが面白かった!!
最初は次から次へ出てくる「パロディ」にげんなり…。こういう笑いでお茶を濁すつもりだなと期待度ががたんと減ったのだけど、結末に向かってテンポよく展開するストーリーに見入ってしまった。
なにがいいって、シュレックは主役の二人が「ぶさいく」なのがいいんだよね。
でもそれが、今回はふたりとも「美人(美男子?)」になるシーンがあり、どうなるのかと思っていた。結局あの、元のぶさいくで終わってくれて、そこがなんとも好き。ハッピーエンドは美男美女じゃなくても訪れる!と思うと希望が持てるよね(笑)
それにしても、長靴をはいた猫は、あのウルウルした目がかわいくて、一瞬にして邪悪に変わる表情が面白くって、子供たちといっしょに大受けしてしまった!!
ドンキーも白馬になってかっこよいシーンがありわくわくしました。でもやっぱ、ドンキーはあのドンキーっぷりが好きですね。
でもさ、あの「男前バージョン」のシュレックってかっこいいのか?もてていたけど…。うちの家族には受けなかったよ。ちなみに、チャーミー王子も…。
マイ・ボディガード★★★
2004年 アメリカ/メキシコ 
監督: トニー・スコット
出演: デンゼル・ワシントン
    ダコタ・ファニング
    クリストファー・ウォーケン
    ミッキー・ローク
                   他
元CIAの特殊部隊員ジョン・クリーシー(デンゼル・ワシントン)は、過去仕事上において心に癒えることのない傷を負い、お酒におぼれる日々。そんな彼のもとに、かつての友達(ウォーケン様)が仕事を持ってきた。メキシコシティの実業家の娘(9歳/ダコタちゃん)を誘拐の魔の手から護衛すると言うもの。はじめは乗り気ではなかったが、その娘ピタといつしか固い友情で結ばれてお互いの存在がお互いにとって大切もなものとなっていくのだった。そんなあるとき事件はおきる…。

のっけからネタばれ注意で叫びたい。⇒「 ダコタちゃん!あんた生きてちゃいかんでしょう!! 」と。


最初は寡黙で暗い陰気な男であったのが、無邪気さと愛情で彼の心を開き「人間に戻してくれた(ウォーケン談)」のが少女ピタである。このクリ−シーとピタとが心を開きあっていく様子はハイジとアルムおんじのようでした。犬もいるし。このまま平安のうちには終らんだろうと思いきや、その予感は当然どんぴしゃで(ここからネタばれ感想⇒)ピタが誘拐され、殺されるのだ。しかも、クリ−シーは大怪我までして。その後の展開として、クリ−シーによる「復讐劇」へと変わっていくのだけど、怪しいと思っていたピタの親父、やはりそうであったかと思ったけども(怪しげなんですよ、みるからに!!)、死んだときは納得もしたけども…そして、その後の凄惨な復讐にも、クリ−シーのピタを失った怒りの矛先として(ほんとは私は復讐には賛成できないのだよね。私刑反対。でもこの場合法の手に委ねるっていってもね…。)まぁ、わからなくもない。
しかし!!
それもこれも、全部ピタが殺されたからだと思ってたのだよね。それなのに最後にひょっこり「本当は生きてた」ってなった日にゃ、アアタ、死んだ親父なんかはどうするの?確かに悪いことしました。でも、それはピタが殺されてしまったから死んで詫びようということだったのではないの?
なので、非道なこというようですが、ピタは生きてたら納得できません。
映画の中でこういう子供がほんとに死ぬことってあまりないのだった。それを忘れてみてた私も馬鹿だったけど。

