善き人のためのソナタ ★★★★★
監督 フロリアン・ヘンケル・フォン・ドナースマルク
出演 ウルリッヒ・ミューエ 、マルティナ・ゲデック 、セバスチャン・コッホ 、ウルリッヒ・トゥクール 、トマス・ティーマ 、ハンス=ウーヴェ・バウアー


素晴らしい映画を見ました。
アカデミーの外国語映画賞など受賞しています。前から評判を聞いてて、どうしても劇場で見たくて上映最後の今日、近くのシネコンではない隣の市の映画館に、わざわざ40分クルマを走らせて行きました。意気込みのほど感じてください(笑)。なんせヤフーの映画で今、★の数の多い映画ランク1位なのです。(2位は「ロッキー ザ ファイナル」だ!やったー!)

さて、1984年、東西ドイツが統合する前の東ドイツが舞台。
ある男の事情聴取というか尋問の場面から物語がスタート。その模様を録音したテープを学生たちに聞かせながら国家保安省(シュタージ)の局員ヴィースラー大尉は「反体制の人間が国家に背く罪を犯した場合」の落とし方を諄々と説いています。40時間眠らせないで尋問する、と言う方法を得々と披露したりして。「それはあまりにも非人道的では?」と異議を唱える学生がいようものなら、席次表にチェック入れているという徹底的な国家人間。
この、ドップリ東側人間の主人公が、自由思想の舞台監督のドライマンから、反体制思想の持ち主である証拠を掴もうと、24時間体勢で盗聴つきで監視する事になります。そして主人公が盗聴から知ってゆくドライマンの生活とは…。

思想統制の中で自由を求める事の困難さを舞台作家ドライマンを通じて、まざまざと見せ付けられます。このドライマンの体制に反してゆこうとする態度が、男っぽくて魅力的です。その中で誰が裏切るのか、誰が守ってくれるのか…、皮肉な成り行きや意外な展開が続きます。タイトルの「善き人のためのソナタ」はベートーベンの曲のタイトル。これはスターリンに「この曲を真剣に聞いたものは、悪人になれない」と言わしめた名曲。その曲がもたらしたものはなんだったのか、最後には大きな感動があります。是非ともご覧下さい。(ここから先はネタバレになりますので、映画を見たい人は読まないで!)


やっぱり一番印象に残るのは壁の崩壊後のものがたり。自由が手に入ったと言うのに、それまで迫害され続けてきたドライマンが、そこから作品を一つも上梓できないという皮肉。恋人の裏切りと死がもたらしたショックが大きかったのだろうと思うけれど、大きな「敵」がなくなり放心してしまったと言うのもあるだろう。それが再び書けるようになったいきさつが感動モノなんです。
また自由を手に入れたドライマンとは逆に、不遇に耐える主人公の姿が涙を誘います。報われないのがあまりにも哀れで切ない。
ドライマンが彼を見つけて、でも声をかけないのがいい。結局ドライマンの感謝の気持ちを伝える手段は…。

是非ともご覧になっていただきたい名作です。
マーダーボール ★★★★
これは、事故や病気で四肢障害を負った人たちが、車椅子でラグビーをしてパラリンピックでの優勝を目指すと言うドキュメントです。
かなり質の高いドキュメンタリーで、本当に見応えがありました。
最初のうちは、登場する人たちがスポーツマンにあるまじき柄の悪さ??で引いてしまいそうになりましたが、とんでもない。柄の悪さはすなわち勝負へのこだわりでもあり、見る見る釣り込まれていったのです。
まず映像がすごい。スタイリッシュだし作り方が巧く見てて飽きない。
また、このスポーツ自体マーダーボール(殺人ボール)と言うだけあって、すごい迫力。ぶつかり合っては地面に転がされ伏してしまったり、ものすごい乱暴な感じなんだけど、おそらくそれ以外では腫れ物に触るような扱いを受けているのだろう彼らが、このコートにいる間は余計な遠慮とか配慮とかのないフリーな場所にいるのでは・・。コートでは選手たちにとっても本来のシンプルな自分自身になれるのではないかと思いました。
ただ、自分がどうして車椅子に乗るようになったのか、と言ういきさつ成り行きやその当時の気持ちなどの思い出話も絡めてるので、もちろんそれは切な良い持ちにさせられました。あるひとは、自分の体に羽が生えて空を飛ぶ夢を見るとか・・・。
また、同じように障害を負ってしまったリハビリ中の青年の、戸惑いや苛立ち、そして、車椅子のラグビーを見て目を輝かせる場面なども印象的。
全体を通して、アメリカチームと、カナダチームの確執や競り合いが主に描かれています。ともかく、どっちが勝つのかドキドキはらはら!
アメリカチームで中心選手の一人として活躍してきたジョージが、ただ一度冷遇された事に腹を立て、アメリカチームを捨ててカナダチームの監督になったりして。アメリカチームを知り尽くしているからカナダにはとても有利になり、連戦連勝のアメリカの勝利を阻むのです。
いよいよやってきたパラリンピックでの勝負はいかに。
是非ともご覧下さい。
リバティーン ★★★
監督 ローレンス・ダンモア
出演 ジョニー・デップ 、サマンサ・モートン 、ジョン・マルコヴィッチ 、ロザムンド・パイク 、トム・ホランダー 、ジョニー・ヴェガス


