2012年
読書メーターの記録では99冊読んだことになっています。
自分でつけた分では97冊。なぜかよく分りません。ちゃんと付けてるつもりなんですが。
まぁ数字の多少の違いは良いとして、自分的によく読めました。
面白い小説も多かった。
今年のテーマは「毒親」でした。
あと、親の介護みたいなのも胸に迫るものがありました。

ランキングは、小説部門、海外小説部門、ノンフィクションの3つに分けました。
参考になれば幸い、参考にならなくても私のランクをご覧になって
「へぇ〜」と思ってくだされば嬉しいです。
2013年もたくさん、面白い本が読みたいな!ヽ(^o^)丿

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2012年 年間ベスト10 小説部門
ソロモンの偽証 T U V/宮部みゆき 久しぶりに宮部さんですっごく楽しませていただきました。長いのにちっともだれることなく、全体通してのものすごいリーダビリティはさすがとしか言えませんでした。文句なく面白かった!!
64/横山秀夫 最初のうちはちょっととっつきにくくて、リーダビリティという点でやはり「ソロモンの偽証」のほうが勝ったかなと思うけど、でも読後の深い満足感と後半の目くるめく展開には、「このミス」1位は伊達ではないと感じました。しびれました。脱帽!!
母の遺産―新聞小説/水村美苗 親の最期を看取るということの大変さがひしひしと伝わった。死に行くときに「別物」になってしまう人間の悲しみ、それを見送る側の気持ちに圧倒された。
ひそやかな花園
紙の月/角田光代
角田作品から2作ランクインしました。読み応えはどちらも同じくらいあったと感じたけど、個人的に「ひそやかな花園」が好きでした。「紙の月」は現実味のないことをふわふわとやってしまう主人公を、とても現実的に描いてあって面白かった。そして怖かった。男はその後どうやって生きるのか、続編を書いて欲しいです。
七つの会議/池井戸潤 これもすごく面白かった。社員は会社にとってちっぽけなねじなのだ。しかし、たかがねじ、されどねじ。ねじの反乱。「空飛ぶタイヤ」についで面白かったと思う。
147ヘルツの警鐘 法医昆虫学捜査官/川瀬七緒 虫を法医学に取り込んでミステリーに仕立てるなんて!!面白かった!!ただし虫の嫌いな人は要注意!!
歪笑小説
禁断の魔術
ナミヤ雑貨店の奇跡/東野圭吾
ほんとは「歪笑小説」が一番面白かったけど、あとの2作品も面白かったので入れときました。歪笑小説は東野さんらしいユーモラスな物語で、もっとどんどんこういうの書いて欲しいな!!東野さんの本今年もたくさん読みました。これからも楽しみにしています!
俺に似た人/平川克実
「母の遺産」と同じくこちらも親を看取る小説。こちらは男所帯の寂しさと言うか、とても淡々としてたけど、妙に胸を打つ作品だった。文中あちらこちらにハッとさせられるくだりがあって、また読み返してみたい本です。
クローバー・レイン/大崎梢 気持ちの良い物語でとても楽しめた。。「出版」と言うひとつの目的に向かって、人の気持ちが寄り添うさまは、爽快で感動的だった。
10 舟を編む/三浦しをん 三浦しをんさん、オタクを描くのがお上手!と思った。まさに言葉のあふれる様が海のように、宇宙のように感じて、この言葉の中で生きている自分の幸せを感じた。



