ロンゲスト・ヤード ★★★★
知らなかったんだけど、リメイク作品。オリジナルは30年以上も前の作品だけどもかなり評判が良い様なので、今度見てみたいです。
さて、ストーリーは、八百長疑惑で現役を引退したフットボール選手のポールが、やけを起こして(?)警察沙汰になり収監される。
その刑務所の所長は大のフットボール好きで、看守たちでセミプロチームを持っている。 で、ポールは所長に囚人たちのフットボールチームを作れと命令するのだ。
ずぶの素人ばかりで、そのうえ手におえない荒くれたち。試合ができるまでは程遠いようだが…。
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カメオ出演とかは良く分からないんだけど(スポーツ選手もあんまり知らないし。ボブ・サップだけは分かったけど)でも、バート・レイノルズが出てきた時に「おお!!」とビックリしました。彼が30年前のオリジナルで主演だったと言うのは後で知ったこと。なるほど! 白紙からチームを作り上げて試合に臨むというだけでも、ツボですね(笑)
で、囚人たちが意外にも金の卵の宝庫だったりして。 ふむふむ、マッチョが多いしバスケなんかもかなり出来るし、やる気にさえさせればこっちのもん。 また、看守が上手い具合に嫌なやつらばかり!間違っても「グリーンマイル」のトム・ハンクスとかデヴィッド・モースとかのように「いい看守」なんていないし。いてはいけませんが。そう言えば所長が同じですね。ジェームズ・クロムウェル。同じ役者でも違いすぎるほど違う。殴りたいです。今回は。 そんな看守チーム相手にヤツらはやる!!やらずにいられるか!!と、イヤがおうにも盛り上がる。 紆余曲折はあるけど、それがまた面白かったりするし。 囚人たちの気持ちがまとまってゆくのを見るのは気持ちが良かった。

結構アダム・サンドラーが好きというか、彼の出ている作品が好きでして。 気の弱そうな優しそうなところが母性本能をくすぐるタイプですな(笑)。 今回のフットボール選手の役もそれなりに良かったけど、今回はちょっと存在感がイマイチだったかも。脇役が強烈過ぎたかな? わたしはクリス・ロック演じるケアテイカーの存在が光っていたように感じました。
マイライフ・アズ・ア・ドッグ ★★★☆
ラッセ監督の映画なので前から興味はありましたが、機会あって借りてみました。映画を見る前に分かっていたのは、主人公の少年がライカ犬をコトあるごとに思い浮かべては「ライカ犬より自分の人生はマシだ」と思っているということ。

宇宙をはじめて旅したものは人間ではなく犬です。 ライカ犬、それは実験のために犠牲となり、宇宙をただ飢え死にするまで浮遊していたと言う…。 主人公のイングマルは嫌なことがあるたびに、このライカ犬を思い浮かべて「自分はあの犬よりも幸せだ」と、自分の境遇を受け入れる努力をする。 兄は意地悪だし、自分はドジでヘタレで何をやっても失敗ばかりでいつも病気の母親を怒らせたり嘆かせたりしているけど、自分よりも不幸に違いないと思う相手を思い浮かべれば大抵のことは乗り越えられるのだ。

しかし、母親の状態が段々悪くなり、イングマルと兄は別々に親戚に預けられることになる。 大切にしている飼い犬のシッカンとも別れて、悲壮感漂う別れにシーンに、これから先にこのイングマルに襲い掛かる不幸を予感させられてかなり構えたのだけど、寄宿先の叔父の家は温かくユーモラスで、イングマルを愛情いっぱいに迎えてくれる。友達もすぐに出来るし、なんと、女の子にもモテモテ! だからと言って幼い少年が母親とはなれて暮らす寂しさがまったくなくなるとは思わないが、予想と違いほのぼのしたカンジの温かみのあふれる映画だった。
もっと惨めで哀しく可愛そうな境遇の子どもが出てくる映画は他にもあるので、ちょっと拍子抜けしたかな。最初にも書いたけど、ライカ犬うんぬん、と言うからにはメチャクチャ不幸な少年を想像していたので。
でも、ラッセ監督らしいいい映画だとは思う。 子どもたちの表情が明るく生き生きと描かれているし、ちょっとした日々の出来事が、大きな事件も派手なアクションもないけど、ガラス工場の街で大人も子どももいっしょに街ぐるみで生活していると言う、今の殺伐とした社会とは全然違う生活の中で瑞々しく描かれていて、地味ながら飽きさせない。 辛い出来事も乗り越えて明るい表情で生きていくであろう少年の未来に、胸がほっこりする作品でした。
ホテル・ルワンダ ★★★★☆
1994年のルワンダの大量虐殺の中で、マジョリティー(と、映画の中でもフツ族は自分たちを呼んでいました)のフツ族のポールがマイノリティーであり「ゴキブリ」と言われたツチ族の人々を、自分が支配人を勤めるホテルにかくまい、命を救う物語。実話だそうです。