17世紀の英国。王(ジョン・マルコヴィッチ)に追放されたジョン・ウィルモット(ジョニー・デップ)は、3か月後に恩赦を受けてロンドンに戻ってくる。彼は悪友たちに自分がきわどい性描写にあふれた政府批判の詩を詠(よ)んで追放されたという武勇伝を聞かせるのだった。 (シネマトゥデイ)
うーん、、、正直言えばストーリー的には「ふーん・・・」と言う感じしかないのですが、ジョニーの魅力は全開だったのでは。前半妖しくセクシーな感じに目が離せませんでした。そして後半、崩れてゆく主人公の鬼気迫る姿に呆然として、これまた「すごい」と魅入ってしまいました。
最後、王の弁護にやってくるジョニーの姿が圧巻。見応えがありました。
しかし、これ、ジョニー以外の役者が演じていたら絶対に見なかっただろうし、見ても途中でやめていたと思う。それって、映画としてはどうなのでしょうか。
でも、ジョニーが出てるからオッケーなのでした。
キンキー・ブーツ ★★★★☆
監督 ジュリアン・ジャロルド
出演 ジョエル・エドガートン 、キウェテル・イジョフォー 、サラ=ジェーン・ポッツ 、ジェミマ・ルーパー 、リンダ・バセット 、ニック・フロスト


これは面白かった〜!!こう言うの好き!!
物語は、実話を基にした作品だそうです。
信念と歴史のある職人気質の父親が作り上げてきた靴工場、父親の急死で、急遽社長に就任したのが主人公のチャーリー。ところが、順調に見えた会社は実は倒産寸前だったのです。そこでチャーリーが起死回生のアイデアを放つ・・・。
アイデアというのは、ふと知り合ったドラァグ・クイーンの舞台を見て、履くものに困っているらしい彼女たちの靴を作ろう!というもの。
このドラァグ・クイーンのローラがすっごくいい!なんたって綺麗だし迫力がある。舞台も歌も。しぐさや表情がものすごくいいのです。胸に迫るものがある。彼女の孤独感や差別されている事の辛さ、自身の中にある葛藤などがひしひしと伝わります。ともかく女っぽいのにカッコよくって魅力的!
それに引き換え主人公のチャーリーはかなり頼りない男。だけど、彼がだんだんと頼りになる「社長」に変わって行くのが、見ていて気持ちが良いし、ワクワクする展開です。最初の頼りなさとは打って変わってカッコよくなる。それに頼りない時やイライラさせられる時は、はっぱをかける従業員のローレンがこっちの気持ちを全て代弁してくれてストレスになりません(笑)。
好きなシーンは、→ネタバレなのでドラッグしてどうぞ・・・最初にダサいブーツを見せられてローラがめっちゃ怒るシーン。そしてローラが腕相撲でわざと負けるところ。ドンに恥をかかせたくなかったんだなぁと思った。そこにローラの優しさを見てすごく好きになりました。
最後のショーのシーンは予想の範疇だったけど、それでも感動したし楽しめた。赤いブーツがチャーリーに見える演出が憎い、これって出会いの時のシーンの再現だし。でも、自分がローラを傷つけておきながらあの電話の中身はないと思いましたけど
。・・・ネタバレここまで
感動するけど押し付けがましくなく、先は見えるけど飽きなくて、笑ってジーンとしてとっても気持ちのよい映画でした。好き♪
守護神 ★★★☆
監督 アンドリュー・デイヴィス
出演 ケヴィン・コスナー 、アシュトン・カッチャー 、ニール・マクドノー 、メリッサ・サージミラー 、クランシー・ブラウン 、セーラ・ウォード


ここのところ、見たかった映画が一気にレンタルリリースしてて、どれにしようか迷った挙句これにしました。劇場に見に行こうかと思っていたぐらいだったんだけど、見に行かないでもよかったかなぁ・・・。
とりあえず、アシュトン・カッチャーって男前!
「バタフライ・エフェクト」のときに初めて見て「エエ男や〜」と思ったけど、アゴが割れているのが惜しい。アゴ割れの苦手な私です。でも頭は小さいし全身のバランスのよさって言ったら、ちょっと映画界でも1、2を争うのでは。たとえアゴ割れてるとしても ギャスパーよりわたしはこっちが好きかも。
ケビン・コスナーはトシ取ってしまったけど、やっぱりわたしは彼のファンなので、いい男二人も出てて眼福、眼福。それだけでも満足な一本です。