海外小説はあんまり読めてませんが、読んだ中ではかなり面白いのがありました。
っていうか、すごく面白いものなら海外小説も読むというか…。

2012年 海外編年間ベスト6 
特捜部Q―檻の中の女/ユッシ・エーズラ・オールスン
特捜部Q―キジ殺し/ユッシ・エーズラ・オールスン
面白かった〜〜。特に好きなのが「檻の中の女」で、 登場人物も、事件の凄惨さもその動機も、そして真実に近づく過程も、何から何まで面白かった。マールとアサドのコンビが絶妙。続きも追いかけたい!!
アイアン・ハウス/ジョン ハート いやんもう主人公のマイケルがカッコよすぎる〜〜。惚れました!!
開錠師/スティーブ・ハミルトン ミステリーというよりも青春小説みたいな部分もあって2度美味しい作品でした。さくさくっと読めるよ。
クリスマスに少女は還る/キャロル オコンネル ドキドキハラハラ、グイグイと読みました!!
荊の城 上・下/サラ・ウォーターズ えええ〜〜??っていう怒涛の展開で、何度「なんと!!」と、のけぞったことか。ラストまで含めてとても楽しめました。
忘れられた花園 上・下/ケイト・モートン 3世代の女たちの物語が現代にうまくまとめられていて、徐々に真実に近づいていく過程がスリリングで面白かった。



ノンフィクション、結構好きなのに今年はいつもよりも読めませんでした。
でも「聖の青春」と「無菌病棟より愛をこめて」は圧倒的に良かったです。
特に「聖の青春」は思い出して、自分の感想文を読んでも泣けてくる(^_^;)ほどよかったです。

2012年 ノンフィクション部門年間ベスト4
聖の青春/大崎善生 読み終えて涙が一時止まらないぐらい感動した。 たった29歳で命を終えねばならなかった村山氏の無念と命のはかなさがともかく悲しい。師匠の森さんとの間にあるつながりにも泣かされた。
無菌病棟より愛をこめて/加納朋子 突然にして「急性白血病」というシビアな病気になってしまった作家の加納朋子さんの、闘病記。でもとても明るくて愛に満ちている。夫の貫井さんの存在感も大きかった。加納さん、病状はどうなのかな。
どん底 部落差別自作自演事件/高山文彦 最初の犠牲者の中学教師が、中高生のときに自身の母親を蔑み罵倒して日々暮らしたエピソードがあった。しかし、後に悔い改めてお母さんに頭を下げたという。涙なくしては読めなかった。
木村政彦はなぜ力道山を殺さなかったのか/増田俊也 力道山を知らない私が読んでも、とても胸打たれる面白い評伝だった。 ともかく、昭和を生きた格闘家たちの生き様にしびれた。


次点→

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2011年 年間ベスト10
オーダーメイド殺人クラブ /辻村深月
絶対に「ジェノサイド」が、今年一番と思っていたんだけど、思わぬ伏兵がいました。ものすごく深く好きになった作品。2週間のうちに3回読んで返しました。まだ読み足りない。登場人物たちが愛しくてたまりませんでした。
ジェノサイド/高野和明 夢中になって読んだ。壮大で、まさにこちらの「思いを越える」内容。こんなに面白い本を今まで読んだか?と思ったぐらい。「オーダーメイド殺人事件」と、同点一位にしてみました。
フクロウからのプロポーズ/ステイシー・オブライエン びっくりするほど面白かった!メンフクロウの生態をとても読みやすく、かつ学術的に描いてある。それが自然とユーモラスにもなっている。著者もふくろうも身近にいるような臨場感。本当の愛情って、こういうものじゃないのか?おしまいのほうは涙が滂沱と流れてしまった。感動的な作品だった。
解剖医ジョン・ハンターの数奇な生涯/ウェンディ・ムーア 「開かせていただき光栄です」を読んでその関連本として読んだ。史実だけあり、迫真の展開。今現在の医療の発達はこういう先人の努力や苦労があったからこそと、頭が下がり、主人公の変人っぷりには度肝を抜かれてしまった。
開かせていただき光栄です/皆川博子 実ははじめての皆川作品。すっごく面白かった!!「もっと死体を!!」ハンター先生、大好きだ。そしてサー・ジョンも素晴らしかった。もっとこの人たちの活躍を読みたいな!!
西南シルクロードは密林に消える 「ビルマ・アヘン王国潜入記」と同じぐらいに「まじめで」(失礼!)読み応えがあり、相変わらず面白く、個人的に高野本2トップ。
下町ロケット/池井戸潤
読了が3月で、ちょっと印象が薄れてしまったけれど、自分の感想文を見直してみて、やっぱり面白かったことが蘇り。キャラの揃った面白いストーリーで夢中で読めたっけ。今思うとやっぱり「空飛ぶタイヤ」のほうが面白かったとは思いまする。
地のはてから/乃南アサ 北海道に入植した家族に育つ、とわの一生。ひたすら描かれたのは、ただ生きているとわの姿。シンプルなそのテーマに、どこまでも逞しく家族を守りぬくとわの生き方に、心から感動しました。
卵をめぐる祖父の戦争/デイヴィッド・ベニオフ ドイツ占領下のロシア、主人公は死刑を免れるために「卵」を探す旅に出る。命と卵。そのアンバランスな滑稽さ。命が卵よりも軽々しく扱われる不条理がさらりと描かれていて、重い物語だけれど主人公たちのたくましさが感動的・・・。
10 白人はイルカを食べてもOKで日本人はNGの本当の理由 /吉岡 逸夫 いるかを食べるのは残酷でいけないことなのか・・・・日本の食文化は世界に認められないのか?だんだんと自信がなくなってきたけれど、この本を読んでその点はすっきり納得。食べてヨシ!!


