パッセンジャーズ ★★
飛行機事故がおき、生き残った人々のメンタルケアを担当するセラピスト。 患者たちのトラウマを癒すのは並大抵ではなく、セラピーから外れていく人もいる。 が、不振な出来事が多発。尾行者がついたり、事故の原因がはっきりしなかったり。 セラピーから離れていく人は、なぜ? 事故はなぜ起きたのか? いったい誰が尾行しているのか? という、サスペンスかと思ったんですが、真実が分かった時点で脱力〜! なんじゃそりゃ〜〜! と、叫びたくなりました。 私には無理。この設定は。 あの有名な映画は、いいんですけどね〜。こちらはダメです。
スケアクロウ ★★★★
これまた古い映画を見ました。 ジーン・ハックマンとアル・パチーノの競演、「スケアクロウ」です。1973年作品。 二人とも若い!! アル・パチーノは1972年に「ゴッドファーザー」に出演して、次の作品のようです。このあと同年「セルピコ」に出てます。(「セルピコ」は、「サタデー・ナイト・フィーバー」で主人公ジョントラボルタが壁にポスターを貼ってます。当時のアメリカの男子にかなり人気があったのでは?) 「ゴッドファーザー」や「セルピコ」と比べて(実は「セルピコ」は見たことがないんだけど(^_^;))ずいぶんかわいいイメージの本作。違和感もないし、こういうのもイケるなー。ほんと、可愛かったです。 偶然道行が一緒になった二人の男のロードムービー。 刑務所から出てきたマックス→ジーン・ハックマンは、それ以前に貯めたお金があるピッツバーグを目指し、ライオン→アル・パチーノは自分が家出した家族のもとへ帰るためにデトロイトに向かう。 ケンカっぱやく人を信用しないマックスと、人を笑わせることが好きなライオン。 性格が全然違うふたりですが、次第に友情を感じるようになっていく・・・という物語。 一緒に洗車屋をやろう、元手はある、と会ったばかりの男であるライオンを誘う。無防備だなぁと思わせられるけれど、マックスなりの理由がある。ライオンもそれをマックスに問います。 どうして僕を誘うんだ?と。 答えは「最後のマッチをくれたから」・・・と言うもので、とても印象的でした。 二人はトラブルから矯正施設に一月の間入ることになってしまうんだけど、そこでも、喧嘩しながらも相手を思う気持ちが見られていよいよハートウォーミング。 でもそれだけでは終わらず・・・。 ラストはかなり切ないです。切ない中にもユーモアがあって、深い余韻を残します。 あえてハッピーエンドにしないからこそ、余計に心に残るんだろうなぁ。
ザ・カップ〜夢のアンテナ〜 ★★★
チベット仏教の寺院で修行中?の若い僧たちが、サッカーのワールドカップを見たくて引き起こす騒動を描いた映画です。いろいろとカルチャーショックと言うか「へー、ほー!」という発見の連続。 厳しい修行の身であっても、若い少年たちはサッカーが好き、サッカーが見たい!その気持ちは普通の少年たちと変わりませんね。彼らに対して、頭ごなしにダメと言うのではない先生たちの姿に好感が持てました。 めずらしい映画です。 最近はまっている辺境作家・高野秀行さんのブログの紹介で興味を持ちました。 高野さんは大絶賛しておられたけど、私は★3つ半ってとこか。 日本で入手できる唯一のブータン映画だそうです。(でも、舞台はインドですけどね。) その希少価値含めてのご紹介です。
殺し屋1 ★★