さて、肝心の内容ですが、海洋救助隊の話で、先達が生意気な新人を導き、その中で生じる友情・・・というありきたりなストーリー。「バックドラフト」なんかを思い出したのだけど、どうも内容的にはパッとしなかったかなぁ。多分、トレーニングのシーンが延々と続いたので飽きてしまったかも。
救助の話というよりも、トレーニング中の主人公二人の確執が友情に変わってゆく部分が大きなテーマみたいだった。それを思えば良い映画とも言えそうだけど、うーん・・・つまらなくはなかったけど・・・
可もなく不可もなく・・・って言う感じ。
主人公二人に魅力を感じる人は見るべきかとは思いますが。

わたしの個人的な萌えツボはネタバレにつき、反転してください→、→ケビン・コスナーが演じるベンは奥さんに愛想つかされています。で、ベンは離婚したくなくて、奥さんに縋るのです。出てゆこうとする奥さんに「行かないでくれ」とか「努力するから」とか・・・。腹を立てるとかじゃなく、本当に哀願してる感じ。そこがツボ。わたしだったら折れちゃうなぁ。あんな人に懇願されたら拒めないよ。しつこく電話してみたり、訪ねていったりして・・・。いいなぁ、なんかああ言うの、胸キュンでしたわ。最後に会った時の後ろからの抱擁なんて、ぐっと来た。多分、ケビン・コスナーだったからだと思うけど。
リトル・ミス・サンシャイン ★★★☆
監督 ジョナサン・デイトン 、ヴァレリー・ファリス
出演 グレッグ・キニア 、トニ・コレット 、スティーヴ・カレル 、アラン・アーキン 、ポール・ダノ 、アビゲイル・ブレスリン

すんごい評判が良いから、すっごく期待してしまった。それでなのかなぁ、なんか・・・思ったよりも「ふつー」で「可もなく不可もなく」って言う感じ。
たしかに面白かったし飽きなかったし、ほのぼのしたりジーンとしたり、楽しく見ることが出来たし「いい映画だなぁ」と言えると思うけど・・。
ロードムービーってキライじゃないのだけど「ストレイト・ストーリー」なんかも、何度も借りてきてはそのたび寝てしまい、結局最後まで見たことがない。
この「リトル・ミス・サンシャイン」は退屈もしなかったし、実際最後の「ミス・コン」のシーンまでは面白かった。登場人物たちのクセのある感じとか、ちぐはぐした家族の雰囲気とか。だけど、あの「ミス・コン」の舞台が・・・。
ここからネタバレで→つまり、ミスコン「リトル・ミス・サンシャイン」を目指して1000キロ以上の旅をして、途中でバスは壊れるわ、お父さんの本の出版は駄目になって破産の憂き目に会うわ、挙句におじいちゃんは死んでしまうわ(これにはびっくりした)、おにいちゃんは色弱が発覚してパイロットになれないことが分かってパニクったりと、ともかくトラブル続き。トラブルが続くうちに家族の絆が深まってゆくのが良いと思うのですが・・・。で、最後のミスコンのシーン。名だたる美少女たちがトップを目指してるのに、なぜあのオリーブちゃんがあそこに出場できたのかまず不思議。予選に通過したのか、書類審査だけでたった12人に絞ったのか、カリフォルニアには12人しかミスコンに出場したい子供がいないのか・・・。あまりにも場違いな感じが見ていて痛かったのです。いたたまれなかった。とても「ほほえましい」と言う気持ちからは程遠かった。家族がオリーブちゃんと一緒になって「恥をかく」のが感動どころなのかも知れんけど、わたしにはただひたすらいたたまれない気持ちがしただけ。恥をかいたって良いじゃない!・・・って思えるほどわたしは強くない、恥ずかしい事が怖いと思う弱い人間なのだと思いました。
前評判が良すぎて期待しすぎたのが悪かったのか、それとももともとなのか、よく分からないけどわたしにとっては「まぁまぁよかったかな」って言う程度。たしかにオリーブちゃんは可愛かったけどね!
ピーターパン ★★★★
今さらレビューも感想もないと思うけど、今回レンタルに娘が選んだ「ピーターパン」。もう何度借りていることでしょう。好きで好きで。わたしはピクサー作品のほうがどっちかというと好きなんだけど、娘たちはなんとアニメのほうが好き。
ディズニーアニメは登場人物が個性的で面白いのですが、この「ピーターパン」は特に誰も彼もが面白い!犬のナナや登場まもなく殺されてしまう船乗りさえも。フック船長は、コミカルで面白いけどどこかカッコイイよね。フックとスミーが一番すきなのです、わたし。
もうひとつ、わたしのツボはウェンディの動きです。あのお嬢様お嬢様した動作のひとつひとつが目を引かれちゃう(笑)。静香ちゃん走りもウェンディには負けるとな。
「いいなぁ行きたいなぁネバーランド!」と、思うには、わたしはトウが立ち過ぎって感じですがね。