次点→
ロケットボーイズ/ホーマー ヒッカム・ジュニア
ブラックランズ/ベリンダ・バウアー
裁判百年史ものがたり/夏樹静子
二人静/盛田隆二
失踪家族/リンウッド ・バークレイ
結婚相手は抽選で/垣谷美雨
闇のダイヤモンド/キャロライン・B・クーニー
刑事のまなざし/薬丸岳
チェインギャングは忘れない/横関大
マザーズ/金原ひとみ
化合/今野敏
裁かれた命 死刑囚から届いた手紙/堀川恵子


今年はウォンビン廃人になってしまい、本は10月以降ほとんど読めてない。
それまでは「しめしめ、このペースなら年間100冊、ギリギリいけるかも!」と思っていたのに
結局終えてみれば77冊と言う少なさ。
いつまで続くかウォンビン廃人。


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2010年 年間ベスト10
1 収容所から来た遺書/辺見じゅん
心の底から「この本を読めてよかった!!」と思う本。極限の中で「生きるために」こそ「愉しみ」を感じることの大切さ。ダモイ(帰還)を切望して止まない人々の姿に感動そして涙。絶対的おススメの一冊。
昭和十七年の夏 幻の甲子園 戦争と言う過酷な日々の中でなお野球をすること、観戦すること、それが人々にどんなに希望であったか。死と向き合いながら試合をする選手の姿に涙涙。
天地明察/冲方丁 今年読んだ小説の中で、文句なく、一番面白かった!
サラの鍵/タチアナ・ド・ロネ 知らなかったときには戻れない。知らないほうが良かった。いいえ、知っていなければならなかったのだと、読みながらいろいろな感情に揺れ動きました。 そして、結末。泣きました。 読み終えても余韻が後を引く物語でした。
夏草の記憶
沼地の記憶/トマス・H. クック
今年初めてこの著者の本を読み、ハマりまくりました。記憶シリーズはどれも「何があった?」「誰が何をした?」「何をされた?」とワケが判らないんだけど、だんだんと判ってくるスリルとサスペンス。特にこの2冊が印象的で好きです。
巡礼/橋本治 「孤族」の時代だとか「無縁社会」だとか色々問題になっているけれど、この本もそう言うこと。なぜだかわからないけど、いつの間にかそうなってしまった・・誰のせいでもなく気がついたらこうなっていた・・・と言うことがすごい説得力があった。人事じゃない。怖くて切なかった。
七人の敵がいる/加納朋子 とても上手い小説と思う。著者の意見に100%同意は出来ないし、やっぱり主人公の気性や思考には反感があるけど、そう思う私もだんだん主人公が好きになるし、物語も面白く感じたし・・・。お見事と思えた。
下流の宴/林真理子 上流バーサス下流。だけど、結局何が「上流」で何が「下流」なのか?
逝かない身体/川口有美子 「大切な肉親を『生きていては哀れな存在』と思い込む」過ち 「あるがままの生を肯定する思想」の欠如 「患者を哀れむのをやめて、ただ一緒にいられることを喜び、その魂の器である身体を温室に見立てて、蘭の花を育てるように大切に守ればいい」
生きることの意味を問われ、生命の神秘に圧倒されました。
10 死刑の基準―「永山裁判」が遺したもの/堀川 惠子 「法は全ての被告人の前において平等でなければならない、裁く人によってその生死が左右されてはならない。死刑宣告は裁判官全員一致の意見によるべきである」死刑は是か非か・・・・揺れまくる私です