ルワンダの大虐殺のことは、こちらのサイトにも詳しいのでご参考までに。
http://c-cross.cside2.com/html/bp0ri001.htm

もう10年以上も前なんですね。 イマイチ背景が分からないままにそのうち、ニュースでも見かけなくなったルワンダの虐殺。驚くのは「ナタで人を殺しまくる」というのが…。なんでこんなにも残酷になれるんだろう?怖いけど不思議でもある。きっと「殺さなければ殺される」と言う恐怖感が根底にあるのかもしれないけど。 累々と続く死体の山もおそろしいけど、ナタを持った人々がぞろぞろと大挙して押し寄せるシーンも怖い。群集心理というのか、特権意識というのか。↑のサイトにも書かれているけど「比率からすればホロコーストにおけるユダヤ人の犠牲者のほぼ三倍になり、 広島、長崎の原爆投下以来、最も効率的な大量虐殺だった。」とのこと。毒ガスを使うでもなく原爆を使うでもなくナタで(ナタだけではないだろうけど)ひたすらローテクな殺人でこの殺害者数は驚くばかりでは…。 国連も非力…というか、じれったい。「ノーマンズランド」のときも思ったけど。その中で老体に鞭打つように人民のために奔走したニック・ノルティ演じる大佐が印象的。 もちろん主人公のポールも。最初は明確なヒューマニズムはなかったようですが、巻き込まれて仕方なく…みたいな。奥さんがツチ族だからと言うのもあったけど、それにしてもあれだけの事をするのは並大抵ではない。家族とはなれてでも、と言う悲壮なまでの決意には頭が下がる。それに対して奥さんが怒る場面「わたしを見捨てたわね」って言うのは、日本人の美学とはちょっと違うような気がするけど…。怖い目をした後だけにパニックになる気持ちもわかる。と言うように奇麗事だけじゃないリアリティがあったと思う。 あと赤十字の女性も見てて「なぜ逃げない?」と思ったけど、公的機関の人たちよりもずっと民間や一般の人たちのほうが真剣にちからになろうとするのが、象徴的な気がしましたね。 最後のシーンがちょっとわからないんだけど、あの「大勢の子どもたちも一緒にバスに乗って海外へ行ったの?」でしょうか?
フライトプラン ★★★☆
あれれ、評判が良くないので期待しないで見たけど、結構面白かったよ。 悪役は、やることがちょっとくどすぎると言うか、用意周到すぎる、大掛かり過ぎるかな。 でも、娘がいると言うことが、自分の妄想だと言われたら自分だったらどうするか。人の言うことを鵜呑みにして、本当に妄想だと思い込むんでしょうか。 ふだんから自分に自信がないと「そっかー妄想だったんだ…」と納得してしまいそう。ジョディーの迫真の演技には釣り込まれました。 でもひとこと言いたい。「アラブ人のひとには謝らないとね!!」 それにしてもピーター・サーズガードって目つきが気持ち悪い…。
白雪姫 ★★★☆
この映画に関しては王子様の役割が???ですよね。 白雪姫を看病したり、魔女(女王)から守ろうとして必死なのは小人達なのに。 王子はなんだかすっごい都合よく登場して、魔女も倒さず(魔女は勝手に自滅する)白雪姫を掻っ攫っていく。 何が泣けるって、小人たちがかわいそうで! ディズニーアニメの中で一番ヒーローらしからぬ男。 ただの横取りマン。
ヘラクレス ★★★☆
感想
クラッシュ ★★★★★
重い。この重さはどこかで経験した記憶がある、と思ったら「ミリオンダラー・ベイビー」の重さに似ている気がして、監督がその映画の脚本家と知り納得。