デンゼル・ワシントンって、ジョンQのときもそうだったけどやり方が荒い役柄が増えてるのが気に入らない。それをかっこいいと思わせようというのはどうかと思う。やり方が荒かろうがすごかろうが、見てて納得できればいいけど「正義」面させるのがいや。どうせなら「トレーニング・デイ」みたいなのなら納得できるし好きだけど。
テキサス・チェーンソー ★★★★
2004年 アメリカ
監督: マーカス・ニスベル
出演: ジェシカ・ビール
    エリック・バルフォー
    ジョナサン・タッカー
    エリカ・リーセン
                   他
コンサートに向かい、ドライブ中の男女5人。道端で、放心状態の少女を拾うが、少女は 異常なほど何かにおびえ、「あそこはだめ、戻さないで…」と、意味不明の 言葉を残し、ピストルで自殺してしまう。
主人公たちは最寄のガソリンスタンドに助けを求めるが、変な老婆が 一人いるきりで、電話すらない。
電話を求めて、近くの家に行くと、車椅子の無愛想な老人がいてどうにか電話を かけられたのだが…。


文句なく怖かった!
精神的な怖さとか、物陰から不意に出てきて「わっ!!」と驚かすような 怖さ(幽霊屋敷的なこわさ)じゃなくて、「イタイ」怖さなのだ。
助けを求めようとしても、誰が味方か分からないもどかしさじれったさ。 正義の味方であるはずの保安官の正体。付近の住人の不気味さ。
私個人としては結構ツボに入って怖かった。どきどきしたぞ。
最初の、少女の拳銃自殺からして痛いんです。口に銃口を向けてガーン!すると、 脳漿やら髪の毛やらが飛び散ってるのだけど、変な保安官がグループのうちの 一人にそれを再現させようとする。と、車の中にはその少女の「遺品」が 散らばってたりするのだ。それを自分の指でどかして、そこに座って再現 することを強要されたり、だいたい、あのマッド保安官が怖い。 やつで映画一本作れそう。 チェーンソーもかなり怖いです。まず最初の男子が足を切られる。 チェーンソーでざっくりと。ぎゃお! 豚や牛の肉と同じように大きなつり鉤(名前がわからん)で 吊り下げられる。しかも生きたまま。痛いよ〜!!
女の子たちは結構死ぬにしてもまともな死に方だったけど 男たちはみな悲惨だったね。カワイソ。あのチェ―ンソーのつけてた お面!!ぎゃー!!エド・ゲインか!と思ったらエド・ゲインだったらしい。
ともかく、観てる間中目を背けたくなるようなイタイ映画でした。 だったら観るなー。
ビューティフル ★★☆
2000年 アメリカ
監督: サリー・フィールド
出演: ミニー・ドライヴァー
    ハリー・ケイト・アイゼンバーグ
    ジョーイ・ローレン・アダムス
    キャスリーン・ターナー
    レスリー・ステファンソン
                   他
両親の愛情に恵まれずに育ったモナのたった一つの夢は、ミス・アメリカに選ばれることだった。よき理解者は親友のルビー。なんと、誤って妊娠してしまったモナの子供を自分の子供として引き取り育てていく。モナが頂点を目指して、わが道を行くサクセスストーリー?

途中までは結構面白かった。
ミスコンに出てるひとって、みんなこんな感じかも!
と、思わせられて、興味深く見ていられた。
主人公のモナが、あちこちでコンテストに出るんだけど、すっごくしょぼいコンテストだったり、それでもあくどい手を使ってちょっとでも優位にたとうとしたり…。
そういった努力の?甲斐あってついにイリノイ州のミスに選ばれるんだけど、ライバルたちの情報収集に余念がない。相手が骨髄提供などの美談を披露していたら、自分はもっと目立つ善行をしようと躍起になるのだ。
この場合の善行というのが、あからさまに、審査員や世間の評判を気にしてるわざとらしさ。しかし、人には「何よりも大事なのは美しい心です」なんて言ってしまう。
このあたりのギャップが可笑しかったし、また、主人公の家庭的な愛情不足が切ない部分なんかも、見ててジーンとしたのだけど…。
やたらと、モナを目の敵にする美人レポーターとの確執や原因も、面白かったんだけど。
何くれとなくサポートする親友の存在、まるで彼女こそが天使のような美心の持ち主で…。彼女の献身などは感動的だった。素直に感動できた。
でも、ラストがいけません。
結局、ナニが言いたかったのか?サリー・フィールド。
ラスト如何によってはかなり感動できたと思うけど、これでは今まで見てて損した気分になってしまった。
親友役のジョーイ・ローレン・アダムスと、子供役のハリー・ケイト・アイゼンバーグがよかったのが、救いかな。