これねー。マンガ原作の映画化作品です。 そのマンガ原作って言うのは、拙ブログ(漫画のほう)に、詳しい内容が書かれているので、興味ある人はどうぞ。 こちらです。 この記事のタイトルにも書いたけど、ほんと、読んだことを内緒にしたほうが良いんじゃない?と思うほど、グログロな漫画でした。 その映像化ってことで、覚悟してみたのですが、以前私はその手のスプラッターは好んで見る人間だったのに、最近心が弱くなったのか(笑)まともに見ることが出来なくなりました。 ので、1,5倍の早送りで見てしまったのです。 それでも充分にグロかったです。 だけど、やっぱり漫画の迫力には及びませんでしたけどね。。。 ともかく登場人物のすべてがヘンタイです。 自分的には、こういう映像が苦手になりつつある自分にちょっとショックかな(笑)
トワイライト~初恋~
 
★★★★

ヴァンパイヤと普通の女の子のラブストーリーです。 と言っても、ラブ未満・・というか、吸血鬼である彼のほうは、彼女を大事に思うあまり踏み込めないんですよね。 だからプラトニックになって、却って萌える設定です。 実はこの彼氏役の俳優の顔とかは、全然好みじゃないです。女の子もキレイと言えばきれいだけど私の好きなタイプじゃない。だけど、二人の関係には萌え萌えです! なんといっても、吸血鬼であるだけに無敵の強さ!そして超能力者並に、彼女の危機には敏感に反応してくれます。 女の子の夢に、素敵な男の人が自分の危機にスーパーマンのごとく救いに来てくれる・・・というの、ありません? この映画はまさにそれを体現しているんですよね。 特別な存在である吸血鬼が自分だけを見つめてくれるというのも、夢ですよね。 全体的に、現代にそぐう設定になっていて、吸血鬼の進化系っていうのも面白い。 かつて、自分が吸血鬼を待っていて、自分も吸血鬼になって永遠の若さと命を手に入れたい・・と思ってたことを、思い出しました!(笑) 笑う人は笑うでしょうが、分かってくれる人は分かってくれるんじゃないかな〜(笑) うちらの世代で吸血鬼と言うと、萩尾望都さんの「ポーの一族」が影響大きいと思うんですね。 まぁ映画を見ながら私も、いろいろとイタかった自分を思い出したり、今でもイタさは健在なんだなぁと確認したり・・・大変楽しい時間を過ごしました。 娘たちにはそれほど、評判良くなかったけどね。 私が萌えすぎてて、引いちゃったかもしれませんね(笑)
ミッドナイト・エクスプレス ★★★★
1978年と言うから、もう30年以上も前の作品です。それもそのはず、私が高校時代に良く聴いていたサントラ集の中にこのサントラがあり、映画は見たことがなかったけど心に残る音楽で、物悲しさがものすごく好みでした。 この歳になりようやく、映画本編を見たのですが、こういう映画だったとは驚き。 トルコに旅行中の青年が、ほんの出来心で麻薬(ハシシ)を持ち出そうとしてつかまり、そのまま投獄され、理不尽なほど長い拘束と扱いを受ける絶望を描いたものです。 最初は「自業自得でしょうが」と言う思いもあり、でも、やっぱり刑が重過ぎると言う思いもあり・、で見ていたんですが、映画の魅力としては、やっぱり「絶望」から逃れられない男の心が伝わってくるあたりでしょうか。 「ショーシャンクの空に」のようにすがすがしさなどひとかけらもない、ただただ苦しい思いが募る映画なのです。 これを、30年前のトルコってこんな司法制度がまかりとおっていたんだね、と、過去のものとしてみるのか? 偶然にもこの映画を見た先日、中国では同じように麻薬がらみの犯罪を犯した邦人が死刑になると言う衝撃のニュースが飛び込んできました。郷に入っては郷に従えとは言うものの・・・。 昔の作品ですが、そういう意味で、「新しい」気がしました。
コネクテッド ★★★★