結構今年は海外小説を読んだな・・・。
SNSの影響だな。国内小説に面白いのがなかったのもある。
ちょっと不作な感じの一年だった。残念かもしれないな。





2009年 小説部門ベスト10
1 メタボラ ものすごく感情移入しました。「おいてけぼり」にいつも不満を抱かせられる桐野作品ですが、「ダーク」(こちらは去年のマイベスト)と「メタボラ」に関してはそれさえも感動的でした。生涯のベスト本とも言えるほど、大好きです。
オリンピックの身代金/奥田英郎 主人公への感情移入はそれほど強くなかったけれど、面白い構成の作品でドキドキハラハラ感を増していてのめりこみました。これに比べたら「無理」は、いまいちムリがあったかな(笑)
水神/帚木蓬生 帚木さんらしい、とても誠実で高潔な人物描写に胸打たれました。リアルな風景描写も相変わらずお見事で、元助と伊八のふたりが堤防の上で働く姿が目に浮かびます。でも実は「国銅」のほうがやっぱり好きだったりして。でもでも、こちらもとてもヨロシです。オススメ!!
乱反射/貫井徳郎 個人的に、3年ぶりぐらいに読んだ貫井さん(多分・・・)。これは面白かった。今まで失礼ながら★4つ止まりの感想しか抱いた事がなかったけど(わ〜〜ごめんなさい、ナニサマ発言で)今回は最高に面白く読みました。「愚行録」「空白の叫び」よりも好きでした。で、その3年前に読んだのが「プリズム」と言う作品で、「乱反射」とは連想される感じがします。次の作品の「後悔と真実の色」がちょっと残念。次作に大いに期待しています。
ベイジン/真山仁 お初の作家さんだったのですが、とても面白くてグイグイと読まされました!北京五輪までに原発運開と言う巨大プロジェクトを背景に、男同士の火花散る戦いや友情、中国と日本の国民性の違いとか・・ともかく盛りだくさんだけど飽きさせず。真山さんのほかの作品、たとえば「レッドゾーン」や「ハゲタカ」も読まなくっちゃ!
輝ける闇/開高健 すばらしかった。文体の迫力、これぞ純文学。打ちのめされました。今年はこの続編と言われる「夏の闇」や、「ベトナム戦記」そして開高さんの人気の高い「日本三文オペラ 」などに挑戦したい。(ムリかも知れないけど・・)
いのちの初夜/北条民雄 高山文彦の「火花」を読んだときから、読もうと思っていた。自分のやがて確実に来る未来を目前にしながらの生活の中で、生と死の間で揺れる著者の気持ちが伝わり泣けます。巻末の友人光岡氏の寄稿文がまた泣かせる。胸にずしりと響く一冊。
ミレニアム
1:ドラゴン・タトゥーの女

2:炎と戯れる女
3:眠れる女と狂卓の騎士/スティーグ・ラーソン
久しぶりに、めっちゃくちゃ面白いエンタメミステリーに出会った感じで、のめりこむように読みました。著者急逝で物語が途中で終わってる感じなので寂しいです。自分なりの「結末」こうなったらいいなぁと言う「妄念」を抱いて読んでいたので。。。翻訳が苦手でもグイグイ行った。凄かったです。
贖罪/イアン・マキューアン この辺になると、翻訳だし、自分的に「背伸びして読んだ」感がありますが、頑張って読んだ甲斐のある素晴らしい本でした。映画が先だったんだけど、映画も良かったし本も良かった。
10 悪党/薬丸岳 心にズシンと来る一冊。赦すとはどういうことか、赦されていない状態とはどう言う状態なのか・・グルグルと考えながら読みました。著者の作風はテーマが一貫しており真摯な姿勢に好感が持てる。次作にも期待しています。