ものすごい差別の連鎖が描いてあるんですが、これは現地で暮らしてみないと分からない感覚だろうなぁ。ほんとに今でもこんな感じなの?ってなにも知らないわたしは思ってしまう部分が多々あるのだけど、こないだ「婦人公論」でオダギリジョーが留学?か、なんかの時にアメリカで受けた差別について触れてて、まさに「本当なんだね」と思えた。それに「こんな大げさなことはない」と言う批判も聞かれないのだから、多分本当のことなのでしょう。なんて言ってるわたしはノーテンキが過ぎるかな。 タイトル画面の抱き合う二人、やはりわたしもこのシーンがとっても印象に残った。わたしがこの女性だったら、やっぱ命が惜しいから助けて欲しいと思うだろうけど、だからと言ってアンタがしたことを許す気になんてならないからね!!って思うのじゃないだろうか。きっと彼女も「どうしてこんなにも立派なあなたが、あのときわたしにはあんなことをしたの?」と言う気持ちだったと思う。複雑な表情が忘れられない。
しかしマット・ディロン自身も、自分の中の思わぬヒューマニズムに驚き戸惑う。彼はきっと我知らず偽悪的に振舞ってたのではないかな。でも、無意識にとった行動がかれに自分の内なる善に気付かせた。ラストのかれもまた、印象的です。
対照的に元相棒のライアン・フィリップ。(この人の顔も好みだわん)これまた無意識にとった行動に、自身が打ちのめされようとは。この対比が見応えありました。
そのほかにも刑事のドン・チードル親子、チンピラの二人組み、鍵の修理屋、イラン人(でしたっけ?)の雑貨屋の主人、テレビ番組の監督夫婦…それぞれのエピソードがバランスよくはめ込まれていて面白かった。
どの人物も主人公になり得る濃さ。
人間社会の暗部を容赦なく描いてあってもちろん、暗くて重くて辛いのだけど、それだけで終らずちょっとホッとさせてくれるシーンもあったりで、こう言う終り方は好きだなぁ。 いい映画でした!
フライ,ダディ,フライ ★★★★☆
原作には思い入れがある。金城さんのゾンビーズシリーズ。
同じ原作者の映画化作品としては「GO」しか見てないけど 「GO」の映画としての完成度に比べたらアアタ なんじゃこれ みたいな(笑) ぱっと、ストーリーに引き込む求心力が弱い。 冒頭からのもたつきようはイライラする。 「GO」はその点、一気に鷲づかみだったもんで。 冒頭の仲良し家族ごっことか、特にね、首筋が痒い〜くなる。 大嫌い。ああいう家族像を露出するのって。 それに、こう言うのって結局は「ロッキー」なんですよね。 でも、ちゃんとロッキーしてなかった。 途中で休んだり失速したらダメなの。 一気呵成に畳み掛ける瞬発力っちゅうかスピード感が大事。 ロッキーが好きな人は単純な人が多いですから、多分(笑)。 朴舜臣だって、セリフとか臭すぎ。 「誰かを殴れば殴るほど、こぶしの間から大事な何かがこぼれ落ちていく」 とか 「翼があればなぁ…どこへでも飛んでゆけるのに」 とか 「空のずっと上から見たら世界はきっと平和だよ」 とか。 うぎゃー! 臭すぎる!首筋が痒い〜〜〜〜い! 原作でもあんなことを言ってたんだっけ? だとしても、原作はいいの(と、手前勝手なわたし、笑)。 それになんですの、あのゾンビーズたちは。 あまりにもヘンテコじゃないですか。 とくに山下!! なんじゃそりゃ、デスよ。 ま、南方くん(松尾敏伸)はちょっと良かったけど あの棒読みが苛ついたか。 しかし、しかし、しかしかしかし 岡田君のカッコよさがすべてを帳消しにしている! 朴舜臣って感じじゃないんだけどなぁ ほんとは。 どっちかって言うと相手の石原みたいな人のほうが 舜臣って感じがするのはわたしだけ? しかし、しかしかし!! 何でもいい。岡田君なら。 岡田君の岡田君による岡田君のための映画として わたしは絶賛したい。 あ、でも、心はジョニーのものですから。 念のため。 でも、ひそかに「花よりもなほ」も絶対レンタルするぞ と心に誓うのでありました。 ついでに松尾敏伸くんの『ウォーターズ』も…
ショコラ ★★★★★