これは、キム・ベイシンガー、クリス・エバンス出演の「セルラー」の香港版リメイクです。 オリジナルよりも面白いと言う評判があるので、見てみました。 感想としては、やっぱりオリジナルのほうが面白かったんですが、香港版もなかなかの面白さで、これはこれでたいへん堪能しましたよ。 「セルラー」は、突然平凡な主婦が誘拐されてしまい、監禁された部屋から壊れた電話で偶然つながった相手に助けを求めると言う物語。この、助ける男っていうのが、かっこいい若者で、かっこいいんだけどダメ男。それが主婦の求めに真剣に応じていくうちに、男ぶりをあげていくと言う、なんともかっこいい話なんですね。 これはケータイの機種が当時出たばかりの機種で、動画も撮れるし送ることが出来るっていうのが画期的だった。作品にはその機能をうまく絡めてあったので、なるほど!という面白さもありました。今この映画を見ると、そのあたりがちょっとわからないかも。。動画が撮れるのも送れるのも当たり前の今では。 「コネクテッド」は、内容としてほとんど「セルラー」と同じ。 「セルラー」で、主婦を助ける青年がめちゃくちゃかっこよくて、助けられた主婦は助かったと言う安堵とともに、自分を助けた青年がこんなにイケメンだったという事実にも「わぁ、こんなかっこいい子に助けられたの私?」という喜びが2倍にも3倍にもなったと推測され・・・(笑) 「コネクテッド」では、逆にうら若くキレイな未亡人を、冴えないダメ男の助けて、主人公が「俺の助けた人、こんな美人だったんだ、よかったよーおれ、がんばって」って思う感じがありありです(笑) それと、この助けるほうの男を「ダメ親父」にしてあり、子どもとの関わりも描いてあるのが、浪花節と言うか・・けっこう日本人の好みじゃないかなーと思います。私もほろっとしました。 ちょっと長すぎるかな?とは思うけど、飽きさせず見せられて大満足でした。
ハンサム★スーツ★★★
テレビ放映を見ましたが、なかなか面白かった。役者さんたちの好演もあったでしょうね。 展開は読めてしまい、意外性はなくて、そこそこだと思いますが、全体的に楽しめたし好感が持てる内容だったと思う・・・・けど、テレビで充分・・・と思いました(^_^;)
おいしいコーヒーの真実★★★
以前「チョコレートの真実」と言う本を読んだけど、まったくそれのコーヒーバージョン。 「チョコレートの真実」は、世界中の人にチョコレートが好まれるようになった歴史や、背景も含めて分かりやすかったし、中間搾取やフェアトレードに対する問題提起なんかも、素人にも分かりやすく書かれていました。 映画と本と比べるのは無理があるかもしれないけど、こちらはちょっと分かりづらかったかなぁとおもいます。いっそ、「ブラッドダイヤモンド」みたいなエンタメ系のサスペンスにしてしまうほうが、より理解されるのではないでしょうかね。 でも、発展途上国の国々がものすごく辛酸をなめさせれらているというのは伝わってきたけど、こちらも「加害者」の立場なのではないの?本当に自分の問題として捉えるのって、難しい。ダイヤモンドは「買わない」と言うのも実践するのも簡単・・・特に私はアクセサリーをつけない人間だから。 ダイヤモンドの値段が釣り上がっても痛くもかゆくもないけど、コーヒーの値が2倍にも3倍にもなったら困ると思ってしまう。コーヒーを飲まない、チョコレートを食べない・・・って言うことは無理だし、また「不買運動」がそのまま苦しんでいる人たちのためになるかどうかも分からない。 こういう映画を観ると、どうしていいのか分からなくていつも結局考えるのをやめてしまう。 明確な答えはきっとあるに違いないけど、見ないようにしているのかな。
3時10分、決断のとき★★★★
いまどき珍しい???西部劇です。 結構面白かったです。やっと捕まえた超大物ギャング(ラッセル・クロウ)を護送すると言うのが大まかなストーリーですが、経営難に陥っている牧場主(クリスチャン・ベイル)が報奨金目当てに護送に加わる。 途中いろんな邪魔が入り、すんなりと目的地の駅にたどり着けない。無事にギャングの親分を護送できるのか?と言う話です。西部劇なので、単純明快で派手にどんぱちとやって面白いです。そこに屈折した牧場主の心境とか、その子どもの思春期の気難しさとか、親子の関係とか、ギャングに対する気持ちに変化が現れて内面の葛藤なんかもあって、なかなか飽きずにぐいぐいと観られました。男くさくてかっこよかったです