さて、うちがいつも借りるのはVHSなんだけど、巻末にメイキングが収録してあります。これがすっごく面白い!「白雪姫」なんかもメイキングが丁寧に紹介してあるけど、わたしは「ピーターパン」のほうが好き。少年だったころのディズニーが、初めて「ピーターパン」の舞台を見て感銘を受けたのが1910年代。1930年代後半、白雪姫の製作中に映画化に乗り出す。1939年に映画化権を取って、画家のデビッド・ホールによって絵が描かれます。最初はナナもネバーランドに行く予定だったり、もっとおどろおどろとした雰囲気だったりしたようです。音楽も全然違ってて、その、結局ボツになった方の音楽が当時のストーリーボードと一緒に見られます。
まもなく第二次世界大戦が始まり、製作が中断。1950年に再開。
ピーターパンは従来どおりの「少年」の姿で登場します。(舞台や映画では女性が演じていたのです)作画担当のミルトという人が心がけたのが「軽さ」。パンは「飛ぶ」のではなく「浮く」のだと。それを表現するのに苦労したという話が印象的です。
ティンカーベルが今こうして登場するまでの、デザインの遍歴なんかも面白いです。
しかし何よりも圧倒されるのは、アニメのために役者たちが実際に同じように演技をして実写フィルムを作ったということ。観客に見せるためのフィルムではなく、アニメーターたちが人物の動きを自然なものにするための参考資料としての、フィルムだったのです。
肩越しに振り返ると首はどこまで一緒に回るか、反対側の腕の動きやあごの動きなどにも丁寧に着目・・・。だからこそ、あんなに自然で滑らかな動きがアニメなのに実現しているのですね。今ならコンピュータですぐにできちゃうんでしょうが、当時の苦労がしのばれるとともに、そこまで徹底して映画を「作った」ディズニーはすごいな〜と、感心させられます。
アニメ作品そのものも面白いけど、このメイキングがわたしはすっごく好きなのです。
プラチナエディションにはさぞかし色々ついているのだろうなぁ・・。欲しい我が家です。
フランシスコの2人の息子 ★★★★
監督 ブレノ・シウヴェイラ
出演 アンジェロ・アントニオ 、ジラ・パエス 、ダブリオ・モレイラ 、マルコス・エンヒケ 、マルシオ・ケーリング 、チアゴ・メンドンサ


評判につられて、遠いほうの映画館(クルマで30分)まで行って見て来ました。やっぱりこれも期待しすぎたのが悪かったのか、そーんなには大感動でもなかった。けど、決してつまらなくはないんですが。風景も綺麗だったし。カントリーミュージックが好きな人ならもっと楽しめたと思うので、そういう方がいらっしゃったらオススメです。

物語をさくっとご紹介すると、フランシスコという男が息子たちには自分と同じ苦労(貧しい小作農)をさせたくないので、音楽への道を与える。その息子たちの半生を、父親フランシスコの視点で描くと言うものです。

実話なんですって。これ。ほぼ全編ドキュメンタリーみたい。ドキュメンタリーを上手く映画にしてあると言う感じで、その点はすごくよかったと思う。
実は最初、この息子、すっごい音痴だったのです。それがいつの間にか歌が上手くなっているところや、先生や教則本もなく、ただ一度演奏家に指導してもらっただけで楽器が弾けるようになるなど、もしも、これがフィクションだったら納得できない場面が多々あったのだけど、実話じゃ文句も言えません(笑)。ありていに言えば、子どもに夢を無理やり押し付けている父親とも言えるので、そこは「紙一重」なんです。(よく似た映画として思い出しのが「北京バイオリン」。でもそれとは、子どもが本当に音楽をやりたいと思っているのかいないのかと言う所で、全然違いました。)
でも、決して息子たちは父親に逆らわないのですね。反発もしない。ただ親の言うなりに音楽をやり、キライな生卵も飲み(笑)巡業に行けと言われれば行くし、行くなと言われれば行かない。
そんな前半の、息子たちが子ども時代の部分は子どもたちも可愛くて、子どもたちの歌声とともに楽しめたのですが、息子が大人になってからはちょっとダレてしまったかな。恋人と出会ったときのシーンはくどかった。。。

さて、サンパウロに出てきてもなかなか夢の実現に至らず、失意のうちに帰郷する息子のためにフランシスコが取った行動は・・・!!