監督 ラッセ・ハルストレム
出演もしくは声の出演 ジュリエット・ビノシュ 、ヴィクトワール・ティヴィソル 、ジョニー・デップ 、アルフレッド・モリナ 、ヒュー・オコナー 、レナ・オリン

ぐおおお〜〜〜ぉ! ジョニー!!!せくすい〜〜!! …と、興奮するほどジョニーがカッコよく色っぽかった〜…。 主人公はジョニーじゃないのだけど、 ジョニーの出番は後半しかないんだけど、 でも、すっごく存在感のある役どころで、今までのジョニーの出演作品の中でもかなりカッコ良さでは上位に位置すると思うのです!!

あらすじ++++

排他的で古く保守的な因習にとらわれた町に越してきたビアンヌ、アヌーク親子。 断食の季節にチョコレートショップを開店する。 その行動が挑戦的に思われたり、アヌークに父親がいなかったり、ビアンヌの服装が町の女性たちよりも派手だったことから、保守的な町の権力者レノ伯爵の癇に障り、何かと攻撃を受けてしまう。 なかなか町になじめないビアンヌだが持ち前の明るさと、甘く美味しく見目綺麗なチョコレートのおかげで少しずつ友人が出来る。 娘親子と疎遠で寂しく、気難しい老女(大家)アルマンダ。 町のみんなからアタマがおかしい女として扱われているジョセフィーヌ。 ふたりともビアンヌのおかげで生き生きとした生活を取り戻す。 そんなとき、川には船をねぐらに根無し生活をするジプシー一派がやってくる。ビアンヌはジプシーのリーダーのルーと親しく付き合うようになる。 ジプシーを徹底的に排除したいレノ伯爵は、ある行動に出るのだが…。

++++

ともかく、チョコレートが美味しそう!! 明るく前向きでくよくよしない主人公には元気をもらう感じ。 見終わった時に優しい気持ちになれる映画で、よかったぁ♪ でも、なんつーてもジョニー!! 出番が少ないからと、今まで敬遠していたのが悔やまれる。 あー、カッコよかった。悶絶するほどに…(笑) ジョニーファンで未見の人、 ジョニーには興味がない人も、オススメ♪
スピリット ★★★★
監督 ロニー・ユー
出演 ジェット・リー 、中村獅童 、スン・リー 、原田眞人 、ドン・ヨン 、コリン・チョウ

ジェット・リーのアクション(カンフー)が大好きなので、期待していました。 強さを求め、天津一の格闘家になることを夢見てきた主人公のフォ。 願いがかなって最強の男になる。しかし、強さに自分を見失った結果として大事なものをすべてなくしてしまう。 自分が招いたことに気がついて、愕然とし、いったんは命を捨てようとするが、山村の素朴な生活とそこに暮らす人々の優しさに触れて癒されていく。 そして、フォは天津に帰るのだが…。

+++++++

ちょっと「ドラゴンボール」みたいです。 町の真中にリングみたいなのがあって、そこで戦う、人々が見る。 つまりはゲームの中での闘いなので、命のやりとりうんぬんという緊迫感が薄く、その点はちょっと物足りなかったんだけど、それよりも大事なものを映画は伝えようとしていて、その深さに打たれました。 強さとは、格闘とは…みたいに切々と訴えてくるジェット・リーに静かな感動を与えられて、これは高校生の娘といっしょに見たんだけど、娘もかなり感動していました。 ジェット・リーのカンフーはやはり見応えがありカッコいい! 雄大な自然の中で、一人型をとる彼は美しかった。目に焼き付いています。 あの辮髪も変な髪形なんだけど、ミツアミってなんか萌える…(笑)。 おまけ映像で、インタビューに答える彼はテンションが高く、ちょっとイメージが違ったけど、東洋人=寡黙でシャイ と言う思い込みがあったかな。 しかし、そのインタビューでもきっぱり「カンフー映画はこれで終わり」って言ってたけど…もったいなすぎる〜!!!
佐賀のがばいばあちゃん ★★★★☆