ストレンジャーズ / 戦慄の訪問★★
実話ベースのサスペンスと聞いて、そして、ネットサーフィン中に好感触の感想を拝読して、そしてこのジャケット写真がいかにもこのみな感じがして借りたのだけど、結論は「いまいち」でした。 一軒家の中で、何者かによって恐怖のどん底に陥れられた二人のカップルの一夜。「ファニーゲーム」みたいな感じかなと期待したのですが・・・・。 主人公のリヴ・タイラーが、恋人と別れ話をしたばかりで、ギクシャクした雰囲気の中で「旋律の訪問者」が訪れるんですが、前振りが無駄に長く(恋人同士の喧嘩の原因や、そこに至るその夜の出来事なんてこの際どうでもいいことが、結構長々続いてうんざり)いざ、怖い場面になってからも、お化け屋敷的に「わっ!」と威かされる感じの怖さしかなくって、心理的な恐怖は全然感じませんでした。 まぁ個人的にははずれです。一緒に観た15歳の娘は怖がってました。これが怖いとはうらやましい限りです。おばさんには物足りませんでした。
パーシー・ジャクソンとオリンポスの神々 ★★★★
とりあえず・・・。 イケてましたーーーー!! 主人公の男子! 次世代注目のイケメン俳優になること間違いないと思われます! 自分的にはかなり注目。 「3時10分、決断の時」に、クリスチャン・ベイルの息子役で出てたときに「お。。カワイイ〜♪」と思って、チェックしてこの映画に主演していると知り、見るつもりもそんなになかったのに、見に行ってきましたよ。 可愛かったー・・・・(*^_^*)満足満足。
その男 ヴァン・ダム★★★★
JCVD・・・ジャン・クロード・ヴァン・ダムの、自伝的ノンフィクションのようなフィクションのような作品です。 映画の中で、本人が本人役で、しかも主役で登場というのは結構珍しいタイプの映画じゃないでしょうか。斬新です。(「マルコヴィッチの穴」などもタイトルからして、本人が本人のまま登場してるようですが、こちらは未鑑賞) それに加えて、ともかく「自虐的」。 落ち目で、初老のアクション俳優。ひっきりなしに出演依頼は来るけど、どれもB級で小品。 あげく妻とは離婚、娘の親権も取れない、お金もない、人気もない・・・・と、ないないづくし。 そんなヴァンダムだけど、ふるさとに帰れば有名人で人気者。 それなのに、娘の親権をめぐる裁判費用が欲しいためか??郵便局強盗をしでかしてしまった・・!!! ・・・のか? という、「事実」と「虚構」の境目はどこだか分からないような、観客を煙にまくタイプの作品だけど、上手く煙に巻かれてしまったようで、とても楽しめたし、最後には「うっ・・!」と、胸が詰まるシーンも。 実際、私もヴァン・ダムさんのことは、名前は知っているし、映画もなんか見たような気がするけど、タイトルも覚えてないぐらいで、「木曜洋画劇場」専門?みたいな印象を・・(ひどい・・・ゴメンなさい・・でも、世間的にもそうではないでしょうか?・・・またまたゴメンなさい(^_^;)) マネージャー?見たいな人物に文句を言うシーンがあったり、カメラ目線で誰に言ってるんだかわからないけど、辛い時期の気持ちを率直に語るシーンがあったりと、ヴァンダムさんのご苦労みたいなものが、ぎゅっと凝縮されていて、今まで粗末に扱ってきてゴメンなさいという気持ちにさせられる。 でもそれは「こんなに苦労しているんだぞ!」という押し付けではない。 有名になったからと言ってラクに暮らせるわけではないんだなぁということが切々と伝わってきてこちらも切なくなります。