以下ネタバレです↓

それは、息子の歌がラジオで流れるように、電話でリクエストする事。何度も何度も、別人に成りすましそりゃもう何度も何度も。そしてその場にいた人や仕事仲間に頼んだりして、ともかく給料全てを電話代にしてリクエストを続けるのです。
あまりにも滑稽で・・・そして感動的でした。
その甲斐あって、ラジオに流れた二人の曲は、たちまち大人気に。フランシスコのお金が底をついてもトップの位置をキープ。
そしてついに念願のレコード発売になったのです。
フランシスコの息子たちは、いまやブラジルでは不動の人気を誇るカントリーミュージシャンらしいです。それが最後に分かったのでわたしは「あぁよかったね〜!!」と感動した。何もないところからのサクセスストーリーなので、その部分は素直に感動できました。特に最後のコンサートの場面、ホンモノたちが出てきて、その本人たちの使い方が上手いなあと思ったし、ホンモノのフランシスコが息子の歌を聞きながら泣いてて、こっちもつられて泣いてしまった。逆にお母さんは泣いてなくて微笑んでたけど、女は強いなと思った(笑)。またフランシスコ氏が結構華奢だったので意外だった。力仕事ばかりしてきたのでもっと屈強な、この映画の役者さんのような人を想像してたので。
しかし、これで大成功したから良いけど、成功しなかったら・・・??ちょっと考えてしまった。でも、ブラジルと言う土地柄を考えると一概にそんなことも言えないのかもしれませんが・・・。

最後に「エミヴァルにささげる」という文を見たときは流石に胸がつまりました。映画の中に登場する「エ・ア・ロール」と言う歌の詩も、恋人への歌であると同時に、幼くして死んでしまった弟への言葉とも取れます。

ブラック・ダリア ★★★
監督 ブライアン・デ・パルマ
出演 ジョシュ・ハートネット 、アーロン・エッカート 、スカーレット・ヨハンソン 、ヒラリー・スワンク 、ミア・カーシュナー 、マイク・スター


ジョシュ君が出てるので劇場に行ってでも見たかった作品です。ブラックダリア事件と言う本当にあった猟奇殺人事件に魅せられてしまった二人の刑事の物語。
ブラックダリア事件が本筋なんだろうけど、そこに行くまでがもたついた気がしたので、ちょっとのめりこめなかったかな。
でも、あの戦後の時代の雰囲気がよく出てたし(アメリカと日本の戦後のこの違い!)、ジョシュはカッコイイし、楽しめる要素はたくさんありました。「原爆投下以来の大ニュース」って言うニュアンスのブラックダリア事件。って、ちょっとそれはどうかと思ってしまった。疎なもんなの?たしかにすごい猟奇殺人だけどさ・・・。そんなところでちょっと萎えてしまったかな。
ダイ・ハード4,0 ★★★★★
これは文句なく楽しめた!ひょっとして、今年映画館で見た映画の中で一番「面白かった」かも。
今まで何度も危機に陥った人類ですが、そのネタとしては「宇宙人侵略」「隕石落下」「核戦争」「地殻変動」などなど・・・。結構「またか」って言う感が否めないと思うけど、今回はそんなことは思わなかったです。コンピューターに頼りきっている今の社会ならではの恐怖、それがものすごくリアルに描かれていた。いつこう言う事態が起きても不思議じゃないと思って怖かった!
それに加えて映像の迫力。これでもかこれでもかと言う場面の連続で、興奮のうちにあっという間の2時間強でした。(時間も長すぎず短すぎずで良かった)
しかし、助ける相手が妻から娘(ファイナルデッドコースターだよね)になってしまいましたね。なんか、その辺が「妻」としては寂しいかなぁ(笑)。それに「娘を助ける」というストーリー展開は正直「もういいです」と言う感じなのだけど(ひとえに「24」のせいです。)それを差し引いてもよく出来た映画です。

それにしても、「ロッキー」と言い「ダイハード」と言い、長年のブランクを経たシリーズが「今さらやらんでも」と思われたものが頑張ってるじゃないですか〜!「スパイダーマン」とか「パイレツオブカリビアン」なんかより評判がもの凄くいい。(わたしは「パイレーツ」好きですよ。でも評判としては結構悪いので)なので「ランボー」も「インディ・ジョーンズ」も今からとても楽しみです♪
頑張れ〜〜おじさんたち!!(笑)

監督 レン・ワイズマン
出演 ブルース・ウィリス 、ジャスティン・ロング 、ティモシー・オリファント 、クリフ・カーティス 、マギー・Q 、シリル・ラファエリ
ダーウィンの悪夢 ★★★★
ものすっごい淡々としたドキュメンタリーです。
上手に編集しようとか、見せ場を盛り上げようとかそういう意図があまり感じられない、ただ映像が見せる事実をこちらが見ているうちに、だんだんと作り手の言いたいことが明らかになり、そしてこっちは衝撃を受ける。
盛り上がりには絶対的に欠けるので、つまらない部分も正直言ってあります。でも、最後まで我慢して見てください。と言いたい。

