キング・コング ★★★★★
キングコング、見てきましたよ。 (以下ネタばれ含みますのでご注意を) まさかこんなにも泣けるとは思わなかった! ただ、「迫力」を期待して見に行ったのに…。 結局、コングがあまりにもかわいそうで最後は号泣に近かったのだけど、コングに愛された女優アン、私が彼女であったら、なまじっかな普通の男などには、もう生涯見向きなんて出来ないだろうと思う。 女心としては、自分を巡って二人の男(イケメン希望)が争いをするというのは(「ケンカを止めて〜二人を止めて〜わたしのために争わないで〜」ってやつですよね)究極に(?)うっとりする体験なのではないかと思うのだけど(当方経験なしなので実のところは分からないのだけど)この映画の中では、自分(アン)を取り合って引き起こされる争いってのがまたスゴイ。 も、こんな「争い」をされた日にゃ…そして、あんなにも命を張って自分を守ってくれた日にゃ、一生アナタについて行きます!!って気持ちが起きても仕方ないのではないでしょうか?(笑) 争いの後に、二人でうっとり夕日を眺めたりして、しかも「ビューティホー…」などと意思を通わせたりしたら、「ふたりでずっとこの島で暮らしても構わないわ」って気持ちになりました。わたしが…(笑)。 というか、そう思わせるだけの魅力が、この映画のキング・コングの表情にはありました!たしかに。惚れても許して。 引き裂かれた二人ではあったけど、コングはアンを探す。探す。探す。 こんなにも自分を(私のことじゃないけど)、全身全霊を込めて求めてくれたらもうその気持ちには応えるしかないでしょう!!許されざる恋ならば「一緒に死んで、あの世で結ばれましょう」という気持ちにもなると言うもの。(すっかりヒロインに同化) エイドリアン・ブロディも健闘していました。今までちっとも「カッコいい」と思ったことない俳優さんだけど、今回はじめて「カッコいいかも♪」と思った。男は顔じゃないね、行動力だね、と思わせてくれた! しかし、しかし、軍配はキング・コング。 あんな愛され方をしたら、他のどんな男のどんな愛情もきっと物足りないに違いない。 ああ、なんとカッコよく雄々しく、そしてキュートで繊細で切ないキング・コング!! 「池」のシーン、ビルの上での「対話」など、もう、忘れられません!! 今年一発目の「いい男指数」はキング・コングに100%ですね!

でも、すこ〜しだけ、突っ込んでもいい?? あんなに振り回されたら骨の一本や二本、簡単に折れますって。 ムチウチにもなろうし、脳内出血とか、くも膜下出血とか? 脳みそがスクランブルになったり、体中の筋肉や血管がいかれちゃうって。 しかも、ゴリラって決して凶暴な野獣じゃないんですってね。 思慮深く臆病でおとなしい性格なんだって。 それを踏まえて、あの巨大獣は決してゴリラが大きくなっただけの生物ではなく、別個の生き物だと思わねばなりません。 たとえどんなにゴリラに酷似していようと。 あとね、巨大生物たちの世界でCGを「これでもか!!」みたいな見せつけ方をさせられて、ちょっと興ざめでした。もういい、わかったから早く物語をすすめてくださいって感じだった。 もうひとつ言うならコングの登場までが長すぎた。わたし、寝てしまいました。船の上からいきなり原住民が出てきたシーンまでワープしてしまった。 でも、これらの「欠点」を差し引いても、充分見応え満点の映画でした。 2006年の幕開けとしてこんなに感動できる映画を見られて、ラッキーでした♪♪
Mr.インクレディブル ★★★☆
B0009DC7YUMr.インクレディブル

ブエナ・ビスタ・ホーム・エンターテイメント 2005-06-15

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お正月休みに子どもたちとわいわい騒ぎながらDVDを見ました。 かつてヒーローをしていた(って変な言い方だけど)主人公。 ある事件がきっかけで、世間からはじき出され、ヒーローを止めてしまった。 月日は流れ、今では成長した子どもを二人抱える主人公。 普通のサラリーマンになっても、やっぱり正義漢であり、そのために会社内での立場も良いものではない。 そんな主人公にヒーロー時代を知る謎の人物から、ある「しごと」が舞い込んだ。その仕事とは…。