でも、湿っぽくはなりすぎず、逆にそれをネタにして、ちゃんとエンタメになってるのがすごく面白い。 実在の映画監督や、よく似たカテゴリーに属する俳優さんの名前も出てくるんですが、それも笑える。 「ウインド・トーカーズ」私は結構好きですが(笑)。 まぁ普通ここまで自分を晒せ出せないでしょう。お見事です。 現実と映画とは違いますよね。。。でも、現実にだって、映画みたいな感動はちゃんとある。 そんな作品。 がんばれ!!JCVD!!!また映画見るからね!!(笑) 実はこの映画のときのJCVDと今の私は同じトシ・・・すごい肉体だ。
アイ・カム・ウィズ・ザ・レイン★★
キムタク、イ・ビョンホン主演として話題を呼んだこの映画。 私のお目当てはもちろん、ジョシュ・ハートネットです。 テレビで映画の宣伝活動を見ていたときはキムタク主演なのかと思ってたけど、完全に完全にジョシュが主演です。 内容は・・・・正直言って全然面白くないです。 3人の絡みは本当に少なくて、ストーリーは、ジョシュの演じる探偵(警察上がり)が、依頼されて依頼主の息子を探すという物語。それだけです。 その息子がキムタクで、彼には「癒し」のパワーがあるんですね。それで貧しい人たちのところに行っては、人々を癒して病気や怪我を治しているようなんです。ほとんどセリフなし。 そのパワーに癒された女が一人・・・・その女の、カレシがイ・ビョンホン。かなりアブナイところのある刑事です。 ジョシュには刑事だった過去に担当した事件のせいで、トラウマが残り今もそのトラウマに悩まされているんですが、その点も良くわからなかったし、イ・ビョンホンがどうしてあんなにアブナイヤツなのかも良くわからなかった。 こう言う世界観が好きな人、出演者たちが好きな人は楽しめるかも知れませんが、ジョシュが好きな私も楽しめなかったなぁ。 「インビジブル・ターゲット」に続き、ショーン・ユーが熱演していました。 ショーンは「頭文字D」にも「ジェイ・チョウを探して」にも出演している、ジェイとつながりのあるひとなので、応援しています♪この映画でも、ジョシュの次に彼が一番良かったです♪
消されたヘッドライン★★★☆
友人である議員の秘書が事故で死んだ。新聞記者である主人公はスキャンダルに巻き込まれそうになるその友人を救うべく調べてみると、その事故が「殺人」であるという可能性を見つけた。時を同じくして、一人の若者が深夜の路上で殺された事件があり、その関連を調べるうちに意外な真実に近付いていく。。。。という政治がらみのサスペンス。 この主人公の新聞記者に、ラッセル・クロウ。旧友の議員にベン・アフレック。え?同級生ぐらいなの?とちょっとビックリ・・・(笑) それはともかく、中々面白いサスペンスでした。こう言うのは好みです。最後の最後まで見せてくれました。 ラッセルは好きじゃないはずなんですが、なんか・・・見てしまう。やっぱり好きなのかしら・・。
キング・コーン★★★☆
ドキュメンタリーです。多分町山智浩さんの「アメリカ人の半分はニューヨークの場所を知らない」で紹介されていたと思うんだけど、そのときから「見たい」と思っていた作品。 二人の若者が、まず、髪の毛の検査を受けます。そこで、自分の毛髪の炭素の成分のほとんどが、コーンであると知ります。なぜ自分のからだの炭素のほとんどがトウモロコシなのか?その謎を解くべく、二人で土地を借り、トウモロコシを育てると言う「実験」をすることになったのです。 育てながらも、二人は「トウモロコシ」にまつわる、色んな現実を目の当たりにしていきます。 まず、トウモロコシって作ったら政府から援助金みたいなのが出たりして、絶対に「ソン」しない感じでした。