監督 倉内均
出演 吉行和子 、浅田美代子 、鈴木祐真 、池田晃信 、池田壮磨 、穂積ぺぺ

読まねば… 読まねば…!! と思ってるうちに人気が上がって、図書館の予約が14件とか15件に。映画も気が付けば4日まで上映って言うので、子供を連れて隣の市まで見に行く。 大きなシネコンが横にあって、通りを一本隔てた古い昔ながらの映画館。すり鉢も浅く、もちろん座席もぼろい。 でも、そんな映画館にぴったりの映画でした。

昭和30年ごろ、生活が苦しく子どもを育てられない母親が、広島から佐賀の母親の元に次男の明広を預けます。甘えん坊の明広は泣くばかり。行きの汽車でも泣き、おばあちゃんの家についても泣き…。幼い子どもが母を恋い寂しがってなく姿に何も感じていられるわけがなく、冒頭からウルウルっと。 おばあちゃんは優しさのかけらも見せずにいきなり「明日から飯炊きはおまえの仕事」と言いつける。 最初は泣いてばかりの明広も、おばあちゃんの「明るい貧乏生活」に触れて段々と心を開いていくのだった。

しかし、おばあちゃんのいる佐賀って、とっても綺麗な町なんです。そこここに川があって各家庭も用水をはさんで小屋があったりするんでしょうか。 実はうちの母親の実家、祖母の家もこんなに大きな用水じゃないけど、小さな用水があり、そこに何かを洗いに行ったりしていたので、懐かしい気持ちもしました。さすがにガスはあったけどコンクリートの流し台、井戸からくみ上げる水(夏は冷たい)、そして焚き付けに使うあのマッチ!!もも印の大きいマッチ箱です!懐かしかった(笑)。

おばあちゃんと仲良く暮らしながらもやっぱりどれだけ大きくなっても母親のいる広島に帰りたがる明広がとっても健気でいじらしく、そこかしこにじわ~んとする場面がわんさかありましたが、もちろん笑いも満載。クスクス笑いながら涙があふれてくるような、優しい気持ちになれる映画です。 特にもう、マラソンの場面からは涙が止まらず…。 館内は、(結構人が入ってましたよ)すすり泣きの嵐(笑) うちの子どもたちもふたりとも泣いてました。目が真っ赤になるぐらい。

配役もよかった。吉行和子適役でしたね!!娘たちが「うちのおばあちゃんに似てたね!」と(笑)。よけいに盛り上がったりしてね(笑)。 吉本のメンバーがちょこちょこ顔を見せていたり、製作協力のエンドロールにたーくさん名前が出ていたりで、心がほっこりと温もる感じがしました。
12人のパパ ★★★
監督:ショーン・レヴィ
出演:スティーヴ・マーティン 、ボニー・ハント 、パイパー・ペラーボ 、トム・ウェリング 、ヒラリー・ダフ 、アリソン・ストーナー

これは子どもも気に入りました。 12人の子どもってめったにないから、きっと再婚同士で連れ子が集まったんだと思ったら、正真正銘夫婦の子どもたちだった。 名前なんてもちろんのこと、キャラクターも薄ぼんやりとしか覚えきれない。 アメフトのコーチになるために田舎から大都会に引っ越して、母親にも小説家としてのチャンスが訪れ、そのために2週間留守になる間のハプニングを描いてあります。 ちょっとヴィン・ディーゼルの「キャプテン・ウルフ」ににていますね。 今回も子どもの中に可愛い子がいました♪ 長男役のトム・ウェリングもけっこう良かったけど好みじゃありません。(ナニサマ) 四男くらいかな〜〜ジェイコブ・スミスくんです。 かわいかったー♪スケボー姿もカッコよかったし、有望有望♪♪
ウェブサイトはこちら。見てみて。可愛いよ♪
ストーリー自体は子どもは楽しかったようだけど、わたしは「こんなもんかな」って感じです。無駄にどたばたしすぎ。 ただやっぱりアシュトン・カッチャーはカッコよかった♪ 「守護神」ケビン・コスナーとの競演、楽しみだわ〜♪ ・・・ヘンな役だったけどね!!(爆)
パイレーツ・オブ・カリビアン
 デッドマンズ・チェスト
★★★★★

監督:ゴア・ヴァービンスキー
出演:ジョニー・デップ 、オーランド・ブルーム 、キーラ・ナイトレイ 、ビル・ナイ 、ステラン・スカルスガルド 、ジャック・ダヴェンポート