ノンフィクションはジャンル別に分けてみます。
申し訳ないけどリンクなし。
このページに直接来た方はごめんなさい。
一番上のボタン「HOME」でホームページに戻ってタイトルクリックしてみてください。

【社会】

自治体クライシス 赤字第三セクターとの闘い 伯野 卓彦

チョコレートの真実/キャロル・オフ

預けたお金を返してください!/矢吹紀人

介護現場は、なぜ辛いのか―特養老人ホームの終わらない日常/本岡 類

あさま山荘1972/坂口弘

【事件】

我思うゆえに我あり 死刑囚・山地悠紀夫の二度の殺人/小川 善照

実録闇サイト事件簿/渋井 哲也

弟を殺した彼と、僕。/原田正治

橋の上の「殺意」―畠山鈴香はどう裁かれたか/鎌田慧

【自然・動物】

奇跡のリンゴ「絶対不可能」を覆した農家・木村秋則の記録 石川拓治

ハチはなぜ大量死したのか/ローワン・ジェイコブセン

サイのクララの大旅行―幻獣、18世紀ヨーロッパを行く/グリニス リドリー

日本最初の盲導犬/葉上太郎

【未分類】

ビルマ・アヘン王国潜入記/高野秀行
ほか、高野さんの本は結構沢山読みまして、全部ツボでした。

差別と日本人/辛淑玉・野中広務

この世でいちばん大事なカネの話/西原理恵子

自分の体で実験したい―命がけの科学者列伝/Leslie Dendy Mel Boring C.B. Mordan

ぼくは考える木―自閉症の少年詩人と探る脳のふしぎな世界/ポーシャ・アイヴァーセン






2008年
今年は全部で70冊から75冊ほどしか読めなかった・・。(^^ゞ
小説とノンフィクションは約半分半分。
小説はあんまり面白く感じられなくなってきました。
その中でも面白かったのをリストアップしましたが、6冊ぐらいしか・・。
「百夜行」「晩鐘」氷室冴子さんの本などの再読も多かった。

逆にノンフィクションはどれも面白かった。
その中で自信を持ってオススメできるものをアップしました。
順位はあんまり関係ないかな。
2009年はもっと読みたいと思います。

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2008年 年間ベスト6:フィクション部門
ダーク


  桐野夏生
桐野さんを見直した作品。めっちゃすごい吸引力!!桐野作品、マイベスト!と思った。(後に「メタボラ」こそ、マイベストof桐野となります)
告白


  湊 かなえ
2008年一番注目を浴びた作品と作家さん。めくるめく「陰」の世界へ連れて行ってくれる凄い作品。面白くって一気読み。
茶々と家康

 秋山香乃
「茶々と信長」「茶々と家康」に続く三部作の完結編。「信長」から読んでみて下さい!
歳月の梯子

  アン・タイラー
お初の作家さん。 結婚のアマチュアも面白かったです。
石の猿


  ジェフリー・デイーバー
今年はディーバー祭りで「コフィン・ダンサー」「エンプティー・チェア」「魔術師」も読んだけど、一番は「石の猿」。世間的には不評だけど・・・。きっと読む順番が大事と思う。読みすぎて最後はおなかいっぱいになり、「12番目のカード」や「ウォッチメイカー」は、ほとぼりが冷めてから読みます
エンブリオ