あ、ビバリーヒルズ青春白書のクレア(キャスリーン・ロバートソン)が出てたのが嬉しかった!
チャーリーとチョコレート工場★★★★
2005年 アメリカ/イギリス
監督: ティム・バートン
原作: ロアルド・ダール『チョコレート工場の秘密』
出演: ジョニー・デップ
    フレディ・ハイモア
    デヴィッド・ケリー
    ヘレナ・ボトム・カーター
    ノア・テイラー
    ディープ・ロイ
    クリストファー・リー
                   他
チョコレート会社としては空前絶後のヒット商品を生み出していたウォンカチョコレート会社。あるとき、ヒットの秘密を探ろうとしてスパイが潜入した。そこで、ウォンカ氏は従業員一同すべてをくびにして工場を閉鎖した。
しかし、それから15年後、とある張り紙が世界を騒然とさせた。チョコレートの中にゴールデンチケットが入っている、それを引き当てた子供をウォンカチョコレート工場に招待します。ただし、ゴールデンチケットは5枚だけ…。
チャーリーはカードを引き当てることができるのか?チョコレート工場の中はどうなっているのか??

まず、冒頭のチョコレート工場の作業の様子がなんとなく「ナイトメア」ッぽくて、この時点でわくわくするのを抑えられません!
そして、この主人公の少年はすっごく貧乏なんです。冬なので寒さが余計に沁みる!!
家なんてもう、ぼろすぎて笑っちゃうぐらい。あんなに「住んでみたいかも!」と思うあばら家って早々無いのでは?
でも、そのあばら家の中の住人たちの心の豊かなこと。これが映画のカギですね。ドでかい工場の持ち主だけど、家族の暖かさを知らないウォンカ氏との対比から、人生に大切なものは何かと問い掛けてる。
工場の中の風景が愉快で楽しいし、働いてる人たちも可笑しければ、そこで起こる数々のできごとも、なんと言ってもジョニーデップのファンキーでキレてる演技も面白い!
が、ちょっと飽きたかな(笑)。私はナイトメアのほうが好き。
最後にネタばれ
ラスト、ウォンカがチャーリーの家族に…。はーとうぉーみんぐ〜〜♪
しかも、あのぼろ家をそっくりそのまま、工場の中に持ってくなんて、その発想が素敵!あの家は捨てがたいよね、やはり!