+++感想+++

楽しい映画でした。 ヒーローを止めて生活に張りが無くなった主人公が、再びヒーローとして活躍できる機会を得ることで、生き生きと蘇っていくところ、筋力トレーニングなんてして(その筋トレがものすごい!!)おなかが段々引っ込んだりして…。奥さんとの冷え冷えした関係にも変化があったりして。 人間気力って大事なんだよね、と思ったりしました。 こどもにしても、特殊能力がコンプレックスであるのと、逆にそれが自分のとりえであると思うのとでは全然、生きていく方向が違う。 そういう「生きるヒント」みたいなものもこっそり?含めつつ、楽しくドキドキハラハラとしながら見ることが出来ました。
レニモー・スニケットの世にも不幸せな物語 ★★★☆
B0009YGWOKレモニー・スニケットの世にも不幸せな物語スペシャル・エディション
ジム・キャリー レモニー・スニケット ブラッド・シルバーリング
角川エンタテインメント 2005-09-16

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長女(高2)絶賛です。 わたしは★★★☆ってところかな?

+++あらすじ+++

不幸な火事で両親を亡くした3人の子どもたちが、オラフ伯爵(ジム・キャリー)に引き取られることになるのだけど、この伯爵、子どもたちにメチャクチャ汚い家の中を掃除させたり、挙句の果てに命を狙ったり。ねらいは子どもたちの遺産なのだった。 どんなに逃れようとしてもしつこく迫る伯爵の魔の手。 そんな中、子どもたちは自分を引き取ってくれる二人のおじさんやおばさんに両親との共通点を見つけて…。 伯爵の恐ろしい犯罪とは…!きょうだい3人は無事に伯爵から逃れられるのか??

+++感想+++

ジム・キャリーは思ったよりもインパクトが無かったんだけど、子どもたちがとっても可愛かった。特に長女の女の子がキュート!昔のソフィー・マルソーみたいだったなぁ。男の子も賢そうでカッコ良い、将来有望(笑)。そして、末っ子の可愛いこと!! ストーリー的には、伯爵と子どもたちの両親と二人の後見人のおじさんおばさんとの関係が今ひとつハッキリしなくて???だったんだけど、視覚的にもとても楽しめたし、見て良かったと思う。 エンドロールがまた、おしゃれでカッコよく、じーっと見入ってしまった。 見間違いでなければ最後のほうに、ダスティン・ホフマンが出ていたと思うのだけど…??
コーチ・カーター ★★★★☆
B000BTNKTSコーチ・カーター スペシャル・コレクターズ・エディション
サミュエル・L・ジャクソン トーマス・カーター ロバート・リチャード
パラマウント・ホーム・エンタテインメント・ジャパン 2005-12-16

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+++あらすじ+++

生徒のうち半分は卒業さえ出来ない。もちろん進学率は最低で、その後の服役率は30%を越えている。ともかくガラの悪い地区のリッチモンド高校のバスケット部「オイラーズ」。試合をしていてもマナーは最低、もちろん弱い!! そこに新コーチとして赴任してきたOBのカーター。まず最初にチームに求めたことは学業を主体としたルールを守らせる契約書にサインをすることだった。 そんな型破りのコーチに反発するチームの面々だけど、次第に実力をつけ試合に連勝するようになり、やがて街の花形チームと成長していく。

+++感想+++

実際にあった話を元に映画化されたもの。 見終えてすがすがしい感動に浸れる作品。 「実話系」に弱い私にはビンゴでした。 事実は小説よりも美しい…「タイタンズを忘れない」のときのようにここでも実感しました。 コーチが考えていたのは「チームの勝利」ではなく「チームメイトたちの将来」であり、その場だけの勝利を求めなかったところが並みのスポ根ドラマとは違っている。 もちろん、きっと中には「将来のことなんてどうでもいい、今、自分にとって大切なのは『今』なのだ。今が『栄光の瞬間』なのだ!」という考え方もあるだろう。でも、目先のことにとらわれず長い目で見る、というのは、いや、それを「見せる」「考えさせる」というのは指導者としては大事なことだと思う。 そして、それに応えたチームメイトたち。心が通い合うシーンは最高の感動。いくら良い事、正しいことを言っていても伝わらなかったら意味が無いから。お互いに通じてよかったなぁと、素直に感動した。 また、バスケシーンも見事でした。選手役の人たちはそれなりに特訓を積んで撮影に臨んだとのことで、今までのいろんな映画で試合シーンにがっかりしたようなことは無かった。 ということで、かなりオススメなのですが似たような雰囲気があるからどうしてもわたしは「タイタンズを忘れない」に軍配で、「コーチ・カーター」は★★★★☆ってところ。
最後の恋のはじめ方 ★★★
B000ASBG32最後の恋のはじめ方 コレクターズ・エディション
ウィル・スミス アンディ・テナント エヴァ・メンデス
ソニー・ピクチャーズエンタテインメント 2005-09-28

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+++あらすじ+++

デート・コンサルタントのアレックス・ヒッチ。恋に悩む男、女性とうまく付き合うきっかけを掴めない不器用な男たちの力強い見方! 今回のクライアントは、アルバートと言うこれまた冴えない男。同じ会社のセレブであるアレグラに恋をしている。とても望めそうに無い恋を、なんとかモノに出来るようにヒッチは一所懸命アルバートを「指導」する。 そんなヒッチ、自分もとある女性に一目ぼれ?彼女は、大衆ゴシップ紙の敏腕記者だった!!