「ダーウィン」と言うと「進化論」、だから生態系の話なのかと思っていたけど全然違います。
確かに最初は生態系の話なのですが・・・。


アフリカ最大の湖、ヴィクトリア湖。
そこにホンの50年ほど前にバケツ一杯の魚が放流されました。
それが巨大な肉食魚「ナイル・パーチ」です。
琵琶湖のブルーギルみたいなもんで、在来種を片っ端から食べてしまい、ヴィクトリア湖の生態系をめちゃくちゃに壊してしまいました。
でも、そのナイルパーチが食用として海外に向けて輸出されているので、そこには漁をして、大きな加工工場で働く人々(それによって生きている)人々がいます。
一見活気に満ちて見えるその場所は、実は娼婦や、ストリートチルドレンのたまり場。当然エイズも蔓延しているし、住むところのない人たちが飢えてあふれています。いくらでも獲れるナイルパーチは、現地の人は口にする事ができず。現地の人が食べられるとしたら、加工過程で出されたゴミになる部分だけ。なんという矛盾。
それを加工してゴミを食用に加工する工場は、工場ともいえないものすごい不衛生な所で、ウジの沸いた魚のゴミを干したり熱を加えたり。画面からはニオイは分かりませんが、見ているだけでも相当の覚悟が要るほどの・・・。当然有機ガスが発生して、目が完全に無くなってしまった女性もいて、それでもそこで働いているのです。
ナイルパーチの主な輸出先はEUや日本・・・。

それだけではありません。
もっと大きな問題は、その輸送に使われる飛行機にあります。ナイルパーチの輸出が盛んな事に目をつけたのは武器商人たち。彼らにとっては戦争や内乱ほど「おいしい」ことはないのです。そして、生きるために、より良い暮らしをするために兵士になりたい、だからと言って「戦争」を待ち望んでいる人たちがいるということ。それほどまでに「普通の暮らし」からは遠い暮らしをしている人たちがいると言う事。
何も知らずにアフリカ産の白身の魚を食べる日本人であるわたしたち。見終えたあとには深い虚無感が・・・。

いつも思うけど、あそこで目を潰されながらアンモニアとウジの中で生計を立ててる女の人は、ひょっとしたら自分だったかもしれない。他の子供たちと一握りのゴハンを奪い合いながら、夜はシンナーやタバコをすって何もかも忘れて眠ろうとする子どもは、わたしの子どもだったのかも知れない。
その違いはスレスレだったかも知れない。
そう思うと、この日本で安穏に生きられる幸福をもっと真摯に受け止めないといけないなぁと痛感させられます。自分が恥ずかしい。
カレンダー・ガールズ ★★★★
監督 ナイジェル・コール
出演 ヘレン・ミレン 、ジュリー・ウォルターズ 、シアラン・ハインズ 、ペネロープ・ウィルトン 、セリア・イムリー 、リンダ・バセット


夫に先立たれ、追悼の意味から病院にソファを送ることにした主人公たちが、資金集めのためにカレンダーを売り出すことにします。しかし、それがただのカレンダーじゃない、自分たちのヌード写真のカレンダーだったのです。
1999年に発売され、30万部のセールスとなった「婦人会ヌード・カレンダー」の発案者となった女性たちの物語。映画中にも本当のカレンダーが登場しています。オバサンたちのヌード、誰が見たいんでしょうか…と思えない。とっても上品で明るくて清々しい!(でも自分だったら絶対イヤ)
カレンダーを作る事になるまでの紆余曲折、そして予想外に話題になりカレンダーの売れ行きが良く、あれよあれよとスターダムにのし上がってしまった彼女たちのはっちゃけぶり、喜びや戸惑いが、瑞々しく描かれています。
突然夫を亡くして打ちひしがれる妻の姿、そして慰めようと親身になる親友の姿なども、こちらの年齢からしてもただ他人事と思えず胸打たれるのですが、なんと言っても特筆したいのは舞台となったヨークシャー地方の美しさ。本当に綺麗な場所なんですね〜〜、この地方。
この景色の中で主人公たち(おば様たち)が、太極拳をやるシーンがあるのですがなんかもう胸がぐっと詰まるほどに綺麗。
だいたい女が何人も集まったらきっと、あんな事やこんな事があって、ただ和気藹々って言う感じにはならないに違いない。でもそんな中でこんな風に一つの物事を成し遂げてゆく過程が素晴らしい。こんな仲間がいたら老後が楽しいよね、と思えます。こりゃ、若い人が見てもピンと来ないかもね(笑)
「クィーン」のヘレン・ミレンの演じた主人公の姿がよかった。有名になってちょっと自分を見失ったりしながら、結局自分を取り戻す・・・だんなさんも良いんです。アメリカからの帰りに待っててくれるシーンはツボ!(待ち伏せなのね)
おまけ映像で、この映画のモデルとなったご本人たちも登場しているんだけど、彼女たちがゴールデン・グローブ賞にノミネートされて華々しい舞台に赴くシーンなんかも必見。見てよかったー。
スネーク・フライト ★★
監督 デヴィッド・R・エリス
出演 サミュエル・L・ジャクソン 、ジュリアナ・マーグリーズ 、ネイサン・フィリップス 、ボビー・カナヴェイル 、フレックス・アレクサンダー 、トッド・ルイーソ