見てきました〜〜!! 文句なく面白かったです! 予告で見た大きなタコの怪物みたいなのとかのCGはすごかったし、ストーリーもまぁただの化け物退治に終わらず、見応えがあったし…。 随所に笑いもたーくさん!!もう、おかしくて。楽しめました! しかししかししかしかしかし!! やっぱ、ジョニー・デップ!!! きゃー! 最高にカッコよかった〜♪ ラストの展開は思っても見なかったので、衝撃だった。 たしかにそれらしいキャッチコピーみたいなのは聞いていたけど、まさかあんなことになろうとは!! しかしかしかし!! あのジャックの姿はカッコよくって涙が出たよ〜。 エリザベスにジェラスィ〜&憎しみが…。   (カッコよさに涙が出るって言うのは「王の帰還」のアラゴルンと「セルラー」のライアン以来かな!) 思わず買ってしまいました。パンフレット…。 はぅ〜 今夜はジャックの夢を見る。パンフを枕の下に敷いて寝ようっと♪ ってなことをしちゃ、もったいないのでプリントアウトでもすっかな!
旅するジーンズと16歳の夏 ★★★★★

監督 ケン・クワピス
出演 アンバー・タンブリン 、アレクシス・ブレーデル 、アメリカ・フェレーラ 、ブレイク・ライヴリー 、ジェナ・ボイド 、ブラッドリー・ウィットフォード

ものすっごくいい作品でした!!断然オススメ!!何度でも見たくなる、おケチなわたしが「DVD買いたい!」と思える作品。(本当に買うかどうかは別問題として…) 多分今年の中では一番よかった。感動作とか言うのじゃなく「いい映画」って言いたいです。

主人公の4人の少女は16歳、夏休みを前にジーンズを買います。 それは、体型が全然違う4人の少女の誰にもぴったり!!と言う不思議なジーンズ。いつも一緒だった4人、この夏は離れ離れの夏を過ごすことになっている。その別離前夜にこのジーンズに出会ったことを奇蹟であり不思議な力を持つ「魔法のジーンズ」と信じて、4人で共有することに。 そして、決め事を10か条決めて、順番に回すことにしたのです。まずはギリシャの祖父母の所に行くリーナから。そして地元にただ一人残りバイトに励むティビー、次は離婚した父のもとで一夏を過ごすカルメン、最後はサッカーの合宿に行くブリジッド…という順番で。

若くて怖いものなんかなくて、楽しくて綺麗で輝いて… それが本当の16歳なのでしょうか? 実は心に深い悩みがあったり、口には出せない悲しみがあったり、自分のよりどころがなくて心細かったり…。それが本当の16歳の姿。 一見、元気で明るく見える少女たち。だけど、それぞれが心に抱える葛藤や苦しみで押しつぶされそうになっているのです。理由はそれぞれが違うけれど、それをさらりと描きながら、ジーンズを介した友情で乗り越えてゆく姿を描いてあります。 配役も4人の女の子たちが表情やしぐさが可愛くて、まさに16歳って感じでよかった。実際には20過ぎていたと言うのですが、16歳以外には見えない!!断じて!!って言うぐらい。見事に演じきっていました。おまけ映像を見たら、彼女たち自身が監督や演出を誉めていたわ。

男同士の友情物語は数々あれど…「スタンド・バイ・ミー」だとか「遠い空の向こうに」だとか「マイ・フレンド・フォーエバー」だとか…。 女同士のものもなくはないですが、この年代の女の子たちの友情をかくも優しく爽やかに、しかも等身大に描いてある作品は滅多にないのではないでしょうか? けんかをした後の仲直りの仕方とか、さりげない思いやりの示し方や、気の使い方、どれもが胸に響きます。おまけ映像も含めて、ほんとにオススメです。
フォーン・ブース ★★★
監督:ジョエル・シューマカー
出演:コリン・ファレル 、フォレスト・ウィッテカー 、ラダ・ミッチェル 、ケイティ・ホームズ 、キーファー・サザーランド 、ポーラ・ジャイ・パーカー