+++感想+++

こう言うラブコメは大好き!…のはずが。なぜかイマイチ面白くなかった。なんでかな。 ウィル・スミス(もちろん主人公のヒッチ役)はとっても良かったんです。この人、顔はファニーフェイス?でも、スタイルがよく、長身でカッコイイ!ちらっと、ダンスのシーンがあるのだけどさすが!とってもカッコ良い〜♪ で、役どころもなかなか良いヤツでグッド♪なのだけど、私から見て、ヒッチの相手役の彼女がどうも好きになれないタイプだった。この人のどこが良くて、ヒッチは好きになったのか…。展開の中でも、彼女の行動はわたしは頭にきてむかついた。(「ふたりにクギづけ」のときは良かったのになぁ) 謝るなら、アルバートに謝れ!って思いましたね。 そのアルバートと、セレブのアレグラ。この二人の恋の行方が気になったよ。ヒッチたちよりも。 でも、キスシーンは、断然ヒッチのほうがカッコ良い〜♪久しぶりに「素敵な」キスシーン見た感じがした。(ハウル以来?)

イイ男指数はウィル・スミスに90%…です。
コーラス ★★★★★
全編に流れる音楽の優しさと美しさに、じんわりと感動してしまい、なんと言うことのないシーンにすら涙してしまう映画でした。 オススメ!★★★★★ 今はひたすら、このサントラが欲しい!! 映画が終っても、ずーーっとその音楽を聴いていたくなるような、実際何度も映画を最初から見てしまう、音楽を聴いてるだけでもいいと思える、魅力ある映画でした!! それから、子どもたちがすっごく可愛い〜♪ わたしのお気に入りはもちろん、主人公のジャン=パティスト・モニエくん♪ 彼は少年なのに…いや、少年ならではの、妙な色香があった! ちょっぴり、暗い感じで、細い線。 萩尾望都か竹宮恵子か、てかんじかな(笑) おばさん、そそられました。(あら、お下品で失礼!) それに、ペピノくんのカワユイ事と言ったら。 その他の登場人物も、嫌なやつもいたけど素敵な人たちがイイ感じで映画を気持ち良いものにしていました。マクサンスとか♪

+++あらすじ+++

世界的な指揮者、主人公モランジュのもとへ一本の電話が入る。 その電話から、帰省することになった主人公が、懐かしい思い出に邂逅するものがたりです。↓ちょっとだけ、ネタばれあらすじ
モランジュは子どものころ、問題児の矯正施設にはいっていたのだ。 そこに赴任してきたのが音楽家くずれのマチュー。 子どもたちはとんでもない問題児ばかり、校長はそんな子どもを「目には目を」的に「やられたらやり返せ!」と暴力で統率していくタイプで、マチューにも威圧的であり、赴任早々マチューには気の重いことばかり。 そんなマチューだが、子どもたちとコミュニケーションを取る方法を思いつく。それは…。

↓ ネタばれ感想です。

マチュー先生がほんとにやさしくて、あの朴訥とした雰囲気がすごくよかった!子どもに大切なのは「理解され愛されること」。先生に大切に思われ、その先生の思いに応えて、子どもたちが先生になついていく過程も良いのだけど、なんと言ってもモランジュの声!琴線に触れると言うか、振るわせるというか。もう、聞いてるだけでも涙が出そうな…。 ラスト紙飛行機のシーンは、ほんとうに感動! 「今を生きる」の、生徒が机に乗って見送るシーンを思い出したのはわたしだけではないはずです。 最初に「池の底」にやってきた先生の打ちひしがれた様子と対照的なラストの先生。人生に大切なのは富や名声ではないと言うメッセージも心を打ちました。 そして、ペピノ〜!!「先生!」と、走ってきたピペノのなんと愛しいことか。 先生、ペピノを連れて行ってくれてありがとう!!ピペノの亡き両親に代わってお礼申し上げます!!