だからみんな自分の畑をトウモロコシ畑に換えて行って、今ではそこらじゅうトウモロコシ畑。 どの畑もトウモロコシ畑になってしまって、自給ということは大丈夫なの?と、ひとの国だけど心配になってしまいます。しかも、主人公たちがとれたトウモロコシを食べてみると、「まずい」んですって。食用じゃなくて、家畜のエサになったりするトウモロコシを、こんなにたくさん作ってるってことでした。 そうして大量に収穫されるトウモロコシ。ものすごい収納庫があるんだけど、そこに入りきらないで、なんと野ざらしになっていたり。それもビックリでしたが、いくら家畜のエサや燃料になるって言っても、畑で取れた収穫物なのに、彼らそのトウモロコシの山を足で踏んづけて登ってました。 出来たトウモロコシがどこへ行くのか、追跡する事にした二人は、またまた衝撃の事実に出会います。 覚えている範囲で書くと(^_^;)、ともかく、トウモロコシを使った食品が巷にあふれ、意識せずともトウモロコシを食べない日はない。それはなぜかと言うと、トウモロコシを使えば安上がりだから。でも、安い食品は要注意。アメリカ人のかなりの人がいま、糖尿病で苦しんでいるとのこと。その原因の一端は安い甘味料が原因らしい。すっごく肥満だったタクシー運転手は、数年前に炭酸飲料を飲むのをやめたら、体重が半減したという写真を見せてました。自分たちは当時、肥満の原因が炭酸飲料だったなんて全然知らなかったと・・・それで毎日大量に飲んでいたそうです。その結果、今体重は半減したけど彼も糖尿病にかかっているとのことでした。彼だけじゃなく彼の家族たちや周囲の人たちも・・・。 有名なファストフードの食品なんて、トウモロコシを食べた牛の肉(牛は本来、草食動物なのに、家畜肥料としてのトウモロコシ=穀物を無理に取らされているので、胃酸過多になり胃に穴が開いてしまう、それを防ぐために抗生物質を与えている。そういう牛の肉を人間は食べている)、トウモロコシで作った油で揚げたポテト、飲料に含まれる甘味料はコーン由来、コーンシロップ、コーンスターチ・・・・ついつい手軽で安くて美味しいから買ってしまうあのお店のハンバーガーたちも、そんな内幕を聞かされると・・・ゴメンなさい、怖くなってしまいました。 でも食べちゃうだろうと思いますが。 食がいかに大事か。 安い食品だけを選んで食べる危険性、 人間の都合だけを考えた流通や消費のしくみ などなど、色々と考えさせられてしまいました。 最初、浮かれるように元気一杯で、トウモロコシを作ろうとしていた二人の主人公なのですが、映画の最後には笑顔もなく、作ってしまったトウモロコシをどうしたらいいのか途方に暮れる様子なんかが、最初の「元気」と対照的でした。
インビジブル・ターゲット★★★★
これは、香港が舞台のアクション映画。ものすごく派手に宝石などを奪う窃盗団と、3人の警官たちの戦いを描いてあります。 3人の警官の一人は、ニコラス・ツェーの演じるチャン刑事。窃盗団の仕掛けた爆弾で彼女を失い、復讐に燃えています。ショーン・ユー演じるフォン警部補は、彼らに潰された面目を挽回しようと必死。そして、ジャッキー・チェンの息子、ジェイシー・チャン演じるワイ巡査は、行方不明の末にその窃盗団のグループとして捜査対象になってしまった元刑事の兄の疑いを晴らすため・・・・という、それぞれの思惑を持ちながら、メチャクチャ強い窃盗団と闘うのです。 見所はなんといってもド派手なアクション。スピード感もあって飽きないし、グイグイと引っ張られました。 また、今までノーチェックだったけど、ニコラス・ツェーってなかなかハンサムですね。映画の中で花があって見入ってしまいました。
タイトル
感想
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