「エイプリルの七面鳥」のケイティ・ホームズが出てるということで、借りてきました。主人公はコリン・ファレル。いつもながら眉毛が太いです!!そして今回、派手なスーツを着こなして、口八丁で業界の波に乗る宣伝屋さんです!軽薄な役はあんまり見たことがなかったけど、結構ハマっていました。スーツ姿もカッコ良い!これで眉毛がもう少し細めで、もっときゅっと上がってたらすっごく好みなんだけど…。なんせ、眉毛フェチなので理想の眉毛から外れてると萌えないです。 それにいっつも思うけど、この人、「ブラピの黒髪版」みたいなイメージなんですけど…。

今回のストーリーは、ふと鳴った電話を取ったらドツボにはまった男の話。その電話を切るわけに行かなくなり、電話ボックスから動けなくなって、そこで80分電話で喋りっぱなしと言うなかなか奇抜な設定です。殆どその場所から動かず、ストーリーが進行してゆく。アイデアが良いです。 電話では、謎の男に脅されているのだけど、だんだんと軽薄なところが失せて真剣になっていく…80分のうちの男の成長物語と言ってもいいかも。 ただ、電話を切らずに進行してゆく…と言うと「セルラー」があるからね。 あれと比べてしまうと、断然あっちのほうが良かったので、こっちはちょっと間延びした感じがしたかな。ひとところにいて動かないのでスピード感に欠けるような気がしたんだけど…。それに切迫感が薄かったな。 あと、ケイティ・ホームズ、主人公が固執するほど可愛くないんだよね。 「エイプリル」のときはすごく可愛かったんだけど。 時間的にはコチラの作品のほうが先に作られてるだろうから、このときから垢抜けたと言うことだろうか。 犯人は 「キーファー・サザーランド」って声だけでみなさんわかったのかな? わたし分からんかった…。あんなにも毎日のように聞いた声なのに!!(笑)
M:I:V ★★★☆

監督 J・J・エイブラムス
出演:トム・クルーズ 、フィリップ・シーモア・ホフマン 、ヴィング・レイムス 、マギー・Q 、ジョナサン・リス=マイヤーズ 、ミシェル・モナハン

確かにアクションはすごかったし迫力もあった。 ロケ地も魅惑的で、バチカンの教会?内部もカタコンベとかも見応えがあった。 でも、結局やっぱり、これはトムのファンじゃないと面白くないのではないだろうか?と思ってしまった。 トムはすごいよ。 たしか、もう40超えてるよね。なのに、あのアクション、あの走りッぷり! すごい!!と思う。 たとえ多少、フィルムを早回ししてるとしても(絶対早回ししてるよね??) 走り方が綺麗だし、とても40男の走り方じゃない。(それともスタント?) でも、だからと言って「惚れ惚れ〜♪」するほどわたしはやっぱり、トムのファンではないのよね。 今回痛感しました。 なのに、どうして、トムの映画を見てしまうのか…。 「宇宙戦争」も劇場まで行っちゃったし。 ま、それはともかく、ストーリー的には、今回は夫婦愛の物語が軸になってるんですね。 これがわたし、受け付けませんでした。 感動するひとはきっと感動すると思うんだけどね。 トム…というか、イーサンの真剣振りがいじらしくもあり?とか? 「M:I:U」のときも、恋人がいてどうのこうのという部分になんだか、白けてしまったのだけど今回もそれはわたしには余分な流れだった。 最初からトムは妻を助けると言う設定なので妻がいないことには話しにならないんだけど、でも、なんか、妻を助けるとか子どもを助けるとか…もうそう言うのはいいわ、って言う感じです。 「24」も、それでゲンナリしたし。 劇場の大画面で見たから、面白く感じたけど多分DVDなんかで、家の小さいテレビ画面で見たら途中で寝ちゃったかもね。 でも、アクションが派手すぎて(そりゃもう、派手なんです!!) 一体何故こんな派手なことになっているのか?? と、一瞬展開が分からなくなってしまった。 とは言え、金返せ!って言う感じではなく。見ている最中は確かに確かに面白かった。劇場で見られたこと自体に、喜びを感じます。 なので、★×4個ですね。 ジョナサン・リース・マイヤーズも出てたし♪ 誉めてるのかけなしてるのか分からない感想でゴメンなさい〜〜〜!!! ともかく、わたしは一番最初の「M:I」が一番面白かったです!
タイトル
感想
タイトル
感想