  帚木蓬生
インターセックスと二部作ですが、インパクトがあるのは断然「エンブリオ」。久坂部羊の「廃用身」を読んだ時の衝撃に近いものがありました。


2008年 年間ベスト10:ノンフィクション部門
1 そうだ、葉っぱを売ろう!  過疎の町、どん底からの再生


 横石知二
元気に暮らそう。それは「気持ち」から。
自閉症ボーイズ ジョージ&サム


  シャーロット・ムーア (相原 真理子訳)
親として見習うべき所が山盛り
ピンポンさん


  城島充
凄い人がいたものです
明日もまた生きていこう
 十八歳でがん宣告を受けた私



  横山友美佳
ひたすら頭が下がる
誘拐


 本田靖春
名著!
シズコさん


  佐野洋子
母と子の確執は一言では言い表せず
あの戦争から遠く離れて    私につながる歴史をたどる旅


  城戸久枝
戦争を知らない世代は読むべき一冊
性犯罪被害にあうということ


  小林美佳
この本の意義。
なぜ君は絶望と闘えたのか


  門田 隆将
死刑は是か非か・・・・深く考えさせられる。
10 氷上の光と影 知られざるフィギュアスケート


   田村 明子
選手だけじゃなく、コーチ、振付師、ジャッジなどの影で支える人たちにも目を向けられ、知らなかった事がたくさんで面白かった





2007年 年間ベスト10
1 火花―北条民雄の生涯

 高山 文彦
はハンセン病患者の作家、北條民雄の生涯を描いたもので、 人物伝としてかなり優れていると思うので、良ければ手にとって下さい。打ちのめされました
少年にわが子を殺された親たち

  黒沼 克史
文章にも魅力が!
フリーダム・ライターズ

  エリンとフリーダムライターズ
映画もあわせてすっごくオススメ。気持ちよく感動できます!!
神戸大学院生リンチ殺人事件―警察はなぜ凶行を止めなかったのか

  黒木 昭雄
こんなひどい事件があろうか・・・
朽ちていった命―被曝治療83日間の記録

  NHK「東海村臨界事故」取材班
文明と言うものを過信して良いか
三面記事小説

  角田 光代
大好きな分野の小説
十九歳の無念

  三枝玄太郎
本当に無念です
家日和

 奥田英朗
奥田さんは良いなぁ!!
でっちあげ

  福田ますみ
衝撃の一冊
10 悪人

  吉田 修一
小説としては2007年で一番だったかも





2006年 年間ベスト10
1 空飛ぶタイヤ

 池井戸潤
わたしが一番好きなタイプの「小説」。読み終えた後の満足感からして、トップにさせていただきました。
ヴィーナスという子

 トリイ・ヘイデン
ともかく、トリイの子どもへの情熱と懐の広さ深さに頭が下がる。この感動は忘れられません。「愛されない子」「よその子」もともによかったです。もっと読みたい!
小説 上杉鷹山

 堂門冬二
日本にこんなすばらしい人がいたんだという嬉しい驚き。いまどきの政治家たちはもっと鷹山を見習ってもらいたいですな。
未亡人の一年

 ジョン・アーヴィング
長いんだけどつり込まれてしまう。ラストに待ち受けるパンチの効いた感動に読んでよかったと言う満足感と充実感、そして、作中人物たちとの分かれに寂しさを味わいました。
佐賀のがばいばあちゃん

 島田洋七
タレント本だと思って敬遠してたらもったいないです。物質的に豊かであっても、心の持ち方によって人は決して幸せにはなれません・・・そんなことをつらつら考えさせられた。もちろん「がばいばあちゃんの笑顔で生きんしゃい!」「がばいばあちゃんの幸せのトランク」も重ねておススメ!
砂漠

 伊坂幸太郎
まさに、寝食ネットよりも優先させて読みたい!と言う気持ちにさせられた。登場人物たちの心意気みたいなものに清々しさと爽やかさを感じ、読後感がものすごく良かった。
ガール

 奥田英郎
奥田さんのユーモア小説を敬遠していたのだけど、読んだらものすごく面白かったので、この後伊良部シリーズも「サウスバウンド」も読みました。2006年は奥田YEARと言ってもいいぐらい奥田作品を読んだ気がする。
愚行録