最初、主人公を見たとき「あ、『ニュー・シネマ・パラダイス』!!」と思ったけど、映画の構成もそのまんまって感じはした。 感動の質も良く似てる気がした。
ちょっと突っ込むとすれば、問題児のモンダン。彼には何もせずに手をこまねいてただけで、ちょっと冷たかったかな。「今を生きる」の先生ならモンダンにも手を差し伸べたと思う。でも、そこまでしたらしたで「ちょっと出来すぎ」と、わたしみたいなヒネクレ者は白けたかもね。 あと、先生には紙飛行機を全部拾って欲しかった。子どもたちのメッセージなのに。バスの時間が迫っていたんだろうか? モランジュはモランジュで、恩師の名前を忘れるなっちゅうの。わたしなんて小学校のときの隣のクラスの先生の名前ですら覚えてるぞ。
とまぁ、いつもながら突っ込みたいところはあったけど、それを差し引いても心に残る名作となりました!!
ミリオンダラー・ベイビー ★★
B000AC8OV0ミリオンダラー・ベイビー
クリント・イーストウッド F・X・トゥール ヒラリー・スワンク
ポニーキャニオン 2005-10-28

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昨日見たんですけど、一晩経っても、余韻が去りません。 わたしの場合、やはり一晩経っても、この結末には納得できない。 でも、確たる自信や信念もなく、「納得できない自分」に対して後ろめたいような気持ちがするので、とても不安定で居心地が悪い気分です。 まず、結末…彼らの選んだラストにたいしてどうこうという以前に、なんでこんなストーリー展開にしたのか、と、イーストウッドをなじりたい。 この重さを受け止めるだけの強さがわたしには無い、それを突きつけられたようでかなりへこんでしまったと言うのが、今のわたしの正直な気持ち。
バティニョールおじさん ★★★★
B00009V9FBバティニョールおじさん
ジェラール・ジュニョー ジュール・シトリュック ミシェル・ガルシア
パンド 2003-08-08

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「コーラス」のマチュー先生が主人公。
以前妹に紹介されていたのこともあり、興味はあったけど、まさかマチュー先生だったとは!と、喜び勇んで借りてきて見ました!!

時は1942年、所はフランス。 ナチス・ドイツがフランス内を我が物顔で跋扈している時代。 バティニョールおじさんというのは、肉屋さんで、娘の婚約者がナチスの信望者なのだ。それで、ユダヤ人の摘発に協力していて、肉屋の上階にある医者の一家を「売る」のだ。 それを心ならずも協力してしまう形になってしまった肉屋の主人。心にどこか疚しさを抱えつつも、ドイツ軍に協力したことで得られる「得点」を、思わず享受してしまったり…。 そして、ドイツ軍から逃れてきた医者の子供が目の前に現れて、肉屋の主人はこの子供をなんとかしてやろうと思うわけです。
こうして書いてみるとかなり「美談」のように感じるかもしれないけど、それがただの「美談」では終らないところが、この映画の魅力でしょう。 実はこの子供がなかなかに、意表をつく子供なのだ。 それが物語をただのお涙頂戴にしてなくて、ユダヤ人というと何かと悲壮な物語が多いと思うけど(実際悲壮なんです。そして、人事ではありません)この作品は一味違う!と…。 見終えた後のさわやかな感じもグッド♪
意表をつくの意味は…↓
ネタばれ含みます。
この子、かなり憎たらしいんだよね。 おじさんは命がけでこの子たちを助けようと思ってるんだから、もうちょっと感謝すべきだ、普通の映画ならそうなるだろうと思う。 しかも、自分ちが医者と言うエリート系の家なので、肉屋のおじさんを馬鹿にしてるんだよねー。 ちょっと許せん!とか思いません? でも、考えてみれば子供だもん、相手を思いやる余裕もなくても当然。 自分の親を自慢に思ってるところなんて、罪はないよね。 最後は絶対におじさんに感謝したよね。 大人になってからどう思っただろう…なんてことも、思うのでした。
スケルトン・キー ★★★☆
B000BK4D1Qスケルトン・キー
ケイト・ハドソン イアン・ソフトリー ジーナ・ローランズ
ユニバーサル・ピクチャーズ・ジャパン 2005-12-23

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看護士を目指すキャロライン(ケイト・ハドソン)が見つけた職は住み込みの介護。片田舎の大きな屋敷に二人きりで住んでいる老夫婦の、夫が脳溢血で倒れ、言葉も体も不自由になってしまっていた。 その屋敷に住むうちに、屋根裏に「開かずの間」があることを、キャロラインは発見する。「スケルトン・キー」を使ってその部屋に入った彼女は、そこで思いもかけないものを見つける。 その家は、実は100年近くも前に、ある惨劇の舞台となった家なのだった…。