ご存知飛行機の中で蛇どもが大暴れして乗客を襲いまくるパニック映画。
正直言って全然楽しめなかった。冒頭の殺人事件、それを目撃した男を組織は命を狙い、FBIは証言台に立たせるためにハワイから本土に連れて行こうとする、その飛行機の中で起きたのがこれなんですけど・・・。で、そこまでは面白かったんですけど。
あまりにもばかばかし過ぎて。エッチなことをしていたら襲われると言う、昔ながらのお決まりパターンにもゲンナリしてしまったし。人によってはこのシチュエーションの真っ当さに受けたりするんだろうなぁ。
蛇がなんでそこまで人に対して攻撃的なんだろう・・・とか、考えたらもうだめ。そういう人はこの映画を見ては行けません。
たぶんこれは作り手が確信的にふざけて作ってると思う。受け入れられる人とそうでない人に分かれる、見る人間を選ぶ映画。多分「なんじゃこれー」「ありえーん」とかみんなでワイワイ楽しく突っ込みながら見る映画と思います。(でもエロがちょっぴりあったので娘と一緒に見られなかったの。それが敗因)
ホステル ★★★★
監督: イーライ・ロス
製作総指揮: クエンティン・タランティーノ
出演: ジェイ・ヘルナンデス デレク・リチャードソン エイゾール・グジョンソン バルバラ・ネデルヤコーヴァ ヤナ・カデラブコーヴァ


ヨーロッパを旅して歩く大学生が、旅の途中で知り合って意気投合して、どこぞの誰かに聞き込んだ情報を元にニヤケながらスロベキアに向かいます。その情報とは、そこではアメリカ人の男はモテてかなり奔放な女性たちと、楽しい時間を過ごす事ができると言うもの。たしかにその街のホステルで彼らは美人と知り合い、楽しい夜を過ごすのだったが、3人の仲間が順番にいなくなってゆく。最後に残ったパクストンは2人の行方を捜すのだが・・・。

前半後半まったく別の意味でドキドキさせられました・・・(^_^;)。まぁ前半はあそこまでサービスは要らないと思ったけど、後半とのギャップのために必要だったか?
後半、一体何が起きているのかが分かってくる部分、結構怖いしグロイし目が離せなかった。最近見たスプラッタ系の中では好きなほう。
たしかに特殊メイクは上手くなかったかもしれないけど、そんなことはどうでも良くて、この組織『エリート・ハンター』がやっていること→実際の人間を自由に拷問して殺す事に快感を覚える人々が、大金を積んで会員になっている。この人たちの狂気が一番怖い。実際にありそうな気もしてきた。 ここから逃げる主人公のスリルが伝わってきて怖かった。日本人の女の子も登場するが、彼女の場合顔をグチャグチャにされて目玉が飛び出してしまう。男は彼女を助けようとするけど、彼女は自分の姿に絶望して列車に飛び込み自殺。判る気もする。心理描写もさりながら、人が死ぬ場面の容赦なさ・・・しかし、どこか作り物に見える場面が良いと思う。あんまりホンモノっぽすぎても怖すぎる。ちょうどよいぐらいのスプラッタ度でした。
不都合な真実 ★★★★
アメリカの元副大統領、アル・ゴア氏の「地球温暖化警告メッセージ」です。ドキュメンタリーと言うか、ゴア氏の「講義」「授業」「プレゼンテーション」を見るという感じ。わたしは本のほうも読んだのですが、本人の説明付きの巨大スクリーンの映像は迫力が大きかった。(自分の家でフツーのテレビで見たんだけど)
地球環境を考える時、大きな問題は温暖化だけじゃなく、酸性雨とか生態系の破壊とか…数え切れないほど他にもたくさんあるんだろうし、見たところで、環境問題を考えた所でもうどうにもならない所まで来てるんじゃないの?と思ってしまう。あるいは実際自分たちの生活を根底から変えなければならないとなると…見てみぬフリをしたくなったり。
しかし、みなさん、見ましょう。この作品を。
色んなデータを見せられるまでもなく、台風が大きくなってきたとか、ハリケーンや竜巻の数とか、日本では春先の黄砂がひどくなってきたとか、真夏日が多くなってきたとか、最高気温が年々更新していくとか、温暖化は肌で感じていることです。
それを映像で見るとまた、愕然とさせられます。
南極や北極、グリーンランドの氷がえらいことになっています。大きな氷壁がガサガサと崩れて溶けていく場面を見たら、怖いです。
永久凍土がなくなってしまうとどうなるのか。何万年の間に地球の大気や温度はどう変化してきたのか。びっくりします。
(氷にも「年輪」みたいなものがあり、何万年前もの氷を分析すると当時の大気の状態や温度まで分かるんですって、すごいね)
そして、「温暖化は今からでも止められます」というゴア氏の真摯な訴えが、胸に切々と迫ります。
映画の公開の後、ゴア氏の家ではもの凄い量の電気代をつかってるとかなんとか、スキャンダラスに報じられてたけど、この映像を見る限りそんなことはモンダイになりません。誰がこんな風に、骨身を削って温暖化対策を訴えて回るのでしょうか。自宅の電気代とは関係ないです。
日本は先進国の中では一人が出すCO2の量は少ないほうだったみたい。このままこの路線で頑張ろう、そしてちょっとでも減らしてゆこうねと思いました。
フォレスト・ガンプ ★★★★
監督 ロバート・ゼメキス
出演 トム・ハンクス 、サリー・フィールド 、ロビン・ライト 、ゲイリー・シニーズ 、ミケルティ・ウィリアムソン 、マイケル・コナー・ハンフリーズ