 貫井徳郎
わたしにとってはすごくツボだった。そうとしか言えません。
トラベリング・パンツ

 アン・ブラッシェアーズ
映画「旅するジーンズと16歳の夏」の原作本。 「セカンド・サマー」「ラスト・サマー」も重ねておススメ。
10 なぜ家族は殺し合ったのか

 佐木隆三
世の中にこんなに恐ろしい犯罪があったのか、と思う。いや、こんな恐ろしい犯罪を行う人間がいることが、恐ろしいのです。本を持つ手が震えるほどに怖かったのは初めてです。


10位以下で印象に残り、読んでよかったと思った小説たちは
以下のとおりです。
おススメしてくださった方々、
貸してくださった方々、
心からありがとうございました!

武士の家計簿・磯田道孝
空白の叫び・貫井徳郎
サウス・バウンド・奥田英郎
空中ブランコ・奥田英郎
イン・ザ・プール・奥田英郎
梅咲きぬ・山本一力
硝子のハンマー・貴志裕介
茶々と信長・秋山香乃
チーム・バチスタの栄光・海堂尊
陰日向に咲く・劇団ひとり



2005年 年間ベスト10
1 火怨 のた打ち回るような感動に襲われました。思い出しても泣ける。生涯の一冊(上下2巻だけど)になりました!
破軍の星 全身を包み込むような深い感動。これもすばらしい作品です。「火怨」の主人公アテルイと並ぶほど、主人公顕家はすばらしい男性でした!
死亡推定時刻 感動のミステリー。弁護士のリンメイ先生もすばらしかった。最後は泣けました。
容疑者Xの献身
さまよう刃
ふたつ作品を揚げるのはずるいけど、同時期に読んだし、どちらも捨てがたく魅力的。やっぱ東野圭吾はすばらしい♪
天使のナイフ 前半のまったり感は否めないが、後半の展開はその「欠点」を補っても余りある。ミステリーとしては歴史に名を残しそう?
僕たちの戦争
誘拐ラプソディー
母恋旅烏
これも、ずるいかも知れないけど、荻原浩に明け暮れたこの1年で、わたしが一番すきなのがこの3作品。今後も追っかけますよ〜〜♪
夜市 不思議世界にトリップ!浮遊感のある読み心地。
ボーイズ・ビー 心地よい感動と読後感。オススメです!
なんて素敵にジャパネスク 全10冊の迫力。このシリーズを読んでやっとわたしも氷室ファンを名乗れそう。やっぱ、ツボ♪
10 竜馬がゆく 竜馬もいいおとこでした♪


読み終えたばかりのときは「竜馬が行く」はもっと高得点の予定だったけど…。
歴史モノとしてすばらしい2作品を読んだためか?印象が薄れてしまった。
ミステリーで突出した東野圭吾作品を読めたのはラッキーだった♪
荻原浩に始まり荻原浩に終る、そんな2005年の読書履歴だった。
新しい作家として「夜市」の恒川光太郎氏、
「ボーイズ・ビー」「死日記」「県庁の星」の桂望実氏
「天使のナイフ」の薬丸岳氏、
「グドリャフカの順番」の米澤穂村氏らの作品がよかったです。

関東大震災
対岸の彼女
女系家族
夜の果てまで
三億を護れ!
グドリャフカの順番
ぱちもん
死因究明
死日記
主婦と旅暮らし
小説 直江兼続

以上の作品が、10〜20番目ぐらいにくる作品でした。
2006年の目標(希望)は、引き続き歴史モノを読んでいきたいのと、
おもしろいミステリーが読みたいのと
年間せめて100冊は読みたいです!




2004年 年間ベスト10

 
1国銅/帚木蓬生
2 幻夜/東野圭吾
3幸福な食卓/瀬尾まいこ
4愛犬家連続殺人/志麻幸永
5明日の記憶/荻原弘
6漂流/吉村昭
7スメル男/原田宗典
8ナンシー関の記憶スケッチアカデミー1,2/ナンシー関
9天璋院篤姫/宮尾登美子
10 総統の防具/帚木蓬生



「博士の愛した数式/小川洋子」
「ツ、イ、ラ、ク/姫野カオルコ」
「アヒルと鴨のコインロッカー/伊坂幸太郎」
「図書館の神様/瀬尾まいこ」
などなども大好きでした。
実際に読んだ後で書いた感想の★の数と矛盾があると思うけど
振り返ってみればこんな順位に…。
またこれも時がたてば変わるのだろうな…と思う。
やはり、基本的には短編集よりも長編が好きかな?