+++感想+++

ゴシックなホラーで結構楽しめました。 サイコなホラーなのかと思ったら…ラストが…。 これは見てのお楽しみ。 ラストを見てから、例の「惨劇」を思い浮かべてみると…。 すると、あのときの犠牲者は…!なんて、思えてきたりして。 結構上手く出来てると思いました。 しかし、キャロラインの友達は無事で…?ひょっとして…? ともかく、「シャイニング」ではトランスの奥さんに 「あんたの顔が怖いんじゃ!」 と言いたいのですが ここでは、同じようにジョン・ハートの顔が怖い!!
シャークボーイ&マグマガール ★★★
小学5年生の娘と一緒に映画を見ましょうということで、選んだのがこの「シャークボーイ&マグマガール」です。 3Dって言うのもちょっと「どんなかな?」って気もあったし。 でも、途中でメガネ(赤と青のやつ)をつけたりはずしたりするので、全編すべてが3Dって訳じゃないのね。 慣れるまでは見辛かったです。 慣れたらそれなりに、本当に石つぶてが飛んできそうで思わずよけたりと言う場面もあって、楽しいことは楽しかったけど。 内容的にはどうと言うことのないストーリーで、わたしはと中で寝てしまいました。(隣に座ってた子供連れのおとうさんもあくびしてた) タイトルのシャークボーイとマグマガールというのが主人公なのかと思ったら、彼らは主人公の少年の「想像の産物」だったのね〜。 主人公少年は、学校ではいじめられ家では家庭不和。なので、学校には行きたくないし家にも帰りたくない。そこで現実逃避するわけですが、その逃避の果ての想像の世界が現実とドッキング、と言うことでしょうかね。 想像の中の冒険ってつまらないのは緊迫感に欠けるから。どんなに危険な目に合っても「これは想像の中の出来事なんだから」と割り切ってしまう。どうせ「映画の中の話でしょう」と言うのとはレベルが違う。 しかしうちの娘はそれなりに楽しめたようです。 ヤマちゃんが吹き替え担当の学校の先生はちょっと面白かったかな。 (全編つまらなかった「ションベンライダー」の中で、唯一笑えた財津一郎みたいな感じでした) それと少年の父親が、パトリシア・アークエットの弟と言うのが、わたしには新発見でした。
ヘッドハンター ★★★★
B000CIXJU8ヘッドハンター
クリスチャン・スレーター クリストファー・タボリ エステラ・ウォーレン
ハピネット・ピクチャーズ 2006-01-27

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もちろんモチロン!クリスチャン・スレーターさま目的で見ましたよ♪ 今回の役どころは、有能だけど手段を選ばない「ヘッドハンター」の役。 まるで、悪質ストーカー並みの(実際ストーカーでしょうね)しつこさで、相手が落ちるまで粘るのだ。しつこいしつこい。当然イイ感じの役柄じゃないです。しかし、そこが、スレちゃま。似合っておりました♪ スレーターが狙うのは、ベン・キーツ。 彼は、ある追跡装置を発明します。それは、ある薬(みたいな液体)を飲むと、端末機に飲んだ本人がどこにいるかを映し出してくれる(上手くいえません!)つまり、これを飲んだらどこにいるか一目瞭然。子供なんかの誘拐を防ぐ目的で開発されたようです。 まともかく、そんなすごい発明をした男を、業界のライバル会社かなんかが仲介屋を通じて欲しがる、その仲介屋がクリスチャン・スレーターなんです。 心理的に追い詰められていく感じは「パシフィック・ハイツ」みたいな感じがしたんだけど、緊迫感は今回それほど感じられなかったなぁ。 それと、あの発明品…。ほんとうにそんなに役に立つんだろうか。映画の中ではそれほど重要な役割を果たした感じがなかった。肩透かしな感じでした。 途中で、プロのセキュリティーシステム会社の人が薀蓄を語るんだけど、情報の保護って今の社会ではすごく難しそう。どんなに守りたい情報もすごく簡単に漏れてしまうんだなぁと思って、こわくなった。 「知識は情報であり、情報を握るものが権力を握る」とかなんとか。 あの講釈には「ふむふむ」とか思った。 サスペンス度はちょっと期待はずれでしたが、わたしはスレちゃまが見られたらなんでもいいので…^^。久しぶりの新作だったので嬉しかったです!