実は、これ、見るの初めてなんです。
アカデミー賞もとってるのにね。なんかご縁がなかったのですね。
原作は読んでいます。面白かった。なので、一度映画も見たいと思っていたので念願がやっとかなったわけですね。
トム・ハンクスの若さからしてかなり前の作品なのね。
でも、今見ても充分面白かったです。

知能指数74とか75と言う主人公のフォレスト・ガンプが、幼馴染のジェニーを思いながら、母親の言いつけをひたすら守り、その時々の人生を一生懸命に生きてゆく物語。
足が悪く、義足が必要だったフォレストが、苛めっこから逃げるために走り出す。そこからフォレストの人生が始まった感じ。ともかく全編の中で走っているシーンがとっても多い。いじめっ子から逃げるフォレスト、ついにはフットボールの選手になり大学にまで入り、軍隊に入り友達や上官との出会いと別れ、卓球をして中国に行ったりして国家の英雄になったり、エビ漁で大もうけをしたり。母親が死に、そしてジェニーに徹底的に失恋すると、今度はまた走る、走る。走ってもまた英雄に。波乱万丈の人生がコロコロと展開されてゆきます。
その「コロコロ変わる展開」が面白いと言えば言えるのだけど、正直「そんなに面白くないかも」と思ってたんです。途中飽きてきたかも。長いんだもん(笑)。
でも、ラストがねー、来たよ。
映画の大半はフォレストがとあるバス停で、誰に尋ねられるでもなく自ら語る今までの人生の来し方。あるひとは「大ぼら」と笑い、あるひとは感涙する。なぜそのバス停にいるのかというと、最後に失恋してからずっと会っていなかったジェニーに「来て」と言う葉書をもらったから。
それまで話を聞いていた老婦人は、葉書の住所がすぐそこだと教えてくれる。フォレストがそこを訪ねると、今までとは打って変わって落ち着いたジェニーが迎えてくれます。ジェニーにはなんと幼い子どもがいて、その子どもの名前が「フォレスト」だと言うのです。もう、このあたりから涙がダー…。「父親と同じ名前をつけたのよ」「お父さんも『フォレスト』って言う名前なんだね」「あなたの子よ」また涙がダー。「子のこの頭は…普通なのかい」その質問にまたまた涙。
せっかく手に入れた、人生の全てをかけて愛した女性をせっかく手に入れたのに、皮肉な事にジェニーは残りわずかな命で、あっという間にお墓の中に。墓に向かって語りかけるフォレストの言葉に、また涙。
こんな感じでとっても感動してしまった。よかったよかった。見てよかった。音楽と羽も効果的でした!

でも、原作でわたしが好きだったエピソード「宇宙飛行士」の部分がなくってちょっと残念だったな。
ハリーポッターと不死鳥の騎士団 ★★★★☆
ものすごく面白かった〜!!
まず最初にハリーが例のホウキで空を飛ぶのですが、そのシーンの迫力や美しさ、羨ましさに早くも目頭が熱く。
シリウスとの再会にまたまた涙。
全編に溢れる、ハリーの「両親への思慕」には相変わらず、ジーンとさせられてしまい涙。
今回、今までで一番泣けました!!
娘に聞くと、なんか原作には程遠く内容が物足りないみたいですけど。
映画しか見てない人にはそれなりに楽しめると思いました。
やっぱこのシリーズは本より映画が先のほうが楽しめるような気がするなぁ。

それにしてもあのゲイリー・オールドマンが「いい人」に見えるんだから、ハリーって不思議。魔法のせいか??
ヘレナ・ボトム・カーター登場していますが、相変わらず怖いよ、このひと。
それとみんなの成長が嬉しいやら寂しいやらですが、ダドリーが大きくなっていてビックリ!(笑)
でもなんといっても今回は双子ちゃんでしょう。双子ちゃんのファンの人は多いだろうけど、今回も楽しめます。
そしてやっぱりあの人ってレイフ・ファインズだったのねん。そうじゃないかと思ってたんだけど、今回クレジットが出たのは初めてですよね。
今回スネイプ先生とハリー父の過去が明らかに。ひどいよ、ハリー父。初めてスネイプ先生に同情したよ。




監督 デヴィッド・イェーツ
出演 ダニエル・ラドクリフ 、ルパート・グリント 、エマ・ワトソン 、ヘレナ・ボナム=カーター 、ロビー・コルトレーン 、レイフ・ファインズ




タイトル
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