うちは子供といったので、吹き替え版を見ました。ジョニデの声は、野原ヒロシの藤原啓治さん。永井一郎氏も出ていたし、吹き替えも面白かったですよ。クリストファー・リーの渋い声が聞けなかったのは残念だったけど…。
土曜日に見に行ったんだけど、吹き替えだったから、お母さんが二人ぐらいの小さな子供を連れて来てるパターンが圧倒的に多かった!!映画会社も、これを狙うべきか(笑)
クライシス・オブ・アメリカ★★★☆
2004年 アメリカ
監督: ジョナサン・デミ
原作: リチャード・コンドン
出演: デンゼル・ワシントン
    メリル・ストリープ
    リーブ・シュレイバー
    ジェフェリー・ライト
    キンバリー・エルス
    ジョン・ボイト
                   他
湾岸戦争で、いっしょに戦い大活躍の末に勲章も受けた部下のレイモンド・ショーが政界に出馬するのを 複雑な思いで見守るマルコ少佐。彼は悪夢にうなされていた。 その夢の中では、ショーは決して英雄ではなく…。
最初に「戦争もの?」と思って、次に「政界もの?」と思ってそして「SF?」と思い最後は 「洗脳もの?」と思うぐらい、くるくるとジャンルが変わったような感じ。
いまひとつのめりこめなかったのは、本当にこんな事があったらすごく怖いな〜と、思う部分では見応えがあるんだけど、あまりにもやり方が仰々しい。
それとも、もうこんなことは現実にあり得るのだろうか。
マルコ少佐の「正義」が、本当なのか、それとも嘘なのか、見ているほうは 分からない。
そこにハラハラ感があるとは思うけど、分からないからこそ、ほんとにこの人を 応援していていいのか?と言うところで戸惑ってしまって、素直に マルコに感情移入できなかった。
でもね、最後にFBIが、映像を操作するところがあるんだよ。これが 結構本当っぽくて怖かったなー。
それと、メリル・ストリープの政治家ぶりが迫力があった。親ばかぶりというか、息子への異常に近い愛情を見せるところも、ぞぞーっとした。さすがです。
セルラー★★★★★
2004年 アメリカ
監督: デヴィッド・R・エリス
出演: キム・ベイシンガー
    クリス・エヴァンス
    ウィリアム・H・メイシー
                        他
面白かった!! そしてそして!! カッコよかった〜〜〜〜!!クリス・エヴァンス!!! この人、なんと「ファンタスティック・フォー」に出てるのだ。 知っていたら劇場まで見に行ったのに〜! (まだ公開中だが今は時間帯が合わない…残念!) セルラーというのはケータイのことだけど 突然誘拐されてしまった主婦キムベイシンガー演じるところのジェシカが、とあるケータイだけを頼りにその窮状からの脱出を試みる…という話(でいいかな?)。 全編スリリングで、ごく最初からのめりこんで見入ってしまった。 「電話」一本でつながってるジェシカとクリス・エヴァンス演じるライアン。この関係がまた良いのですよ。 それに、「ジェシカの職業」とか「青いスポーツカーの弁護士」とか、設定がうまーい♪ 何よりも「セルラー」なのだ。 最初から最後まで「セルラー」なのだ!!
全編ドキドキハラハラ、そして段々とカッコよさを増すライアンに悶絶。 最後はもうあまりのカッコよさに、カッコよさに!涙が出てきた。
とってもとってもオススメです!!

興奮した!!いろんな意味で。★★★★★
イイ男度=クリス・エヴァンスに100%♪♪
普通の人々★★★★
1980年 アメリカ
監督: ロバート・レッドフォード
出演: ドナルド・サザーランド
    メアリー・タイラー・ムーア
    ティモシー・ハットン
    ジャド・ハーシュ
                        他
冒頭、主人公一家の朝が映し出される。表面的にはごく普通か、それ以上に「出来た」家庭の朝食風景なんだけど、どこか空々しい違和感がある。 決定的なのは、食欲がなくて食べたくないと言う息子のフレンチトーストを、母親が言葉すくなく、でもヒステリックにシンクに捨ててディスポーザー?排水口に押し込む。何度見てもこのシーンは印象的で、母親の息子に対する気持ちを分かりやすく物語ってると思うのだ。 その後、この一家に何かがあったのだな、そのためにこの息子がイライラしているのだな、情緒不安定になってるのだなということがわかる。 次第に明らかになるこの一家の事情。 どうやら、長男が死んでしまったらしい。 しかし、弟であるコンラッドの抱える苦しみは、ただ「兄の死」というだけのものではなかった。

もう25年も前の作品なんだなぁ。ちょっとびっくり。 レッドフォードの初監督作品。 BGMもほとんどなく、大きな盛り上がりもなく淡々と時間が流れていく、地味で静かな映画なのだけど、心打たれる作品で私はかなり好きなのです。 でも、とっても重いけど。今思うと「グッド・ウィル・ハンティング」に通じるものがある。 コンラッド、その父親、そして母親…派手ではないが、そのリアルな演技によってこの3人の心理状態が本当にうまく伝わってきて、圧倒される。 特にコンラッドを見ていると、わけもわからない切なさが押し寄せてきて、涙が出てくるのだ。 地味ながらも飽きさせずに釣り込まれるのはひとえにこの、役者たちの演技力、そしてレッドフォード監督の力量の賜物でしょうか。
子どもの苦しみに、親はどこまで迫れるのか…。愛情をどこまで示すことが出来るのか。「もっと怒鳴ってもいいよ」というコンラッドのセリフが胸を打つ。やっと本心を語り合えるコンラッド親子二人に静かな感動のラストが印象的だった。

★★★★
タイトル
感想
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