2003年 年間ベスト10




1アンクルトムズ・ケビンの幽霊/池永陽
2火の粉/雫井脩介
晩鐘/乃南アサ
クライマーズ・ハイ/横山秀夫
3ハンニバル/トマス・ハリス
4ドロレス・クレイボーン/スティーブン・キング
5冴子の母子草/氷室冴子
6 ワイルド・ソウル/垣根涼介
7玄治店の女/宇江佐真理
8檻の中の子/トリイ・ヘイデン
9ジャンヌ・ダルク暗殺/藤本ひとみ
10永遠の出口/森絵都



もう、許して!!
どうしても、上位4作品には甲乙つけがたい魅力を感じます。
なので、ほんとは全部1番にしたいぐらい。
自分の好みという点では、断然「火の粉」なのです。
番外になりますが「子盗り」「邪魔」なども、かなり好きです。
やっぱり、私は「社会派ミステリー」が好きだな!
と、再認識しました。

肝心なのは、事件に至る背景・動機・人間関係などが
きちんと描かれていて欲しい。
完全犯罪の手法にのみこだわる「本格派」と言われる作品も
以前はよく読んだけど、最近では、読めません。

Top10つけてて思うのは、年のはじめに読んだのは印象が薄れてるし
読み終えた直後と時間がたってからの感想もまた違う。
なので、感想につけてる「★」の数と、この10作品は
かならずしも、一致しない事をお断りしておきます。
あしからず

ランクに入っていない作品も、魅力ある作品がたくさんありました。
貸してくださった皆さん、
お勧めしてくださったみなさん
本当にありがとう!
来年もいっしょに読書を楽しんでいけたら良いですね♪




2002年こんな本読みました

今年もいっぱい本を読むことが出来ました。
それだけでも幸せを感じる私です。
今年はなんと言っても特筆すべきは、海外ブーム!!(笑)
いえ、決して今まで海外モノを読んだことがない、というわけではありませんよ。念のため。
でも、まぁ、ほとんど海外ビギナーって感じでしょうね。
その私が今年ほど海外モノを読んだのは初めてです。
ひとえにホラーシスターズ妹たち、そしてその他にもお勧めしてくださったみなさんのおかげです。
他の本も、薦めてくださったみなさんに感謝します。

2002年のベスト3と一覧です。

↓  ↓  ↓  ↓

作品レビューへはリンクしません。ごめんね。
フレーム右の「あいうえお順(作品名一覧)か「作家別(作家別一覧)」から飛んでください。ごめんね。




2002年のベスト3
グリーンマイル/キング 映画を先に見ていたからこそ、ここまで感動したのかもしれない。読書中ずっと映画の登場人物たちが私の頭の中では生き生きと動き回ってくれた。
キングの持つ人間に対する愛情が読者の心を癒してくれるような、すばらしい作品でした。
ミザリーももちろんよかったけど、「優しさ」が描かれている部分でこちらに。
宇宙のみなしご/森絵都さりげない日常を心に深く残る優しい言葉遣いで描く、森さんの人柄に強く惹かれる。「DIVE」シリーズも良かったが、この短い話の中で感動させてくれたので、こちらをあげます。
殺人全書/
岩川隆
作者の根気と努力に感動した。900に届こうかという長編なのに、ちっとも飽きさせず丁寧に読み進めたくなる作風に1票です。


月別一覧
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2002年読書記録・一覧
アンソロジー 亀裂
七つの怖い扉
五十嵐貴久リカ
石田依良うつくしい子ども
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ルース・レンデルロウフィールド館の惨劇
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